コーヒー飲料の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2025年7月におけるコーヒー飲料の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より6.8ポイント上昇し113.6。前月との比較では0.4ポイント上昇。上がったのは4ケ月ぶり。

最大値・・・115.3(2025年3月)
最小値・・・94.3(2021年4月)
平均値・・・102.8
標準偏差・・5.87

2025年7月日本地図でみる都道府県別のコーヒー飲料の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1,000mL]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のコーヒー飲料の表のから2025年7月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とコーヒー飲料の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のコーヒー飲料の値段・価格と2025年7月の安値ランキング

2025年7月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のコーヒー飲料の値段・価格[単位:1,000mL]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は155円。標準偏差は13円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は8.4%。コーヒー飲料の変動係数をその他の品目と比較したところ、コーヒー飲料は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

コーヒー飲料の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は11。同様に、下落した都市の数は7、変化のない都市の数は29となりました。
47都市の中でコーヒー飲料の値段が最も安い都市のランキング第1位は117円[単位:1,000mL]の札幌市、次いで120円の鹿児島市、131円の仙台市の順です。同様に、コーヒー飲料の値段が最も高い都市は184円の和歌山市、次いで170円の那覇市、169円の富山市の順です。また、最も高い和歌山市と最も安い札幌市との価格差は67円となっています。

コーヒー飲料の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2024年7月 2025年6月 2025年7月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1,000mL、順位]

都市名	2024年7月	2025年6月	2025年7月	ランキング (安値順)
札幌市	135	117	117	1
青森市	145	157	157	20
盛岡市	145	161	161	30
仙台市	134	131	131	3
秋田市	157	157	158	26
山形市	129	138	138	6
福島市	139	134	136	5
水戸市	174	164	160	28
宇都宮市	162	146	146	9
前橋市	126	162	153	14
さいたま市	157	157	163	35
千葉市	151	160	162	33
東京都区部	139	161	165	39
横浜市	151	167	167	42
新潟市	139	146	149	10
富山市	152	169	169	44
金沢市	140	161	161	30
福井市	141	169	169	44
甲府市	124	131	131	3
長野市	124	154	154	16
岐阜市	140	161	161	30
静岡市	145	164	164	37
名古屋市	140	157	157	20
津市	134	156	156	19
大津市	152	165	165	39
京都市	151	163	163	35
大阪市	141	161	162	33
神戸市	151	157	155	18
奈良市	151	165	165	39
和歌山市	164	184	184	47
鳥取市	145	168	164	37
松江市	146	158	158	26
岡山市	151	157	160	28
広島市	125	154	154	16
山口市	152	157	157	20
徳島市	137	167	167	42
高松市	162	153	153	14
松山市	145	149	149	10
高知市	145	157	157	20
福岡市	152	163	157	20
佐賀市	141	146	150	12
長崎市	152	157	157	20
熊本市	112	131	142	7
大分市	174	138	145	8
宮崎市	140	150	150	12
鹿児島市	120	127	120	2
那覇市	141	194	170	46

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。