カップ麺の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2025年7月におけるカップ麺の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より2.4ポイント低下し120.5。前月との比較では1.2ポイント上昇。上がったのは2ケ月ぶり。

最大値・・・125.8(2023年8月)
最小値・・・98.5(2021年12月)
平均値・・・111
標準偏差・・10.17

2025年7月日本地図でみる都道府県別のカップ麺の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1個･77g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のカップ麺の表のから2025年7月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とカップ麺の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のカップ麺の値段・価格と2025年7月の安値ランキング

2025年7月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のカップ麺の値段・価格[単位:1個･77g]とランキングを見てみましょう。

79都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は189円。標準偏差は11円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は5.8%。カップ麺の変動係数をその他の品目と比較したところ、カップ麺は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

カップ麺の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は34。同様に、下落した都市の数は27、変化のない都市の数は18となりました。
79都市の中でカップ麺の値段が最も安い都市のランキング第1位は163円[単位:1個･77g]の立川市、次いで165円の長岡市、168円の仙台市の順です。同様に、カップ麺の値段が最も高い都市は215円の函館市、次いで214円の那覇市、207円の福井市の順です。また、最も高い函館市と最も安い立川市との価格差は52円となっています。

カップ麺の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2024年7月 2025年6月 2025年7月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1個･77g、順位]

都市名	2024年7月	2025年6月	2025年7月	ランキング (安値順)
札幌市	179	188	184	23
函館市	209	215	215	79
旭川市	201	181	179	14
青森市	201	193	195	52
盛岡市	204	174	174	7
仙台市	181	190	168	3
八戸市	204	204	204	73
秋田市	192	179	179	14
山形市	200	195	184	23
福島市	178	192	179	14
郡山市	178	192	176	8
水戸市	181	200	189	36
日立市	192	198	179	14
宇都宮市	195	190	190	38
小山市	203	179	190	38
前橋市	195	185	184	23
さいたま市	182	179	198	62
熊谷市	203	185	190	38
川口市	193	187	190	38
所沢市	184	179	176	8
千葉市	196	195	177	11
浦安市	179	179	184	23
東京都区部	196	193	188	31
八王子市	203	195	195	52
立川市	182	204	163	1
府中市	168	193	193	48
横浜市	189	193	192	46
川崎市	190	197	199	67
相模原市	198	204	196	59
新潟市	172	163	176	8
長岡市	168	165	165	2
富山市	196	204	204	73
金沢市	185	179	193	48
福井市	207	204	207	77
甲府市	202	193	193	48
長野市	204	204	204	73
松本市	180	174	171	6
岐阜市	201	169	190	38
静岡市	206	197	190	38
浜松市	183	171	189	36
富士市	186	170	170	5
名古屋市	183	168	183	21
豊橋市		168	168	3
津市	187	178	187	29
松阪市	187	182	182	19
大津市	204	198	198	62
京都市	204	198	188	31
大阪市	202	194	198	62
堺市	198	203	183	21
枚方市	196	204	185	28
東大阪市	195	190	195	52
神戸市	195	192	188	31
姫路市	198	192	198	62
西宮市	204	182	188	31
伊丹市	190	182	180	18
奈良市	190	182	187	29
和歌山市	204	182	182	19
鳥取市	195	168	195	52
松江市	183	188	205	76
岡山市	185	163	188	31
広島市	200	193	200	68
福山市	204	204	193	48
山口市	187	203	192	46
宇部市	195	185	203	71
徳島市	198	201	195	52
高松市	201	195	201	70
松山市	195	187	200	68
今治市	196	185	198	62
高知市	187	179	203	71
福岡市	183	160	178	13
北九州市	201	175	191	45
佐賀市	198	180	196	59
長崎市	209	185	196	59
佐世保市	193	193	184	23
熊本市	204	204	195	52
大分市	198	176	195	52
宮崎市	185	166	177	11
鹿児島市	198	190	190	38
那覇市	211	214	214	78

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。