都道府県別の男性の胃がんによる標準化死亡比とリスクランキング

グラフ 年次 都道府県別の胃がんの死亡リスク格差 男性の胃がんの 標準化死亡比 (2015年~2019年)

データ出所

厚生労働省 人口動態保健所・市町村別統計を基にGD Freak!が作成

 ロボット君のつぶやき

上のグラフは、各都道府県の男性について胃がんの標準化死亡比を偏差値によって7階級にランク付けし、日本地図上に色分けして表したものです。標準化死亡比が100を上回るほど、全国平均よりも死亡リスクが高いことを意味しています。

各都道府県の標準化死亡比をみると、都道府県の中では秋田県が最も高く139.0でワーストワン。次いで高い方から2位が青森県(126.2)、3位が山形県(121.9)、4位が新潟県(117.7)、5位が栃木県(115.7)。

一方、低い方から数えると、沖縄県が56.1でベストワン 。次いで低い順に熊本県(70.1)、鹿児島県(70.2)、大分県(80.3)、宮崎県(82.5)。

各都道府県の数値と順位については、下表をご覧ください。

なお、厚生労働省が公表している「標準化死亡比」は、実際の死亡数を、観測対象を構成する各年齢層の死亡率が全国並みであるとみなした場合に想定される死亡数(期待死亡数)で割って比を求め、これを百分率であらわした指標です。

「標準化死亡比」を用いるのは、年齢による死亡率には顕著な違いがみられ、年齢構成が異なる集団間については、死亡率をそのまま単純に比較しても意味がないため、年齢構成の影響を捨象して比較する必要があるためです。

女性についてはこちらのグラフをご覧ください。

(参考表) 都道府県別の日本人男性の胃がんの標準化死亡比(2015年~2019年)と高リスクのランキング

下表は、上のグラフの作成に用いた人口動態保健所・市町村別統計(厚生労働省)による2015年~2019年の都道府県別の日本人男性の胃がんによる死亡者数、標準化死亡比(ベイズ推定)、高リスクランキング(標準化死亡比による順位)のデータです。都道府県別のデータを確認したい場合は、都道府県名をクリックまたはタップしてください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

[単位 : 人、全国平均=100、位(47都道府県中)]

都道府県 死亡者数[人] 標準化死亡比
[全国平均=100]
高リスク
ランキング[位]
全国計 80,096 100 -
北海道 3,725 98.705 26
青森県 1,108 126.170 2
岩手県 962 95.727 36
宮城県 1,359 96.626 32
秋田県 1,248 139.035 1
山形県 1,154 121.893 3
福島県 1,477 104.645 15
茨城県 2,031 112.046 7
栃木県 1,371 115.708 5
群馬県 1,302 105.032 13
埼玉県 3,883 103.708 17
千葉県 3,299 101.858 22
東京都 6,912 96.264 34
神奈川県 4,541 97.875 28
新潟県 2,039 117.655 4
富山県 979 113.053 6
石川県 904 103.566 18
福井県 587 97.106 30
山梨県 548 83.097 42
長野県 1,407 83.261 41
岐阜県 1,501 108.586 9
静岡県 2,081 87.579 39
愛知県 4,210 103.400 19
三重県 1,149 96.826 31
滋賀県 928 101.212 24
京都府 1,735 96.423 33
大阪府 5,363 110.751 8
兵庫県 3,585 104.448 16
奈良県 1,002 108.095 11
和歌山県 767 108.442 10
鳥取県 515 102.698 20
島根県 638 104.929 14
岡山県 1,273 87.360 40
広島県 1,861 91.813 37
山口県 1,138 102.035 21
徳島県 527 95.796 35
香川県 720 100.478 25
愛媛県 1,099 101.251 23
高知県 599 98.006 27
福岡県 3,240 97.371 29
佐賀県 619 107.787 12
長崎県 997 89.353 38
熊本県 933 70.120 46
大分県 726 80.325 44
宮崎県 746 82.461 43
鹿児島県 915 70.152 45
沖縄県 393 56.141 47

データ出所:人口動態保健所・市町村別統計(厚生労働省)
・死亡者数は2015年~2019年の日本に居住する日本人の合計値。
・標準化死亡比は、都道府県、市区町村の年齢別人口構成に全国平均の死亡率を乗じて期待死亡数を計算し、その人数に対する実際の死亡数を100分率で表したものです。ただし、ここでの標準化死亡比はベイズ推定により計測したもの。
・標準化死亡率の高低は平均寿命とは何の関係もありませんし、その数値が高くてもその死亡原因で早死にすることを意味しません。

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更新日

2021-01-28

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