愛媛県松山市の女性の死亡原因別の死亡リスク、死亡者数、リスクランキング

グラフ年次松山市(愛媛県)の死亡原因の構成と死亡リスク格差(全国比) 松山市女性の全国と比べた死因別死亡リスク格差

データ出所

厚生労働省人口動態保健所・市町村別統計を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

このグラフは2015年～2019年の松山市の女性の死因別死亡率が、全国平均（当地域の各年齢層の死亡率が全国並みであると仮定した場合の女性の死亡率）からどの程度の差があるかをパーセントで示しています。グラフの目盛のゼロは全国平均をあらわし、グラフの棒が右にあるほど、死亡率が全国平均を上回っていることを意味しています。

日本でいわゆる三大生活習慣病といわれている「悪性腫瘍（がん）」「心疾患」「脳血管疾患」についてみると、悪性腫瘍(計)による死亡率は3.7%だけ全国平均を下回っています。つまり全国平均の0.96倍の死亡率です。

同様に心疾患(計)は0.4%ほど全国平均より低く、全国平均の1.00倍。同じく脳血管疾患(計)も3.2%ほど全国平均より低く、全国平均の0.97倍となっています。

また肝がん・肝内胆管がんが全国平均の1.23倍の死亡率の高さです。続いて胃がんが同様に1.08倍となっています。

一方、ここに挙げた死因の中で全国平均を最も下まわったのは急性心筋梗塞で4割程度低い死亡率となっています。

(参考表) 愛媛県松山市女性の全国と比べた死因別リスク、死亡者数、市区町村リスクランキング

人口動態保健所・市町村別統計(厚生労働省)による2015年～2019年の愛媛県松山市の女性の死亡原因別の死亡比全国乖離、死亡者数、高リスクランキング(1,734市区町村中の順位)のデータです。ここでの死亡比全国乖離は、標準化死亡比から全国平均の100を引き算したものです。したがって、例えば、プラスの数値になっていれば、全国平均の死亡率から推定される死亡者よりもその割合だけ多いことを意味します。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

死亡者数[人] 死亡比全国乖離[%] 高リスクランキング[位]

[単位 : 人、%、位(1,734市区町村中)]

死亡原因	死亡者数[人]	死亡比全国乖離[%]	高リスクランキング[位]
死亡総数	12,795	-2.458	1127
悪性腫瘍(がん)の合計	3,029	-3.724	1067
胃がん	363	8.077	475
大腸がん	419	-11.865	1405
肝がん・肝内胆管がん	255	23.180	243
気管がん・気管支がん・肺がん	416	-5.058	893
その他のがん	1,576	-	-
心疾患の合計	2,199	-0.432	934
急性心筋梗塞	216	-36.079	1554
心不全	911	-5.743	1008
その他の心疾患	1,072	-	-
肺炎	997	-10.102	1098
脳血管疾患の合計	1,187	-3.165	1019
脳内出血	283	-7.716	1130
脳梗塞	721	-0.510	902
その他の脳血管疾患	183	-	-
その他の死因の合計	5,383	-	-
肝疾患	118	-1.556	790
腎不全	248	-6.297	1112
老衰	1,648	20.504	479
不慮の事故	364	6.680	772
自殺	164	11.133	386
その他	2,841	-	-

データ出所:人口動態保健所・市町村別統計(厚生労働省)
・死亡者数は2015年～2019年の当該市区町村に住む日本人の合計値。
・標準化死亡比は、当該市区町村の各年齢階層別人口に全国平均の年齢階層別死亡率を乗じて年齢階層ごとの期待死亡数を計算し、その合計人数に対する実際の死亡数を100分率で表したものです。ただし、ここでの標準化死亡比はベイズ推定により計測したもの。
・ベイズ推定により標準化死亡比を計測しているため、死亡者がいなくても計算が可能となっています。間違っているわけではりません。
・標準化死亡率の高低は平均寿命とは何の関係もありませんし、その数値が高くてもその死亡原因で早死にすることを意味しません。