カップ麺の価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2024年におけるカップ麺の消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比2.3%増の122.4。6年連続の増加。1990年以降で当年が最大。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のカップ麺の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のカップ麺の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年日本地図でみる都道府県別のカップ麺の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1個･77g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記のカップ麺の表のから2024年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とカップ麺の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のカップ麺の値段・価格と2024年の安値ランキング

2024年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別のカップ麺の値段・価格[単位:1個･77g]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は192円。標準偏差は6円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は5.3%。カップ麺の変動係数をその他の品目と比較したところ、カップ麺は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注4)。

カップ麺の前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は71。同様に、下落した都市の数は9、変化のない都市の数は1となりました。
2024年において、81都市の中でカップ麺の値段が最も安い都市のランキング第1位は175円[単位:1個･77g]の佐倉市、次いで178円の長岡市、181円の高知市の順です。同様に、カップ麺の値段が最も高い都市は211円の那覇市、次いで205円の長崎市、204円の八戸市の順です。また、最も高い那覇市と最も安い佐倉市との価格差は36円となっています。

カップ麺の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2022年 2023年 2024年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1個･77g、順位]

都市名	2022年	2023年	2024年	ランキング (安値順)
札幌市	170	188	188	21
函館市	172	180	195	57
旭川市	172	190	191	33
青森市	168	186	189	25
盛岡市	167	187	196	61
仙台市	162	180	184	10
八戸市	165	187	204	79
秋田市	168	189	183	4
山形市	168	189	191	33
福島市	167	186	184	10
郡山市	168	189	193	48
水戸市	165	185	192	42
日立市	165	188	195	57
宇都宮市	162	175	187	17
小山市	169	188	195	57
前橋市	167	186	185	12
さいたま市	169	189	195	57
熊谷市	167	183	192	42
川口市	171	187	190	31
所沢市	164	183	189	25
千葉市	164	180	183	4
佐倉市	154	172	175	1
浦安市	171	185	189	25
東京都区部	171	191	197	64
八王子市	163	186	188	21
立川市	166	186	191	33
府中市	170	189	198	69
横浜市	170	188	193	48
川崎市	166	186	194	53
相模原市	165	184	188	21
横須賀市	160	180	185	12
新潟市	168	178	183	4
長岡市	161	173	178	2
富山市	169	189	193	48
金沢市	169	186	191	33
福井市	171	194	199	74
甲府市	169	193	198	69
長野市	172	189	198	69
松本市	163	184	191	33
岐阜市	169	187	193	48
静岡市	172	191	197	64
浜松市	163	186	189	25
富士市	166	186	187	17
名古屋市	170	187	185	12
岡崎市	168	184	183	4
津市	168	185	191	33
松阪市	169	190	194	53
大津市	169	192	199	74
京都市	171	194	198	69
大阪市	168	186	199	74
堺市	168	188	192	42
枚方市	167	190	194	53
東大阪市	164	184	183	4
神戸市	170	188	197	64
姫路市	162	183	189	25
西宮市	171	192	201	77
伊丹市	171	190	191	33
奈良市	169	184	191	33
和歌山市	169	189	192	42
鳥取市	165	178	188	21
松江市	169	190	198	69
岡山市	170	184	183	4
広島市	168	186	196	61
福山市	174	190	193	48
山口市	172	191	197	64
宇部市	170	186	187	17
徳島市	170	187	197	64
高松市	166	187	192	42
松山市	167	184	185	12
今治市	161	182	187	17
高知市	161	180	181	3
福岡市	168	187	191	33
北九州市	170	187	192	42
佐賀市	168	193	189	25
長崎市	177	199	205	80
佐世保市	162	181	190	31
熊本市	173	191	202	78
大分市	173	192	196	61
宮崎市	165	178	185	12
鹿児島市	180	198	194	53
那覇市	180	205	211	81

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。