鶏肉の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2025年1月における鶏肉の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より1.6ポイント上昇し114.1。前月との比較では2.3ポイント上昇。上がったのは2ケ月連続。

最大値・・・114.1(2025年1月)
最小値・・・98.5(2019年10月)
平均値・・・104.2
標準偏差・・5.22

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の鶏肉の地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の鶏肉の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2025年2月日本地図でみる都道府県別の鶏肉の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/100g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記の鶏肉の表のから2025年2月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と鶏肉の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の鶏肉の値段・価格と2025年2月の安値ランキング

2025年2月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別の鶏肉の値段・価格[単位:100g]とランキングを見てみましょう。

79都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は147円。標準偏差は15円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は10.2%。鶏肉の変動係数をその他の品目と比較した結果、鶏肉の価格の地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注3)。

鶏肉の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は21。同様に、下落した都市の数は23、変化のない都市の数は35となりました。
79都市の中で鶏肉の値段が最も安い都市のランキング第1位は115円[単位:100g]の八王子市、次いで122円の川口市、125円の松本市の順です。同様に、鶏肉の値段が最も高い都市は200円の松阪市、次いで190円の姫路市、177円の日立市の順です。また、最も高い松阪市と最も安い八王子市との価格差は85円となっています。

鶏肉の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2024年2月 2025年1月 2025年2月ランキング(安値順)

[単位 : 円/100g、順位]

都市名	2024年2月	2025年1月	2025年2月	ランキング (安値順)
札幌市	157	161	160	65
函館市	160	168	157	62
旭川市	157	173	162	70
青森市	146	138	130	7
盛岡市	144	152	144	36
仙台市	165	167	165	72
八戸市	141	149	149	47
秋田市	134	134	134	17
山形市	154	154	154	53
福島市	144	139	152	52
郡山市	140	155	145	38
水戸市	135	154	141	28
日立市	171	177	177	77
宇都宮市	177	171	171	75
小山市	152	141	141	28
前橋市	141	141	141	28
さいたま市	136	148	142	34
熊谷市	128	128	128	5
川口市	135	122	122	2
所沢市	151	148	148	44
千葉市	135	122	126	4
浦安市	164	154	167	74
東京都区部	144	147	148	44
八王子市	130	125	115	1
立川市	133	140	158	63
府中市	150	152	144	36
横浜市	135	133	133	11
川崎市	154	154	154	53
相模原市	117	119	128	5
新潟市	148	143	155	59
長岡市	141	146	146	39
富山市	146	133	133	11
金沢市	147	155	155	59
福井市	148	146	149	47
甲府市	128	136	133	11
長野市	125	136	136	23
松本市	117	125	125	3
岐阜市	127	135	138	25
静岡市	160	163	154	53
浜松市	131	133	133	11
富士市	124	135	135	19
名古屋市	142	142	142	34
豊橋市		147	141	28
津市	145	155	160	65
松阪市	195	200	200	79
大津市	131	133	133	11
京都市	147	150	148	44
大阪市	150	152	154	53
堺市	140	136	131	9
枚方市	150	146	146	39
東大阪市	141	152	151	50
神戸市	157	165	166	73
姫路市	185	190	190	78
西宮市	173	133	136	23
伊丹市	141	147	149	47
奈良市	143	127	135	19
和歌山市	160	163	160	65
鳥取市	156	154	154	53
松江市	155	160	160	65
岡山市	170	156	162	70
広島市	134	136	135	19
福山市	154	157	158	63
山口市	155	156	156	61
宇部市	143	146	146	39
徳島市	154	154	154	53
高松市	138	141	138	25
松山市	149	141	146	39
今治市	137	133	133	11
高知市	148	146	141	28
福岡市	136	129	130	7
北九州市	156	152	151	50
佐賀市	150	172	172	76
長崎市	132	130	132	10
佐世保市	135	135	135	19
熊本市	140	144	134	17
大分市	135	146	146	39
宮崎市	138	138	138	25
鹿児島市	138	141	141	28
那覇市	154	154	160	65

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。