鹿児島県与論町の男性の死亡原因別の死亡リスク、死亡者数、リスクランキング

グラフ年次与論町(鹿児島県)の死亡原因の構成と死亡リスク格差(全国比) 与論町男性の全国と比べた死因別死亡リスク格差

データ出所

厚生労働省人口動態保健所・市町村別統計を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

このグラフは2015年～2019年の与論町の男性の死因別死亡率が、全国平均（当地域の各年齢層の死亡率が全国並みであると仮定した場合の男性の死亡率）からどの程度の差があるかをパーセントで示しています。グラフの目盛のゼロは全国平均をあらわし、グラフの棒が右にあるほど、死亡率が全国平均を上回っていることを意味しています。

日本でいわゆる三大生活習慣病といわれている「悪性腫瘍（がん）」「心疾患」「脳血管疾患」についてみると、悪性腫瘍(計)による死亡率は5.4%だけ全国平均を下回っています。つまり全国平均の0.95倍の死亡率です。

同様に心疾患(計)は9.3%ほど全国平均より低く、全国平均の0.91倍。一方、脳血管疾患(計)は12.6%ほど全国平均より高く、全国平均の1.13倍となっています。

また肝疾患が全国平均の1.37倍の死亡率の高さです。続いて急性心筋梗塞が同様に1.19倍、同じく肝がん・肝内胆管がんが1.12倍、脳梗塞が1.10倍、脳内出血が1.08倍、腎不全が1.07倍、肺炎が1.01倍となっています。

一方、ここに挙げた死因の中で全国平均を最も下まわったのは胃がんで2割以上低い死亡率となっています。

(参考表) 鹿児島県与論町男性の全国と比べた死因別リスク、死亡者数、市区町村リスクランキング

人口動態保健所・市町村別統計(厚生労働省)による2015年～2019年の鹿児島県与論町の男性の死亡原因別の死亡比全国乖離、死亡者数、高リスクランキング(1,734市区町村中の順位)のデータです。ここでの死亡比全国乖離は、標準化死亡比から全国平均の100を引き算したものです。したがって、例えば、プラスの数値になっていれば、全国平均の死亡率から推定される死亡者よりもその割合だけ多いことを意味します。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

死亡者数[人] 死亡比全国乖離[%] 高リスクランキング[位]

[単位 : 人、%、位(1,734市区町村中)]

死亡原因	死亡者数[人]	死亡比全国乖離[%]	高リスクランキング[位]
死亡総数	209	3.872	621
悪性腫瘍(がん)の合計	51	-5.420	1275
胃がん	8	-24.808	1597
大腸がん	6	-9.842	1296
肝がん・肝内胆管がん	5	11.927	416
気管がん・気管支がん・肺がん	9	-10.611	1467
その他のがん	23	-	-
心疾患の合計	23	-9.320	1349
急性心筋梗塞	7	18.823	570
心不全	5	-18.854	1323
その他の心疾患	11	-	-
肺炎	18	0.668	826
脳血管疾患の合計	18	12.607	487
脳内出血	-	8.026	547
脳梗塞	10	10.244	583
その他の脳血管疾患	8	-	-
その他の死因の合計	99	-	-
肝疾患	5	37.340	101
腎不全	-	6.554	666
老衰	9	-0.548	800
不慮の事故	14	63.638	31
自殺	8	50.367	61
その他	63	-	-

データ出所:人口動態保健所・市町村別統計(厚生労働省)
・死亡者数は2015年～2019年の当該市区町村に住む日本人の合計値。
・標準化死亡比は、当該市区町村の各年齢階層別人口に全国平均の年齢階層別死亡率を乗じて年齢階層ごとの期待死亡数を計算し、その合計人数に対する実際の死亡数を100分率で表したものです。ただし、ここでの標準化死亡比はベイズ推定により計測したもの。
・ベイズ推定により標準化死亡比を計測しているため、死亡者がいなくても計算が可能となっています。間違っているわけではりません。
・標準化死亡率の高低は平均寿命とは何の関係もありませんし、その数値が高くてもその死亡原因で早死にすることを意味しません。