コーヒー飲料の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年2月におけるコーヒー飲料の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より8.3ポイント上昇し107.7。前月との比較では0.2ポイント上昇。上がったのは3ケ月ぶり。

最大値・・・110.8(2016年2月)
最小値・・・94.3(2021年4月)
平均値・・・101.9
標準偏差・・3.57

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のコーヒー飲料の地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のコーヒー飲料の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年2月日本地図でみる都道府県別のコーヒー飲料の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1,000mL]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のコーヒー飲料の表のから2024年2月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とコーヒー飲料の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のコーヒー飲料の値段・価格と2024年2月の安値ランキング

2024年2月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のコーヒー飲料の値段・価格[単位:1,000mL]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は146円。標準偏差は13円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は8.9%。コーヒー飲料の変動係数をその他の品目と比較したところ、コーヒー飲料は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

コーヒー飲料の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は4。同様に、下落した都市の数は4、変化のない都市の数は39となりました。
47都市の中でコーヒー飲料の値段が最も安い都市のランキング第1位は101円[単位:1,000mL]の熊本市、次いで124円の甲府市、125円の広島市の順です。同様に、コーヒー飲料の値段が最も高い都市は174円の水戸市、次いで173円の大分市、167円の新潟市の順です。また、最も高い水戸市と最も安い熊本市との価格差は73円となっています。

コーヒー飲料の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年2月 2024年1月 2024年2月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1,000mL、順位]

都市名	2023年2月	2024年1月	2024年2月	ランキング (安値順)
札幌市	104	135	135	7
青森市	141	153	153	39
盛岡市	134	145	145	19
仙台市	134	134	134	5
秋田市	141	152	146	24
山形市	122	134	134	5
福島市	128	139	139	12
水戸市	157	174	174	47
宇都宮市	145	161	161	43
前橋市	120	131	132	4
さいたま市	146	152	152	34
千葉市	139	151	151	27
東京都区部	133	137	137	8
横浜市	137	145	151	27
新潟市	153	161	167	45
富山市	135	146	146	24
金沢市	128	140	140	13
福井市	138	138	138	11
甲府市	126	124	124	2
長野市	121	132	141	16
岐阜市	128	140	140	13
静岡市	133	145	145	19
名古屋市	128	140	140	13
津市	124	141	141	16
大津市	142	160	160	41
京都市	147	155	151	27
大阪市	141	151	147	26
神戸市	144	151	151	27
奈良市	139	151	151	27
和歌山市	141	164	152	34
鳥取市	134	145	145	19
松江市	142	152	152	34
岡山市	144	155	155	40
広島市	142	125	125	3
山口市	134	152	152	34
徳島市	126	137	137	8
高松市	156	162	162	44
松山市	134	145	145	19
高知市	134	145	145	19
福岡市	128	152	152	34
佐賀市	129	141	141	16
長崎市	126	160	160	41
熊本市	112	101	101	1
大分市	135	173	173	46
宮崎市	144	151	151	27
鹿児島市	139	151	151	27
那覇市	112	137	137	8

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。