コーヒー飲料の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年9月におけるコーヒー飲料の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より6.1ポイント上昇し107.7。前月との比較では0.8ポイント上昇。上がったのは3ケ月連続。

最大値・・・109.1(2023年11月)
最小値・・・94.3(2021年4月)
平均値・・・101.2
標準偏差・・3.43

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のコーヒー飲料の地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のコーヒー飲料の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年9月日本地図でみる都道府県別のコーヒー飲料の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1,000mL]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のコーヒー飲料の表のから2024年9月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とコーヒー飲料の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のコーヒー飲料の値段・価格と2024年9月の安値ランキング

2024年9月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のコーヒー飲料の値段・価格[単位:1,000mL]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は145円。標準偏差は11円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は7.6%。コーヒー飲料の変動係数をその他の品目と比較したところ、コーヒー飲料は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

コーヒー飲料の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は8。同様に、下落した都市の数は1、変化のない都市の数は38となりました。
47都市の中でコーヒー飲料の値段が最も安い都市のランキング第1位は112円[単位:1,000mL]の熊本市、次いで124円の長野市、128円の鹿児島市の順です。同様に、コーヒー飲料の値段が最も高い都市は174円の大分市、次いで164円の和歌山市、162円の水戸市の順です。また、最も高い大分市と最も安い熊本市との価格差は62円となっています。

コーヒー飲料の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年9月 2024年8月 2024年9月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1,000mL、順位]

都市名	2023年9月	2024年8月	2024年9月	ランキング (安値順)
札幌市	138	135	135	8
青森市	141	145	145	20
盛岡市	134	145	145	20
仙台市	134	134	134	6
秋田市	152	157	141	15
山形市	122	129	129	4
福島市	128	139	139	9
水戸市	163	162	162	43
宇都宮市	145	162	162	43
前橋市	120	146	146	27
さいたま市	146	152	157	42
千葉市	139	151	151	29
東京都区部	134	153	154	41
横浜市	135	145	151	29
新潟市	153	134	139	9
富山市	135	152	152	36
金沢市	128	140	140	11
福井市	138	141	141	15
甲府市	124	123	129	4
長野市	121	124	124	2
岐阜市	128	140	140	11
静岡市	133	145	145	20
名古屋市	128	140	140	11
津市	129	134	134	6
大津市	142	152	152	36
京都市	147	151	151	29
大阪市	145	142	144	19
神戸市	139	151	151	29
奈良市	139	151	151	29
和歌山市	153	164	164	46
鳥取市	134	145	145	20
松江市	128	146	146	27
岡山市	155	151	151	29
広島市	125	145	145	20
山口市	140	152	152	36
徳島市	132	151	151	29
高松市	168	162	162	43
松山市	134	145	145	20
高知市	134	145	145	20
福岡市	134	152	152	36
佐賀市	129	141	141	15
長崎市	142	152	152	36
熊本市	112	112	112	1
大分市	163	174	174	47
宮崎市	134	140	140	11
鹿児島市	139	120	128	3
那覇市	137	129	141	15

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。