都道府県別の男性の脳梗塞による標準化死亡比とリスクランキング

グラフ 年次 都道府県別の脳血管疾患_脳梗塞の死亡リスク格差 男性の脳梗塞の 標準化死亡比 (2015年~2019年)

データ出所

厚生労働省 人口動態保健所・市町村別統計を基にGD Freak!が作成

 ロボット君のつぶやき

上のグラフは、各都道府県の男性について脳梗塞の標準化死亡比を偏差値によって7階級にランク付けし、日本地図上に色分けして表したものです。標準化死亡比が100を上回るほど、全国平均よりも死亡リスクが高いことを意味しています。

各都道府県の標準化死亡比をみると、都道府県の中では青森県が最も高く139.6でワーストワン。次いで高い方から2位が岩手県(139.3)、3位が秋田県(128.9)、4位が福島県(128.5)、5位が新潟県(127.0)。

一方、低い方から数えると、滋賀県が77.0でベストワン 。次いで低い順に沖縄県(80.3)、京都府(84.7)、奈良県(85.0)、愛知県(87.2)。

各都道府県の数値と順位については、下表をご覧ください。

なお、厚生労働省が公表している「標準化死亡比」は、実際の死亡数を、観測対象を構成する各年齢層の死亡率が全国並みであるとみなした場合に想定される死亡数(期待死亡数)で割って比を求め、これを百分率であらわした指標です。

「標準化死亡比」を用いるのは、年齢による死亡率には顕著な違いがみられ、年齢構成が異なる集団間については、死亡率をそのまま単純に比較しても意味がないため、年齢構成の影響を捨象して比較する必要があるためです。

女性についてはこちらのグラフをご覧ください。

(参考表) 都道府県別の日本人男性の脳血管疾患_脳梗塞の標準化死亡比(2015年~2019年)と高リスクのランキング

下表は、上のグラフの作成に用いた人口動態保健所・市町村別統計(厚生労働省)による2015年~2019年の都道府県別の日本人男性の脳血管疾患_脳梗塞による死亡者数、標準化死亡比(ベイズ推定)、高リスクランキング(標準化死亡比による順位)のデータです。都道府県別のデータを確認したい場合は、都道府県名をクリックまたはタップしてください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

[単位 : 人、全国平均=100、位(47都道府県中)]

都道府県 死亡者数[人] 標準化死亡比
[全国平均=100]
高リスク
ランキング[位]
全国計 172,270 100 -
北海道 7,436 94.542 33
青森県 2,839 139.570 1
岩手県 3,176 139.282 2
宮城県 3,508 108.915 18
秋田県 2,675 128.926 3
山形県 3,146 126.775 6
福島県 4,390 128.533 4
茨城県 4,683 116.916 9
栃木県 3,416 121.885 7
群馬県 3,188 113.645 12
埼玉県 7,197 98.584 27
千葉県 6,806 97.467 30
東京都 12,347 90.078 40
神奈川県 8,367 88.757 41
新潟県 5,257 126.999 5
富山県 1,892 120.050 8
石川県 2,074 112.891 14
福井県 1,307 102.118 24
山梨県 1,512 102.045 25
長野県 4,788 113.660 11
岐阜県 2,968 95.585 32
静岡県 5,248 103.787 22
愛知県 7,298 87.161 43
三重県 2,832 98.038 29
滋賀県 1,486 77.005 47
京都府 3,189 84.671 45
大阪府 8,432 91.676 38
兵庫県 6,623 92.242 37
奈良県 1,789 84.991 44
和歌山県 1,652 98.119 28
鳥取県 1,162 116.234 10
島根県 1,604 111.660 16
岡山県 2,939 93.386 36
広島県 3,695 88.736 42
山口県 2,758 111.826 15
徳島県 1,350 102.286 23
香川県 1,631 94.162 34
愛媛県 2,524 106.065 21
高知県 1,552 107.170 20
福岡県 6,084 93.926 35
佐賀県 1,441 108.792 19
長崎県 2,348 99.824 26
熊本県 2,706 90.421 39
大分県 2,014 97.001 31
宮崎県 2,068 111.287 17
鹿児島県 3,813 113.248 13
沖縄県 1,060 80.264 46

データ出所:人口動態保健所・市町村別統計(厚生労働省)
・死亡者数は2015年~2019年の日本に居住する日本人の合計値。
・標準化死亡比は、都道府県、市区町村の年齢別人口構成に全国平均の死亡率を乗じて期待死亡数を計算し、その人数に対する実際の死亡数を100分率で表したものです。ただし、ここでの標準化死亡比はベイズ推定により計測したもの。
・標準化死亡率の高低は平均寿命とは何の関係もありませんし、その数値が高くてもその死亡原因で早死にすることを意味しません。

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更新日

2021-01-28

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