カップ麺の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年9月におけるカップ麺の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より3.1ポイント低下し120.2。前月との比較では4.1ポイント低下。下がったのは3ケ月ぶり。

最大値・・・125.8(2023年8月)
最小値・・・93.9(2018年6月)
平均値・・・105.7
標準偏差・・10.41

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のカップ麺の地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のカップ麺の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年9月日本地図でみる都道府県別のカップ麺の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1個･77g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のカップ麺の表のから2024年9月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とカップ麺の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のカップ麺の値段・価格と2024年9月の安値ランキング

2024年9月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のカップ麺の値段・価格[単位:1個･77g]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は189円。標準偏差は11円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は5.8%。カップ麺の変動係数をその他の品目と比較したところ、カップ麺は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

カップ麺の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は20。同様に、下落した都市の数は46、変化のない都市の数は15となりました。
81都市の中でカップ麺の値段が最も安い都市のランキング第1位は160円[単位:1個･77g]の函館市。同様に、カップ麺の値段が最も高い都市は211円の那覇市、次いで207円の福井市、206円の旭川市の順です。また、最も高い那覇市と最も安い函館市との価格差は51円となっています。

カップ麺の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年9月 2024年8月 2024年9月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1個･77g、順位]

都市名	2023年9月	2024年8月	2024年9月	ランキング (安値順)
札幌市	185	185	178	20
函館市	163	202	160	1
旭川市	206	193	206	79
青森市	201	195	193	46
盛岡市	198	204	190	39
仙台市	192	195	177	18
八戸市	171	204	204	75
秋田市	187	201	171	6
山形市	195	170	189	37
福島市	195	181	190	39
郡山市	197	195	184	25
水戸市	200	189	198	64
日立市	198	195	184	25
宇都宮市	187	187	176	10
小山市	198	195	176	10
前橋市	187	198	182	22
さいたま市	195	203	184	25
熊谷市	190	203	187	31
川口市	196	190	190	39
所沢市	187	195	176	10
千葉市	189	182	188	34
佐倉市	190	191	174	8
浦安市	190	203	176	10
東京都区部	203	200	189	37
八王子市	187	187	190	39
立川市	184	204	198	64
府中市	179	203	193	46
横浜市	197	198	190	39
川崎市	202	199	197	63
相模原市	193	182	198	64
横須賀市	187	184	165	2
新潟市	187	198	192	45
長岡市	187	190	195	50
富山市	204	187	187	31
金沢市	187	198	198	64
福井市	212	190	207	80
甲府市	202	177	202	72
長野市	188	204	177	18
松本市	202	191	169	5
岐阜市	198	190	195	50
静岡市	194	195	195	50
浜松市	191	203	165	2
富士市	192	178	175	9
名古屋市	190	190	187	31
岡崎市	187	187	193	46
津市	190	192	195	50
松阪市	195	168	201	70
大津市	176	179	204	75
京都市	197	201	188	34
大阪市	186	204	196	59
堺市	185	190	190	39
枚方市	198	190	182	22
東大阪市	184	184	176	10
神戸市	194	203	194	49
姫路市	168	198	182	22
西宮市	198	204	195	50
伊丹市	193	204	196	59
奈良市	176	203	179	21
和歌山市	188	204	171	6
鳥取市	196	172	176	10
松江市	188	171	202	72
岡山市	199	188	176	10
広島市	187	203	198	64
福山市	196	199	188	34
山口市	203	203	203	74
宇部市	181	195	195	50
徳島市	190	195	195	50
高松市	192	201	201	70
松山市	173	195	184	25
今治市	179	190	185	30
高知市	184	190	168	4
福岡市	193	189	176	10
北九州市	187	190	196	59
佐賀市	204	193	204	75
長崎市	209	198	198	64
佐世保市	184	193	184	25
熊本市	186	204	204	75
大分市	184	195	195	50
宮崎市	190	171	196	59
鹿児島市	211	195	195	50
那覇市	214	211	211	81

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。