鶏肉の価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年における鶏肉の消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比8.6%増の112.2。4年連続の増加。1990年以降で当年が最大。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の鶏肉の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の鶏肉の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別の鶏肉の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/100g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記の鶏肉の表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と鶏肉の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の鶏肉の値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別の鶏肉の値段・価格[単位:100g]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は147円。標準偏差は14円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は12.4%。鶏肉の変動係数をその他の品目と比較した結果、鶏肉の地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注4)。

鶏肉の前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は77。同様に、下落した都市の数は3、変化のない都市の数は1となりました。
2023年において、81都市の中で鶏肉の値段が最も安い都市のランキング第1位は124円[単位:100g]の松本市。同様に、鶏肉の値段が最も高い都市は209円の松阪市、次いで191円の姫路市、171円の日立市の順です。また、最も高い松阪市と最も安い松本市との価格差は85円となっています。

鶏肉の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/100g、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	132	136	156	66
函館市	147	159	165	75
旭川市	137	141	156	66
青森市	142	137	146	33
盛岡市	141	145	147	37
仙台市	146	148	163	73
八戸市	122	125	148	44
秋田市	117	127	135	14
山形市	142	144	153	61
福島市	141	148	149	47
郡山市	137	135	147	37
水戸市	129	134	147	37
日立市	160	162	171	79
宇都宮市	159	157	165	75
小山市	143	140	151	57
前橋市	133	132	141	27
さいたま市	123	128	136	21
熊谷市	99	113	128	4
川口市	124	123	134	11
所沢市	134	139	151	57
千葉市	129	130	139	25
佐倉市	153	161	169	78
浦安市	140	141	151	57
東京都区部	131	134	144	30
八王子市	124	126	135	14
立川市	129	132	140	26
府中市	155	141	147	37
横浜市	124	121	133	9
川崎市	143	148	155	64
相模原市	119	119	132	7
横須賀市	147	152	165	75
新潟市	145	156	156	66
長岡市	134	144	149	47
富山市	143	129	145	32
金沢市	136	140	148	44
福井市	139	131	150	52
甲府市	117	120	134	11
長野市	111	111	133	9
松本市	109	109	124	1
岐阜市	129	120	126	3
静岡市	138	142	155	64
浜松市	128	125	134	11
富士市	154	131	129	5
名古屋市	129	133	142	29
岡崎市	129	124	150	52
津市	140	145	146	33
松阪市	171	178	209	81
大津市	129	128	124	1
京都市	136	137	146	33
大阪市	136	136	149	47
堺市	130	129	144	30
枚方市	130	132	146	33
東大阪市	135	127	132	7
神戸市	152	146	150	52
姫路市	175	171	191	80
西宮市	167	152	162	71
伊丹市	140	140	148	44
奈良市	117	126	129	5
和歌山市	143	146	162	71
鳥取市	133	138	149	47
松江市	133	137	157	69
岡山市	157	152	164	74
広島市	120	124	141	27
福山市	140	147	157	69
山口市	147	149	150	52
宇部市	141	142	147	37
徳島市	158	159	154	63
高松市	131	138	150	52
松山市	131	133	147	37
今治市	126	124	135	14
高知市	145	145	147	37
福岡市	112	114	135	14
北九州市	137	137	149	47
佐賀市	147	146	153	61
長崎市	120	121	135	14
佐世保市	113	119	135	14
熊本市	120	121	135	14
大分市	121	120	137	22
宮崎市	136	131	138	24
鹿児島市	118	119	137	22
那覇市	151	149	151	57

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。