草津市(ｸｻﾂｼ滋賀県)の要介護（要支援）認定者数の将来予測（2019年～2045年）

1. 草津市の要介護（要支援）者数(2022年1月)

グラフ年次草津市(ｸｻﾂｼ滋賀県)の要介護（要支援）認定者数の将来予測（2019年～2045年）草津市の要介護（要支援）者数(2022年1月)

データ出所

厚生労働省「介護保険状況調査」、社人研「将来人口予測」、総務省「人口動態統計」を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

草津市の要介護(要支援)の認定者数について見ていきましょう。上のグラフは、厚生労働省が毎月公表する「介護保険事業状況報告」を基に、GD Freak が一部推計を加え作成したものです。

2022年1月末における草津市の65歳以上の要介護(要支援)の認定者総数は、5,327人です。内訳は「要支援1」が737人で合計の13.8%をしめ、同様に「要支援2」が534人(10.0%)、「要介護1」が1,635人(30.7%)、「要介護2」が754人(14.2%)、「要介護3」が690人(13.0%)、「要介護4」が538人(10.1%)、「要介護5」が439人(8.2%)となっています。

これを、草津市の65歳以上の男女別年齢層別人口に滋賀県平均の要介護度別認定率を当てはめ、当市と県の人口構成の違いを調整して推計した要介護(要支援)認定者数4,948人と比較すると、実績値が推計値を379人(7.7%)と1割近く上回ることがわかります。
一方、要介護度3以上の重度の要介護者だけに着目すると、その差(▲0.4%)はほとんど見られず、滋賀県の平均に近いことがわかります。つまり、草津市が滋賀県の平均より要介護（要支援）認定者数が多いのは、軽度の人が多いためです。実績値と推計値の乖離が最も大きくなるのは「要介護1」で50.7%も多く、反対に「要支援2」が▲18.5%ほど少なくなっています。

また、全国平均の男女・年齢層別の要介護度別の認定率を草津市の65歳以上の人口構成に当てはめて推計した要介護(要支援)認定者数5,143人と比較すると、総数では実績の方が184人(3.6%)、全国平均よりも多いことがわかります。

(参考表) 草津市の要介護者数・要支援者数の実績値と推計値との比較

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

実績(A) 滋賀県平均適用推計(B) 全国平均適用推計(C) A-B A-C

[単位 : 人]

介護度	実績(A)	滋賀県平均適用推計(B)	全国平均適用推計(C)	A-B	A-C
	[人]	[人]	[人]	[人]	[人]
合計	4,964	4,701	4,864	263	100
要支援１	669	587	693	82	-24
要支援２	540	618	689	-78	-149
要介護１	1,454	1,014	987	440	467
要介護２	760	883	839	-123	-79
要介護３	622	666	636	-44	-14
要介護４	473	540	592	-67	-119
要介護５	446	393	428	53	18

データ出所:介護保険事業状況報告(厚生労働省)、将来人口推計(社人研)をもとにGD Freak!推計
要支援・要介護の状態については、下記のとおり。引用元厚労省ページ：https://bit.ly/2R9Oljn
要支援：日常生活上の基本的動作については、ほぼ自分で行うことが可能であるが、日常生活動作の介助や現在の状態の防止により要介護状態となることの予防に資するよう手段的日常生活動作について何らかの支援を要する状態
要介護１：要支援状態から、手段的日常生活動作を行う能力がさらに低下し、部分的な介護が必要となる状態
要介護２：要介護１の状態に加え、日常生活動作についても部分的な介護が必要となる状態
要介護３：要介護２の状態と比較して、日常生活動作及び手段的日常生活動作の両方の観点からも著しく低下し、ほぼ全面的な介護が必要となる状態
要介護４：要介護３の状態に加え、さらに動作能力が低下し、介護なしには日常生活を営むことが困難となる状態
要介護５：要介護４の状態よりさらに動作能力が低下しており、介護なしには日常生活を営むことがほぼ不可能な状態