コーヒー飲料の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2025年1月におけるコーヒー飲料の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より6.6ポイント上昇し114.1。前月との比較では0.3ポイント上昇。上がったのは2ケ月ぶり。

最大値・・・114.2(2024年11月)
最小値・・・94.3(2021年4月)
平均値・・・101.8
標準偏差・・4.25

下表は地域別(都市別)のコーヒー飲料の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都市のコーヒー飲料の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2025年2月日本地図でみる都道府県別のコーヒー飲料の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1,000mL]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のコーヒー飲料の表のから2025年2月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とコーヒー飲料の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のコーヒー飲料の値段・価格と2025年2月の安値ランキング

2025年2月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のコーヒー飲料の値段・価格[単位:1,000mL]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は156円。標準偏差は11円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は7.1%。コーヒー飲料の変動係数をその他の品目と比較したところ、コーヒー飲料は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

コーヒー飲料の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は10。同様に、下落した都市の数は4、変化のない都市の数は33となりました。
47都市の中でコーヒー飲料の値段が最も安い都市のランキング第1位は127円[単位:1,000mL]の熊本市、次いで129円の甲府市、130円の札幌市の順です。同様に、コーヒー飲料の値段が最も高い都市は184円の和歌山市。また、最も高い和歌山市と最も安い熊本市との価格差は57円となっています。

コーヒー飲料の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2024年2月 2025年1月 2025年2月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1,000mL、順位]

都市名	2024年2月	2025年1月	2025年2月	ランキング (安値順)
札幌市	135	129	130	3
青森市	153	157	157	18
盛岡市	145	161	161	27
仙台市	134	139	142	4
秋田市	146	169	169	44
山形市	134	149	149	11
福島市	139	160	160	25
水戸市	174	168	168	42
宇都宮市	161	153	153	14
前橋市	132	162	162	33
さいたま市	152	157	163	35
千葉市	151	157	162	33
東京都区部	137	162	161	27
横浜市	151	169	169	44
新潟市	167	146	146	7
富山市	146	169	169	44
金沢市	140	161	161	27
福井市	138	158	158	23
甲府市	124	129	129	2
長野市	141	146	146	7
岐阜市	140	161	161	27
静岡市	145	164	164	38
名古屋市	140	153	153	14
津市	141	153	156	17
大津市	160	165	165	39
京都市	151	163	163	35
大阪市	147	161	161	27
神戸市	151	169	157	18
奈良市	151	168	165	39
和歌山市	152	176	184	47
鳥取市	145	168	168	42
松江市	152	146	151	13
岡山市	155	161	161	27
広島市	125	160	160	25
山口市	152	157	157	18
徳島市	137	167	167	41
高松市	162	153	153	14
松山市	145	149	149	11
高知市	145	160	157	18
福岡市	152	160	163	35
佐賀市	141	142	142	4
長崎市	160	157	157	18
熊本市	101	123	127	1
大分市	173	145	145	6
宮崎市	151	158	158	23
鹿児島市	151	135	146	7
那覇市	137	146	146	7

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。