都道府県別の男性の急性心筋梗塞による標準化死亡比とリスクランキング

グラフ 年次 都道府県別の急性心筋梗塞の死亡リスク格差 男性の急性心筋梗塞の 標準化死亡比 (2015年~2019年)

データ出所

厚生労働省 人口動態保健所・市町村別統計を基にGD Freak!が作成

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上のグラフは、各都道府県の男性について急性心筋梗塞の標準化死亡比を偏差値によって7階級にランク付けし、日本地図上に色分けして表したものです。標準化死亡比が100を上回るほど、全国平均よりも死亡リスクが高いことを意味しています。

各都道府県の標準化死亡比をみると、都道府県の中では福島県が最も高く211.0でワーストワン。次いで高い方から2位が鳥取県(174.0)、3位が岡山県(172.1)、4位が高知県(167.2)、5位が山形県(159.9)。

一方、低い方から数えると、熊本県が53.6でベストワン 。次いで低い順に秋田県(57.1)、奈良県(58.6)、島根県(62.8)、佐賀県(68.3)。

各都道府県の数値と順位については、下表をご覧ください。

なお、厚生労働省が公表している「標準化死亡比」は、実際の死亡数を、観測対象を構成する各年齢層の死亡率が全国並みであるとみなした場合に想定される死亡数(期待死亡数)で割って比を求め、これを百分率であらわした指標です。

「標準化死亡比」を用いるのは、年齢による死亡率には顕著な違いがみられ、年齢構成が異なる集団間については、死亡率をそのまま単純に比較しても意味がないため、年齢構成の影響を捨象して比較する必要があるためです。

女性についてはこちらのグラフをご覧ください。

(参考表) 都道府県別の日本人男性の急性心筋梗塞の標準化死亡比(2015年~2019年)と高リスクのランキング

下表は、上のグラフの作成に用いた人口動態保健所・市町村別統計(厚生労働省)による2015年~2019年の都道府県別の日本人男性の急性心筋梗塞による死亡者数、標準化死亡比(ベイズ推定)、高リスクランキング(標準化死亡比による順位)のデータです。都道府県別のデータを確認したい場合は、都道府県名をクリックまたはタップしてください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

[単位 : 人、全国平均=100、位(47都道府県中)]

都道府県 死亡者数[人] 標準化死亡比
[全国平均=100]
高リスク
ランキング[位]
全国計 81,431 100 -
北海道 3,573 88.525 31
青森県 1,123 126.530 12
岩手県 989 99.126 27
宮城県 1,265 75.514 38
秋田県 590 57.116 46
山形県 1,499 159.933 5
福島県 2,984 211.000 1
茨城県 2,715 147.258 6
栃木県 1,666 129.531 10
群馬県 1,067 77.147 36
埼玉県 4,302 109.129 20
千葉県 3,304 101.546 26
東京都 5,124 72.444 41
神奈川県 3,690 98.165 28
新潟県 1,712 101.785 24
富山県 886 115.689 17
石川県 842 101.604 25
福井県 710 135.857 8
山梨県 611 105.213 21
長野県 1,770 103.009 22
岐阜県 1,732 124.252 13
静岡県 2,132 96.482 29
愛知県 3,465 84.782 32
三重県 1,541 128.493 11
滋賀県 1,129 135.803 9
京都府 1,255 70.165 42
大阪府 3,963 82.099 34
兵庫県 4,237 116.865 16
奈良県 612 58.610 45
和歌山県 923 115.381 18
鳥取県 714 174.020 2
島根県 456 62.772 44
岡山県 2,318 172.125 3
広島県 2,049 102.971 23
山口県 910 73.296 40
徳島県 563 82.480 33
香川県 683 76.095 37
愛媛県 869 77.719 35
高知県 1,159 167.160 4
福岡県 2,622 73.310 39
佐賀県 452 68.315 43
長崎県 1,485 136.940 7
熊本県 870 53.613 47
大分県 1,219 122.421 14
宮崎県 972 95.899 30
鹿児島県 1,922 119.994 15
沖縄県 757 112.072 19

データ出所:人口動態保健所・市町村別統計(厚生労働省)
・死亡者数は2015年~2019年の日本に居住する日本人の合計値。
・標準化死亡比は、都道府県、市区町村の年齢別人口構成に全国平均の死亡率を乗じて期待死亡数を計算し、その人数に対する実際の死亡数を100分率で表したものです。ただし、ここでの標準化死亡比はベイズ推定により計測したもの。
・標準化死亡率の高低は平均寿命とは何の関係もありませんし、その数値が高くてもその死亡原因で早死にすることを意味しません。

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更新日

2021-01-28

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