カップ麺の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2025年8月におけるカップ麺の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より3.7ポイント低下し120.6。前月との比較では0.1ポイント上昇。上がったのは2ケ月連続。

最大値・・・125.8(2023年8月)
最小値・・・98.5(2021年12月)
平均値・・・111.1
標準偏差・・10.16

2025年8月日本地図でみる都道府県別のカップ麺の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1個･77g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のカップ麺の表のから2025年8月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とカップ麺の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のカップ麺の値段・価格と2025年8月の安値ランキング

2025年8月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のカップ麺の値段・価格[単位:1個･77g]とランキングを見てみましょう。

79都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は189円。標準偏差は11円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は5.8%。カップ麺の変動係数をその他の品目と比較したところ、カップ麺は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

カップ麺の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は30。同様に、下落した都市の数は35、変化のない都市の数は14となりました。
79都市の中でカップ麺の値段が最も安い都市のランキング第1位は167円[単位:1個･77g]の堺市。同様に、カップ麺の値段が最も高い都市は215円の函館市、次いで214円の那覇市、210円の長崎市の順です。また、最も高い函館市と最も安い堺市との価格差は48円となっています。

カップ麺の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2024年8月 2025年7月 2025年8月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1個･77g、順位]

都市名	2024年8月	2025年7月	2025年8月	ランキング (安値順)
札幌市	185	184	186	33
函館市	202	215	215	79
旭川市	193	179	198	61
青森市	195	195	189	37
盛岡市	204	174	176	11
仙台市	195	168	192	48
八戸市	204	204	204	72
秋田市	201	179	177	14
山形市	170	184	189	37
福島市	181	179	189	37
郡山市	195	176	203	70
水戸市	189	189	195	57
日立市	195	179	182	23
宇都宮市	187	190	176	11
小山市	195	190	179	17
前橋市	198	184	184	28
さいたま市	203	198	184	28
熊谷市	203	190	190	43
川口市	190	190	190	43
所沢市	195	176	178	15
千葉市	182	177	173	7
浦安市	203	184	184	28
東京都区部	200	188	197	60
八王子市	187	195	179	17
立川市	204	163	204	72
府中市	203	193	203	70
横浜市	198	192	195	57
川崎市	199	199	191	46
相模原市	182	196	187	34
新潟市	198	176	168	2
長岡市	190	165	170	5
富山市	187	204	196	59
金沢市	198	193	176	11
福井市	190	207	198	61
甲府市	177	193	193	54
長野市	204	204	188	36
松本市	191	171	202	68
岐阜市	190	190	185	32
静岡市	195	190	181	20
浜松市	203	189	189	37
富士市	178	170	192	48
名古屋市	190	183	173	7
豊橋市		168	168	2
津市	192	187	178	15
松阪市	168	182	189	37
大津市	179	198	174	9
京都市	201	188	194	56
大阪市	204	198	201	65
堺市	190	183	167	1
枚方市	190	185	182	23
東大阪市	184	195	192	48
神戸市	203	188	198	61
姫路市	198	198	198	61
西宮市	204	188	204	72
伊丹市	204	180	193	54
奈良市	203	187	192	48
和歌山市	204	182	191	46
鳥取市	172	195	170	5
松江市	171	205	183	26
岡山市	188	188	174	9
広島市	203	200	202	68
福山市	199	193	180	19
山口市	203	192	192	48
宇部市	195	203	181	20
徳島市	195	195	201	65
高松市	201	201	201	65
松山市	195	200	190	43
今治市	190	198	187	34
高知市	190	203	192	48
福岡市	189	178	204	72
北九州市	190	191	181	20
佐賀市	193	196	183	26
長崎市	198	196	210	77
佐世保市	193	184	184	28
熊本市	204	195	204	72
大分市	195	195	182	23
宮崎市	171	177	168	2
鹿児島市	195	190	189	37
那覇市	211	214	214	78

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。