岐阜県揖斐川町の女性の死亡原因別の死亡リスク、死亡者数、リスクランキング

グラフ年次揖斐川町(岐阜県)の死亡原因の構成と死亡リスク格差(全国比) 揖斐川町女性の全国と比べた死因別死亡リスク格差

データ出所

厚生労働省人口動態保健所・市町村別統計を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

このグラフは2015年～2019年の揖斐川町の女性の死因別死亡率が、全国平均（当地域の各年齢層の死亡率が全国並みであると仮定した場合の女性の死亡率）からどの程度の差があるかをパーセントで示しています。グラフの目盛のゼロは全国平均をあらわし、グラフの棒が右にあるほど、死亡率が全国平均を上回っていることを意味しています。

日本でいわゆる三大生活習慣病といわれている「悪性腫瘍（がん）」「心疾患」「脳血管疾患」についてみると、悪性腫瘍(計)による死亡率は0.1%だけ全国平均を下回っています。つまり全国平均の1.00倍の死亡率です。

一方、心疾患(計)は8.0%ほど全国平均より高く、全国平均の1.08倍。脳血管疾患(計)も33.8%ほど全国平均より高く、全国平均の1.34倍となっています。

また脳梗塞が全国平均の1.34倍の死亡率の高さです。続いて急性心筋梗塞が同様に1.27倍、同じく脳内出血が1.19倍、胃がんが1.15倍、大腸がんが1.09倍、肺炎が1.01倍となっています。

一方、ここに挙げた死因の中で全国平均を最も下まわったのは肝がん・肝内胆管がんで2割程度低い死亡率となっています。

(参考表) 岐阜県揖斐川町女性の全国と比べた死因別リスク、死亡者数、市区町村リスクランキング

人口動態保健所・市町村別統計(厚生労働省)による2015年～2019年の岐阜県揖斐川町の女性の死亡原因別の死亡比全国乖離、死亡者数、高リスクランキング(1,734市区町村中の順位)のデータです。ここでの死亡比全国乖離は、標準化死亡比から全国平均の100を引き算したものです。したがって、例えば、プラスの数値になっていれば、全国平均の死亡率から推定される死亡者よりもその割合だけ多いことを意味します。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

死亡者数[人] 死亡比全国乖離[%] 高リスクランキング[位]

[単位 : 人、%、位(1,734市区町村中)]

死亡原因	死亡者数[人]	死亡比全国乖離[%]	高リスクランキング[位]
死亡総数	865	12.316	116
悪性腫瘍(がん)の合計	173	-0.070	711
胃がん	22	15.311	266
大腸がん	31	9.368	306
肝がん・肝内胆管がん	9	-15.892	1210
気管がん・気管支がん・肺がん	25	-2.823	787
その他のがん	86	-	-
心疾患の合計	141	7.991	572
急性心筋梗塞	25	26.669	485
心不全	55	-1.610	878
その他の心疾患	61	-	-
肺炎	68	1.288	735
脳血管疾患の合計	107	33.847	168
脳内出血	24	18.556	311
脳梗塞	64	33.897	215
その他の脳血管疾患	19	-	-
その他の死因の合計	376	-	-
肝疾患	7	-1.380	785
腎不全	16	-0.443	894
老衰	117	44.481	244
不慮の事故	22	20.926	326
自殺	5	-5.701	1035
その他	209	-	-

データ出所:人口動態保健所・市町村別統計(厚生労働省)
・死亡者数は2015年～2019年の当該市区町村に住む日本人の合計値。
・標準化死亡比は、当該市区町村の各年齢階層別人口に全国平均の年齢階層別死亡率を乗じて年齢階層ごとの期待死亡数を計算し、その合計人数に対する実際の死亡数を100分率で表したものです。ただし、ここでの標準化死亡比はベイズ推定により計測したもの。
・ベイズ推定により標準化死亡比を計測しているため、死亡者がいなくても計算が可能となっています。間違っているわけではりません。
・標準化死亡率の高低は平均寿命とは何の関係もありませんし、その数値が高くてもその死亡原因で早死にすることを意味しません。