カップ麺の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2025年11月におけるカップ麺の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より2.0ポイント低下し120.0。前月との比較では0.8ポイント上昇。上がったのは2ケ月連続。

最大値・・・125.8(2023年8月)
最小値・・・98.5(2021年12月)
平均値・・・111.5
標準偏差・・10.08

2025年11月日本地図でみる都道府県別のカップ麺の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1個･77g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のカップ麺の表のから2025年11月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とカップ麺の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のカップ麺の値段・価格と2025年11月の安値ランキング

2025年11月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のカップ麺の値段・価格[単位:1個･77g]とランキングを見てみましょう。

79都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は187円。標準偏差は11円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は5.9%。カップ麺の変動係数をその他の品目と比較したところ、カップ麺は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

カップ麺の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は33。同様に、下落した都市の数は37、変化のない都市の数は9となりました。
79都市の中でカップ麺の値段が最も安い都市のランキング第1位は158円[単位:1個･77g]の長野市、次いで161円の新潟市、165円の宇都宮市の順です。同様に、カップ麺の値段が最も高い都市は215円の函館市、次いで206円の旭川市、205円の那覇市の順です。また、最も高い函館市と最も安い長野市との価格差は57円となっています。

カップ麺の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2024年11月 2025年10月 2025年11月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1個･77g、順位]

都市名	2024年11月	2025年10月	2025年11月	ランキング (安値順)
札幌市	201	191	195	56
函館市	184	215	215	79
旭川市	206	195	206	78
青森市	187	188	193	52
盛岡市	190	174	187	37
仙台市	183	186	181	22
八戸市	204	204	204	75
秋田市	176	171	201	70
山形市	186	206	195	56
福島市	173	179	201	70
郡山市	195	189	184	32
水戸市	192	198	187	37
日立市	208	190	174	10
宇都宮市	168	179	165	3
小山市	178	187	183	29
前橋市	187	182	179	19
さいたま市	192	191	188	40
熊谷市	190	182	198	65
川口市	188	188	187	37
所沢市	193	184	181	22
千葉市	186	195	177	15
浦安市	195	181	184	32
東京都区部	196	191	193	52
八王子市	196	179	190	44
立川市	204	196	182	26
府中市	190	195	193	52
横浜市	195	190	188	40
川崎市	200	190	189	43
相模原市	199	179	174	10
新潟市	176	170	161	2
長岡市	170	168	168	5
富山市	198	174	176	13
金沢市	198	187	193	52
福井市	198	207	190	44
甲府市	199	177	177	15
長野市	204	174	158	1
松本市	191	185	171	8
岐阜市	193	179	176	13
静岡市	197	188	195	56
浜松市	192	173	185	36
富士市	194	176	165	3
名古屋市	187	180	178	18
豊橋市		179	168	5
津市	187	176	181	22
松阪市	206	187	184	32
大津市	204	198	174	10
京都市	189	191	192	48
大阪市	195	193	195	56
堺市	192	198	192	48
枚方市	182	188	198	65
東大阪市	181	187	203	73
神戸市	194	185	199	69
姫路市	177	192	177	15
西宮市	201	190	198	65
伊丹市	160	196	191	47
奈良市	179	187	195	56
和歌山市	182	174	188	40
鳥取市	170	178	195	56
松江市	178	183	183	29
岡山市	170	185	196	63
広島市	195	199	192	48
福山市	185	198	181	22
山口市	187	195	173	9
宇部市	184	192	192	48
徳島市	195	195	182	26
高松市	201	190	201	70
松山市	184	189	198	65
今治市	177	190	179	19
高知市	184	189	203	73
福岡市	197	168	168	5
北九州市	197	178	183	29
佐賀市	161	166	180	21
長崎市	196	185	196	63
佐世保市	187	184	184	32
熊本市	204	204	204	75
大分市	198	190	195	56
宮崎市	197	171	182	26
鹿児島市	195	192	190	44
那覇市	208	214	205	77

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。