2019年 豊洲市場の7月のうなぎの価格の予測(4)
GD Freak!編集部
2019.04.17
今夏7月の豊洲市場のうなぎ卸売り価格を予測する
それでは、今夏のうなぎ卸売り価格について、入手可能なデータを用いて、過去2009年から2018年までの7月のうなぎ卸売り価格の平均キロ単価の変動について、当年のシラスウナギの池入量、前年のシラスウナギ池入量、前年の平均キロ単価を説明変数とする回帰分析を行い、下記の結果を得ることができました(推計結果の自由度修正済み決定係数は0.76016)。
回帰分析の結果
変数名 | 係数 | 標準誤差 | t 値 | P 値 |
---|---|---|---|---|
切片 | 6774.9 | 2010.9 | 3.3691 | 0.0151 |
当年池入量 | -131.7 | 33.9 | -3.8836 | 0.0081 |
前年池入量 | -65.5 | 45.5 | -1.4407 | 0.1997 |
前年7月卸売り価格 | 0.33778 | 0.2334 | 1.4472 | 0.198 |
この結果を用いて、各年の卸売り価格の予測値を算出し、実績値を比較すると、下図を得ることができます。図において各点が一直線上に並ぶほど、予測精度が高いことを意味します。予測値と実績値の開きは2018年で680円と最大となっています。
豊洲市場の7月のうなぎ卸売り価格の予測値と実績値
次に今夏7月の卸売り価格を予測しますが、これに先立って、今期のシラスウナギの池入量を想定しなければなりませんが、昨年並み(水産庁によると本年2月末時点で9.0トン)と仮定し、2018年の平均卸売り価格の代わりに予測値を代入して推計すると、2019年7月の平均卸売り価格は5000~5200円前後と予想されます。
つまり、2019年2月までのデータを用いて予測すると、本年7月のうなぎ卸売り価格は昨年よりも1割程度安く、2年前よりも2割近く高い水準になると推察されます。
免責事項
本レポートの内容は弊社AI(チューニング不足かもしれない)の見解を編集者がとりまとめものに過ぎず、予測があたることを保証するものではありません。
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