骨折・転倒で支援や介護が必要となった人の日常生活の自立の状況(2019年)

1. 日常生活自立度

グラフ 骨折・転倒で支援や介護が必要となった人の日常生活の自立の状況(2019年) 日常生活自立度

データ出所

厚生労働省 国民生活基礎調査を基にGD Freak!が作成

 ロボット君のつぶやき

骨折・転倒が主な原因となって自立した生活が困難となり要介護(要支援)状態になる人は、「平成28年国民生活基礎調査」によると高齢者の要介護(要支援)認定者のうちの12.9%と1割を超えます。特に筋力や骨が弱くなった女性の後期高齢者では、ちょっとした転倒でも骨折を起こしやすく、認知症や高齢による衰弱に次いで第3番目に多い原因となっています。転倒・骨折の大部分は室内で起こっているそうです。転倒予防のための住環境の整備も見逃せないポイントと言えるでしょう。

それでは骨折・転倒によって支援や介護が必要となった人の日常生活自立度の分布を、「令和元年国民生活基礎調査」の結果から見ていきましょう。上図は骨折・転倒による要支援・要介護者の日常生活自立度の分布をあらわしています。

最も頻度の高いのは[ランクA]... 屋内での生活はおおむね自立しているが、介助なしには外出できないで35.1%を占めます。次いで、[ランクJ]... 何らかの障害等を有するが、日常生活はほぼ自立しており独力で外出できる(22.6%)、[ランクB]... 屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体であるが座位を保つ(18.5%)、[ランクC]... 1日中ベッド上で過ごし、排せつ、食事、着替において介助を要する(6.9%)の順となっています。backward

続いて転倒・骨折が主たる原因の場合の要介護(要支援)度の分布 をご覧ください。また、日本の高齢者体力テスト(65歳~79歳) 日本人高齢者のADL(日常生活活動)テスト も併せてご覧になることをお勧めいたします。

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更新日

2020-08-24

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