鶏肉の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年2月における鶏肉の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より1.1ポイント上昇し112.6。前月との比較では0.1ポイント上昇。上がったのは3ケ月連続。

最大値・・・113.2(2023年6月)
最小値・・・97.2(2016年8月)
平均値・・・102.1
標準偏差・・4.51

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の鶏肉の地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の鶏肉の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年2月日本地図でみる都道府県別の鶏肉の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/100g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記の鶏肉の表のから2024年2月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と鶏肉の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の鶏肉の値段・価格と2024年2月の安値ランキング

2024年2月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別の鶏肉の値段・価格[単位:100g]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は147円。標準偏差は14円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は9.5%。鶏肉の変動係数をその他の品目と比較したところ、鶏肉は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

鶏肉の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は18。同様に、下落した都市の数は30、変化のない都市の数は33となりました。
81都市の中で鶏肉の値段が最も安い都市のランキング第1位は117円[単位:100g]の相模原市。同様に、鶏肉の値段が最も高い都市は195円の松阪市、次いで185円の姫路市、177円の宇都宮市の順です。また、最も高い松阪市と最も安い相模原市との価格差は78円となっています。

鶏肉の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年2月 2024年1月 2024年2月ランキング(安値順)

[単位 : 円/100g、順位]

都市名	2023年2月	2024年1月	2024年2月	ランキング (安値順)
札幌市	150	156	157	66
函館市	168	149	160	69
旭川市	162	157	157	66
青森市	146	146	146	42
盛岡市	154	149	144	38
仙台市	160	169	165	73
八戸市	149	149	141	30
秋田市	139	134	134	13
山形市	152	154	154	57
福島市	147	149	144	38
郡山市	143	144	140	27
水戸市	154	138	135	15
日立市	165	174	171	76
宇都宮市	164	176	177	79
小山市	146	152	152	56
前橋市	141	141	141	30
さいたま市	136	136	136	21
熊谷市	127	128	128	6
川口市	133	134	135	15
所沢市	154	150	151	55
千葉市	140	139	135	15
佐倉市	168	173	173	77
浦安市	149	162	164	72
東京都区部	145	144	144	38
八王子市	136	138	130	8
立川市	144	139	133	12
府中市	146	150	150	50
横浜市	134	134	135	15
川崎市	160	154	154	57
相模原市	135	127	117	1
横須賀市	164	166	165	73
新潟市	152	157	148	46
長岡市	144	146	141	30
富山市	146	146	146	42
金沢市	144	155	147	44
福井市	151	148	148	46
甲府市	128	128	128	6
長野市	133	130	125	4
松本市	128	122	117	1
岐阜市	127	130	127	5
静岡市	152	164	160	69
浜松市	133	131	131	9
富士市	138	124	124	3
名古屋市	139	146	142	35
岡崎市	147	150	150	50
津市	145	145	145	41
松阪市	203	195	195	81
大津市	130	133	131	9
京都市	144	145	147	44
大阪市	141	151	150	50
堺市	149	140	140	27
枚方市	144	152	150	50
東大阪市	125	136	141	30
神戸市	155	153	157	66
姫路市	191	185	185	80
西宮市	149	160	173	77
伊丹市	144	157	141	30
奈良市	130	143	143	36
和歌山市	168	163	160	69
鳥取市	152	156	156	64
松江市	157	160	155	62
岡山市	155	154	170	75
広島市	141	142	134	13
福山市	157	151	154	57
山口市	140	155	155	62
宇部市	143	143	143	36
徳島市	157	154	154	57
高松市	152	138	138	24
松山市	146	143	149	49
今治市	134	136	137	23
高知市	146	148	148	46
福岡市	138	128	136	21
北九州市	148	140	156	64
佐賀市	153	153	150	50
長崎市	135	132	132	11
佐世保市	135	135	135	15
熊本市	135	142	140	27
大分市	138	138	135	15
宮崎市	139	138	138	24
鹿児島市	133	131	138	24
那覇市	146	154	154	57

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。