カップ麺の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年2月におけるカップ麺の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より10.6ポイント上昇し125.2。前月との比較では3.0ポイント上昇。上がったのは4ケ月ぶり。

最大値・・・125.8(2023年8月)
最小値・・・93.9(2018年6月)
平均値・・・102.1
標準偏差・・8.85

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のカップ麺の地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のカップ麺の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年2月日本地図でみる都道府県別のカップ麺の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1個･77g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のカップ麺の表のから2024年2月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とカップ麺の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のカップ麺の値段・価格と2024年2月の安値ランキング

2024年2月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のカップ麺の値段・価格[単位:1個･77g]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は196円。標準偏差は8円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は4.1%。カップ麺の変動係数をその他の品目と比較したところ、カップ麺は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

カップ麺の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は46。同様に、下落した都市の数は21、変化のない都市の数は14となりました。
81都市の中でカップ麺の値段が最も安い都市のランキング第1位は176円[単位:1個･77g]の八王子市。同様に、カップ麺の値段が最も高い都市は214円の函館市、次いで209円の長崎市、208円の那覇市の順です。また、最も高い函館市と最も安い八王子市との価格差は38円となっています。

カップ麺の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年2月 2024年1月 2024年2月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1個･77g、順位]

都市名	2023年2月	2024年1月	2024年2月	ランキング (安値順)
札幌市	178	185	185	9
函館市	179	214	214	81
旭川市	179	182	179	4
青森市	168	184	187	11
盛岡市	182	187	204	64
仙台市	169	191	203	59
八戸市	182	204	204	64
秋田市	181	176	192	20
山形市	176	203	184	7
福島市	182	181	195	32
郡山市	181	192	203	59
水戸市	178	197	200	48
日立市	179	203	192	20
宇都宮市	165	203	195	32
小山市	171	201	206	75
前橋市	181	181	189	14
さいたま市	177	196	202	55
熊谷市	168	190	193	25
川口市	173	188	193	25
所沢市	168	193	193	25
千葉市	180	180	195	32
佐倉市	166	155	185	9
浦安市	174	193	204	64
東京都区部	183	198	201	51
八王子市	176	181	176	1
立川市	182	187	182	5
府中市	181	203	203	59
横浜市	179	196	196	39
川崎市	182	193	201	51
相模原市	179	182	184	7
横須賀市	173	193	193	25
新潟市	178	194	198	44
長岡市	176	192	190	15
富山市	182	190	187	11
金沢市	182	204	187	11
福井市	177	201	201	51
甲府市	180	191	200	48
長野市	183	204	204	64
松本市	179	191	202	55
岐阜市	185	203	193	25
静岡市	185	198	195	32
浜松市	177	185	196	39
富士市	181	186	178	3
名古屋市	182	186	190	15
岡崎市	184	195	190	15
津市	176	187	192	20
松阪市	179	192	198	44
大津市	182	198	204	64
京都市	182	200	196	39
大阪市	178	195	202	55
堺市	172	185	183	6
枚方市	182	193	204	64
東大阪市	176	181	176	1
神戸市	178	200	193	25
姫路市	165	198	190	15
西宮市	174	204	204	64
伊丹市	182	177	204	64
奈良市	176	176	198	44
和歌山市	182	188	196	39
鳥取市	176	192	203	59
松江市	177	205	205	74
岡山市	181	194	196	39
広島市	180	195	202	55
福山市	176	204	193	25
山口市	181	203	203	59
宇部市	178	176	200	48
徳島市	184	193	206	75
高松市	179	187	201	51
松山市	176	192	195	32
今治市	179	195	192	20
高知市	165	179	190	15
福岡市	181	182	198	44
北九州市	182	173	195	32
佐賀市	182	193	204	64
長崎市	188	209	209	80
佐世保市	173	182	195	32
熊本市	182	189	204	64
大分市	184	184	206	75
宮崎市	168	184	206	75
鹿児島市	195	192	192	20
那覇市	192	214	208	79

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。