カップ麺の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2025年6月におけるカップ麺の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より2.1ポイント低下し119.3。前月との比較では1.7ポイント低下。下がったのは2ケ月ぶり。

最大値・・・125.8(2023年8月)
最小値・・・98.5(2021年12月)
平均値・・・110.9
標準偏差・・10.18

2025年6月日本地図でみる都道府県別のカップ麺の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1個･77g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のカップ麺の表のから2025年6月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とカップ麺の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のカップ麺の値段・価格と2025年6月の安値ランキング

2025年6月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のカップ麺の値段・価格[単位:1個･77g]とランキングを見てみましょう。

79都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は188円。標準偏差は12円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は6.9%。カップ麺の変動係数をその他の品目と比較したところ、カップ麺は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

カップ麺の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は16。同様に、下落した都市の数は42、変化のない都市の数は21となりました。
79都市の中でカップ麺の値段が最も安い都市のランキング第1位は160円[単位:1個･77g]の福岡市。同様に、カップ麺の値段が最も高い都市は215円の函館市、次いで214円の那覇市、204円の八戸市の順です。また、最も高い函館市と最も安い福岡市との価格差は55円となっています。

カップ麺の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2024年6月 2025年5月 2025年6月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1個･77g、順位]

都市名	2024年6月	2025年5月	2025年6月	ランキング (安値順)
札幌市	191	182	188	38
函館市	197	187	215	79
旭川市	192	168	181	25
青森市	190	195	193	48
盛岡市	190	174	174	12
仙台市	169	194	190	40
八戸市	204	204	204	69
秋田市	176	192	179	17
山形市	200	195	195	56
福島市	173	190	192	44
郡山市	195	203	192	44
水戸市	192	181	200	65
日立市	190	187	198	62
宇都宮市	182	170	190	40
小山市	195	192	179	17
前橋市	195	190	185	31
さいたま市	198	203	179	17
熊谷市	203	193	185	31
川口市	193	199	187	36
所沢市	195	193	179	17
千葉市	180	192	195	56
浦安市	195	190	179	17
東京都区部	200	194	193	48
八王子市	187	214	195	56
立川市	182	204	204	69
府中市	203	193	193	48
横浜市	194	196	193	48
川崎市	191	197	197	60
相模原市	176	190	204	69
新潟市	170	181	163	2
長岡市	165	170	165	4
富山市	198	193	204	69
金沢市	179	182	179	17
福井市	198	198	204	69
甲府市	202	193	193	48
長野市	204	204	204	69
松本市	202	180	174	12
岐阜市	179	155	169	9
静岡市	198	199	197	60
浜松市	204	186	171	11
富士市	189	192	170	10
名古屋市	174	170	168	6
豊橋市		168	168	6
津市	187	178	178	16
松阪市	176	187	182	26
大津市	196	198	198	62
京都市	200	200	198	62
大阪市	196	200	194	55
堺市	183	203	203	67
枚方市	193	204	204	69
東大阪市	195	195	190	40
神戸市	203	205	192	44
姫路市	187	192	192	44
西宮市	204	196	182	26
伊丹市	196	175	182	26
奈良市	203	182	182	26
和歌山市	204	191	182	26
鳥取市	203	168	168	6
松江市	205	199	188	38
岡山市	165	179	163	2
広島市	192	199	193	48
福山市	191	193	204	69
山口市	203	203	203	67
宇部市	168	187	185	31
徳島市	198	195	201	66
高松市	179	195	195	56
松山市	181	190	187	36
今治市	185	198	185	31
高知市	176	190	179	17
福岡市	187	179	160	1
北九州市	179	200	175	14
佐賀市	193	182	180	24
長崎市	209	196	185	31
佐世保市	193	185	193	48
熊本市	204	204	204	69
大分市	171	206	176	15
宮崎市	168	177	166	5
鹿児島市	190	190	190	40
那覇市	208	214	214	78

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。