都道府県別の男性の腎不全による標準化死亡比とリスクランキング

グラフ 年次 都道府県別の腎不全の死亡リスク格差 男性の腎不全の 標準化死亡比 (2015年~2019年)

データ出所

厚生労働省 人口動態保健所・市町村別統計を基にGD Freak!が作成

 ロボット君のつぶやき

上のグラフは、各都道府県の男性について腎不全の標準化死亡比を偏差値によって7階級にランク付けし、日本地図上に色分けして表したものです。標準化死亡比が100を上回るほど、全国平均よりも死亡リスクが高いことを意味しています。

各都道府県の標準化死亡比をみると、都道府県の中では青森県が最も高く151.9でワーストワン。次いで高い方から2位が北海道(130.5)、3位が徳島県(121.6)、4位が高知県(120.9)、5位が愛媛県(115.2)。

一方、低い方から数えると、長野県が74.9でベストワン 。次いで低い順に石川県(77.4)、神奈川県(78.7)、新潟県(81.8)、富山県(82.5)。

各都道府県の数値と順位については、下表をご覧ください。

なお、厚生労働省が公表している「標準化死亡比」は、実際の死亡数を、観測対象を構成する各年齢層の死亡率が全国並みであるとみなした場合に想定される死亡数(期待死亡数)で割って比を求め、これを百分率であらわした指標です。

「標準化死亡比」を用いるのは、年齢による死亡率には顕著な違いがみられ、年齢構成が異なる集団間については、死亡率をそのまま単純に比較しても意味がないため、年齢構成の影響を捨象して比較する必要があるためです。

女性についてはこちらのグラフをご覧ください。

(参考表) 都道府県別の日本人男性の腎不全の標準化死亡比(2015年~2019年)と高リスクのランキング

下表は、上のグラフの作成に用いた人口動態保健所・市町村別統計(厚生労働省)による2015年~2019年の都道府県別の日本人男性の腎不全による死亡者数、標準化死亡比(ベイズ推定)、高リスクランキング(標準化死亡比による順位)のデータです。都道府県別のデータを確認したい場合は、都道府県名をクリックまたはタップしてください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

[単位 : 人、全国平均=100、位(47都道府県中)]

都道府県 死亡者数[人] 標準化死亡比
[全国平均=100]
高リスク
ランキング[位]
全国計 63,535 100 -
北海道 4,004 130.520 2
青森県 1,072 151.877 1
岩手県 785 105.307 17
宮城県 1,023 91.799 39
秋田県 742 102.543 19
山形県 751 108.913 13
福島県 1,117 98.415 30
茨城県 1,387 105.451 16
栃木県 973 111.291 10
群馬県 905 98.021 32
埼玉県 2,751 101.374 24
千葉県 2,142 89.430 41
東京都 4,468 87.849 42
神奈川県 2,764 78.744 45
新潟県 1,280 81.766 44
富山県 568 82.484 43
石川県 561 77.398 46
福井県 530 101.210 26
山梨県 439 99.848 27
長野県 973 74.947 47
岐阜県 1,037 101.730 23
静岡県 1,911 109.602 12
愛知県 2,792 94.868 34
三重県 1,017 113.285 8
滋賀県 671 98.752 29
京都府 1,338 96.159 33
大阪府 4,528 114.251 6
兵庫県 2,932 102.010 21
奈良県 663 89.771 40
和歌山県 767 113.765 7
鳥取県 377 101.324 25
島根県 457 91.931 38
岡山県 1,161 98.966 28
広島県 1,733 105.630 15
山口県 1,017 108.442 14
徳島県 597 121.575 3
香川県 676 101.739 22
愛媛県 951 115.197 5
高知県 644 120.863 4
福岡県 2,622 92.771 37
佐賀県 520 93.134 36
長崎県 952 110.575 11
熊本県 1,286 98.092 31
大分県 819 102.259 20
宮崎県 775 103.067 18
鹿児島県 1,444 113.026 9
沖縄県 613 94.322 35

データ出所:人口動態保健所・市町村別統計(厚生労働省)
・死亡者数は2015年~2019年の日本に居住する日本人の合計値。
・標準化死亡比は、都道府県、市区町村の年齢別人口構成に全国平均の死亡率を乗じて期待死亡数を計算し、その人数に対する実際の死亡数を100分率で表したものです。ただし、ここでの標準化死亡比はベイズ推定により計測したもの。
・標準化死亡率の高低は平均寿命とは何の関係もありませんし、その数値が高くてもその死亡原因で早死にすることを意味しません。

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更新日

2021-01-28

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