カップ麺の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2025年1月におけるカップ麺の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より4.2ポイント低下し118.0。前月との比較では2.1ポイント低下。下がったのは2ケ月連続。

最大値・・・125.8(2023年8月)
最小値・・・93.9(2018年6月)
平均値・・・106.4
標準偏差・・10.59

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のカップ麺の地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のカップ麺の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2025年2月日本地図でみる都道府県別のカップ麺の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1個･77g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のカップ麺の表のから2025年2月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とカップ麺の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のカップ麺の値段・価格と2025年2月の安値ランキング

2025年2月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のカップ麺の値段・価格[単位:1個･77g]とランキングを見てみましょう。

79都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は190円。標準偏差は10円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は5.3%。カップ麺の変動係数をその他の品目と比較したところ、カップ麺は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

カップ麺の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は47。同様に、下落した都市の数は24、変化のない都市の数は8となりました。
79都市の中でカップ麺の値段が最も安い都市のランキング第1位は162円[単位:1個･77g]の山形市、次いで168円の長岡市、169円の宮崎市の順です。同様に、カップ麺の値段が最も高い都市は209円の長崎市、次いで208円の那覇市、204円の八戸市の順です。また、最も高い長崎市と最も安い山形市との価格差は47円となっています。

カップ麺の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2024年2月 2025年1月 2025年2月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1個･77g、順位]

都市名	2024年2月	2025年1月	2025年2月	ランキング (安値順)
札幌市	185	194	190	32
函館市	214	192	187	26
旭川市	179	179	194	45
青森市	187	165	182	18
盛岡市	204	174	174	6
仙台市	203	176	181	14
八戸市	204	204	204	73
秋田市	192	171	190	32
山形市	184	181	162	1
福島市	195	168	176	7
郡山市	203	180	203	70
水戸市	200	192	195	48
日立市	192	176	187	26
宇都宮市	195	184	195	48
小山市	206	170	195	48
前橋市	189	193	184	23
さいたま市	202	185	192	40
熊谷市	193	183	190	32
川口市	193	187	181	14
所沢市	193	183	193	41
千葉市	195	198	190	32
浦安市	204	186	179	9
東京都区部	201	193	195	48
八王子市	176	190	187	26
立川市	182	184	198	61
府中市	203	194	203	70
横浜市	196	191	194	45
川崎市	201	198	193	41
相模原市	184	199	182	18
新潟市	198	174	172	5
長岡市	190	170	168	2
富山市	187	187	204	73
金沢市	187	182	185	25
福井市	201	190	188	31
甲府市	200	199	196	58
長野市	204	195	204	73
松本市	202	183	202	68
岐阜市	193	184	198	61
静岡市	195	197	195	48
浜松市	196	174	193	41
富士市	178	170	197	59
名古屋市	190	170	191	38
豊橋市		168	171	4
津市	192	165	178	8
松阪市	198	190	190	32
大津市	204	196	204	73
京都市	196	183	191	38
大阪市	202	196	199	65
堺市	183	187	194	45
枚方市	204	182	182	18
東大阪市	176	195	195	48
神戸市	193	187	200	66
姫路市	190	190	190	32
西宮市	204	204	195	48
伊丹市	204	193	179	9
奈良市	198	157	197	59
和歌山市	196	161	187	26
鳥取市	203	178	187	26
松江市	205	194	183	22
岡山市	196	177	179	9
広島市	202	194	202	68
福山市	193	182	193	41
山口市	203	184	181	14
宇部市	200	181	198	61
徳島市	206	182	184	23
高松市	201	195	195	48
松山市	195	190	181	14
今治市	192	187	182	18
高知市	190	179	203	70
福岡市	198	172	198	61
北九州市	195	164	200	66
佐賀市	204	180	180	13
長崎市	209	187	209	79
佐世保市	195	193	179	9
熊本市	204	180	204	73
大分市	206	171	195	48
宮崎市	206	174	169	3
鹿児島市	192	184	195	48
那覇市	208	214	208	78

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。