後期高齢者(75歳以上)が支援や介護を必要となった主な原因の構成割合(2019年)
1. 男性
データ出所
厚生労働省 国民生活基礎調査を基にGD Freak!が作成
ロボット君のつぶやき
我が国の後期高齢者(75歳以上)の男性人口は2019年1月1日時点で約697.2万人と総人口の5.5%をしめています(人口動態調査)。
このうち要支援と認定される人は2019年2月末時点で43.8万人、要介護と認定される人が同じく118.7万人に登ります(介護保険事業状況調査)。人口比率でみると、6.3%が要支援、同じく17%が要介護の認定をうけ、ほぼ4人に1人が要支援または要介護状態となっています。後期高齢者(75歳以上)の男性が支援や介護を必要するに至った主な原因を「2019年国民生活基礎調査」の結果から見てみましょう。
後期高齢者(75歳以上)の男性の場合、最も頻度の高いのは[脳血管疾患(脳卒中)]で20.3%を占めます。次いで、[認知症](16.6%)、[高齢による衰弱](13.0%)、[心疾患(心臓病)](7.1%)、[骨折・転倒](6.9%)、[関節疾患](5.3%)、[悪性新生物(がん)](3.8%)、[糖尿病](3.5%)、[パーキンソン病](2.5%)、[脊髄損傷](1.9%)、[視覚・聴覚障害](1.8%)の順となっています。なお、日本の高齢者体力テスト(65歳~79歳) や日本人高齢者のADL(日常生活活動)テスト も併せてご覧になることをお勧めいたします。
(参考表) 後期高齢者(75歳以上)の男性が要支援・要介護となる主な原因(疾病・骨折・老衰等)の割合
下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。
[単位 : %]
原因(病名等) | 後期高齢者(75歳以上)の男性(A) | 後期高齢者(75歳以上)の女性(B) | A-B |
---|---|---|---|
[%] | [%] | [%] | |
脳血管疾患(脳卒中) | 20.0 | 8.8 | 11.5 |
心疾患(心臓病) | 7.0 | 3.9 | 3.3 |
悪性新生物(がん) | 4.0 | 1.6 | 2.2 |
呼吸器疾患 | 0.0 | 2.0 | -2.0 |
関節疾患 | 5.0 | 14.2 | -8.9 |
認知症 | 17.0 | 21.1 | -4.5 |
パーキンソン病 | 2.0 | 1.6 | 0.9 |
糖尿病 | 3.0 | 1.5 | 2.0 |
視覚・聴覚障害 | 2.0 | 0.0 | 1.8 |
骨折・転倒 | 7.0 | 17.0 | -10.1 |
脊髄損傷 | 2.0 | 1.2 | 0.7 |
高齢による衰弱 | 13.0 | 15.4 | -2.4 |
その他 | 8.0 | 7.2 | 1.3 |
データ出所:国民生活基礎調査(厚生労働省)
男性(女性)との比較値とは、男女間の相違を見るために「男性(女性)‐女性(男性)」として計算したものです。
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更新日
2020-08-24
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