脳血管疾患(脳卒中)で支援や介護が必要となった人の日常生活の自立の状況(2019年)

1. 日常生活自立度

グラフ 脳血管疾患(脳卒中)で支援や介護が必要となった人の日常生活の自立の状況(2019年) 日常生活自立度

データ出所

厚生労働省 国民生活基礎調査を基にGD Freak!が作成

 ロボット君のつぶやき

脳血管疾患(脳卒中)は、「2012年~2014年 人口動態保健所・市町村別統計」によると、男性の死因 では癌、心疾患、肺炎に次いで4番目、女性の死因 に限ると3番目に高くなっています。

脳血管疾患の怖いところは、たとえ一命をとりとめても何らかの後遺症が残ってしまう点です。「平成28年国民生活基礎調査」によると、65~74歳の前期高齢者が介護を必要となる主な原因として、一番多いのがこの病気で、31.7%をしめ、75歳以上の後期高齢者でも13.3%をしめます。また男性に限ると、前期高齢者が介護状態になる原因の38.5%、およそ4割が脳血管疾患によるものです。

それでは脳血管疾患(脳卒中)によって支援や介護が必要となった人の日常生活自立度の分布を、「令和元年国民生活基礎調査」の結果から見ていきましょう。上図は脳血管疾患(脳卒中)による要支援・要介護者の日常生活自立度の分布をあらわしています。

最も頻度の高いのは[ランクA]... 屋内での生活はおおむね自立しているが、介助なしには外出できないで35.6%を占めます。次いで、[ランクJ]... 何らかの障害等を有するが、日常生活はほぼ自立しており独力で外出できる(21.2%)、[ランクB]... 屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体であるが座位を保つ(17.9%)、[ランクC]... 1日中ベッド上で過ごし、排せつ、食事、着替において介助を要する(13.4%)の順となっています。

続いて脳血管疾患(脳卒中)が主たる原因の場合の要介護(要支援)度の分布 をご覧ください。

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更新日

2020-08-24

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