兵庫県南あわじ市の男性の死亡原因別の死亡者数、構成割合

グラフ年次南あわじ市(兵庫県)の死亡原因の構成と死亡リスク格差(全国比) 南あわじ市男性の全国と比べた死因別死亡リスク格差

データ出所

厚生労働省人口動態保健所・市町村別統計を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

このグラフは2015年～2019年の南あわじ市の男性の死因別死亡率が、全国平均（当地域の各年齢層の死亡率が全国並みであると仮定した場合の男性の死亡率）からどの程度の差があるかをパーセントで示しています。グラフの目盛のゼロは全国平均をあらわし、グラフの棒が右にあるほど、死亡率が全国平均を上回っていることを意味しています。

日本でいわゆる三大生活習慣病といわれている「悪性腫瘍（がん）」「心疾患」「脳血管疾患」についてみると、悪性腫瘍(計)による死亡率は3.8%だけ全国平均を上回っています。つまり全国平均の1.04倍の死亡率の高さです。

同様に心疾患(計)は22.3%ほど全国平均より高く、全国平均の1.22倍。一方、脳血管疾患(計)は50.6%ほど全国平均より低く、全国平均の0.49倍となっています。

また急性心筋梗塞が全国平均の1.22倍の死亡率の高さです。続いて心不全が同様に1.19倍、同じく気管がん・気管支がん・肺がんが1.17倍、胃がんが1.04倍、肝疾患が1.02倍となっています。

一方、ここに挙げた死因の中で全国平均を最も下まわったのは脳内出血で5割以上低い死亡率となっています。

さらに周辺の県や市区町村と比較することで、23の地域特性のようなものがみてとれるかもしれません。

(参考表) 兵庫県南あわじ市男性の死亡原因別の死亡者数と構成割合

人口動態保健所・市町村別統計(厚生労働省)による2015年～2019年の兵庫県南あわじ市の男性の死因別の死亡者数、構成割合、標準化死亡比(ベイズ推定)のデータです。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

死亡者数[人] 死因割合[%] 標準化死亡比[%]

[単位 : 人、%]

死亡原因	死亡者数[人]	死因割合[%]	標準化死亡比[%]
死亡総数	1,715	100.0	99.445
悪性腫瘍(がん)の合計	547	31.9	102.122
胃がん	78	4.5	103.755
大腸がん	52	3.0	88.777
肝がん・肝内胆管がん	42	2.4	99.199
気管がん・気管支がん・肺がん	159	9.3	116.975
その他のがん	216	12.6	-
心疾患の合計	248	14.5	100.620
急性心筋梗塞	65	3.8	122.345
心不全	97	5.7	119.027
その他の心疾患	86	5.0	-
肺炎	175	10.2	97.042
脳血管疾患の合計	115	6.7	84.303
脳内出血	13	0.8	49.423
脳梗塞	85	5.0	99.091
その他の脳血管疾患	17	1.0	-
その他の死因の合計	630	36.7	-
肝疾患	23	1.3	102.152
腎不全	27	1.6	90.134
老衰	48	2.8	74.850
不慮の事故	95	5.5	156.927
自殺	44	2.6	123.947
その他	393	22.9	-

データ出所:人口動態保健所・市町村別統計(厚生労働省)
・死亡者数は2015年～2019年の当該市区町村に住む日本人の合計値。
・標準化死亡比は、当該市区町村の各年齢階層別人口に全国平均の年齢階層別死亡率を乗じて年齢階層ごとの期待死亡数を計算し、その合計人数に対する実際の死亡数を100分率で表したものです。ただし、ここでの標準化死亡比はベイズ推定により計測したもの。
・ベイズ推定により標準化死亡比を計測しているため、死亡者がいなくても計算が可能となっています。間違っているわけではりません。
・標準化死亡率の高低は平均寿命とは何の関係もありませんし、その数値が高くてもその死亡原因で早死にすることを意味しません。