コーヒー飲料の価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年におけるコーヒー飲料の消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比2.8%増の102.1。2年連続の増加。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のコーヒー飲料の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のコーヒー飲料の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別のコーヒー飲料の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1,000mL]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記のコーヒー飲料の表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とコーヒー飲料の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のコーヒー飲料の値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別のコーヒー飲料の値段・価格[単位:1,000mL]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は139円。標準偏差は10円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は7.6%。コーヒー飲料の変動係数をその他の品目と比較したところ、コーヒー飲料は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注4)。

コーヒー飲料の前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は31。同様に、下落した都市の数は13、変化のない都市の数は3となりました。
2023年において、47都市の中でコーヒー飲料の値段が最も安い都市のランキング第1位は113円[単位:1,000mL]の熊本市、次いで124円の前橋市、125円の山形市の順です。同様に、コーヒー飲料の値段が最も高い都市は160円の水戸市、次いで159円の高松市、157円の大分市の順です。また、最も高い水戸市と最も安い熊本市との価格差は47円となっています。

コーヒー飲料の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1,000mL、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	105	104	127	6
青森市	130	138	144	34
盛岡市	127	129	137	19
仙台市	128	132	134	17
秋田市	140	135	148	40
山形市	110	118	125	3
福島市	123	129	131	10
水戸市	150	153	160	47
宇都宮市	160	152	147	37
前橋市	167	135	124	2
さいたま市	139	144	147	37
千葉市	136	143	141	30
東京都区部	130	128	133	15
横浜市	132	137	137	19
新潟市	144	151	155	44
富山市	144	140	137	19
金沢市	121	127	132	14
福井市	138	146	138	24
甲府市	141	136	126	5
長野市	118	117	125	3
岐阜市	132	131	131	10
静岡市	128	132	136	18
名古屋市	105	131	131	10
津市	136	127	130	9
大津市	140	141	147	37
京都市	132	142	149	41
大阪市	141	143	146	35
神戸市	136	147	140	29
奈良市	127	136	142	31
和歌山市	148	151	154	43
鳥取市	130	140	146	35
松江市	166	155	139	27
岡山市	139	146	151	42
広島市	131	141	133	15
山口市	132	135	139	27
徳島市	128	131	129	8
高松市	146	156	159	46
松山市	133	140	137	19
高知市	127	133	137	19
福岡市	135	126	138	24
佐賀市	137	134	131	10
長崎市	130	126	143	33
熊本市	95	101	113	1
大分市	134	138	157	45
宮崎市	149	141	138	24
鹿児島市	127	135	142	31
那覇市	134	121	128	7

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。