栃木県の男性の死亡原因別の死亡リスク、死亡者数、リスクランキング

グラフ年次栃木県の死亡原因の構成と死亡リスク格差(全国比) 栃木県男性の全国と比べた死因別死亡リスク格差

データ出所

厚生労働省人口動態保健所・市町村別統計を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

このグラフは2015年～2019年の栃木県の男性の死因別死亡率が、全国平均（当地域の各年齢層の死亡率が全国並みであると仮定した場合の男性の死亡率）からどの程度の差があるかをパーセントで示しています。グラフの目盛のゼロは全国平均をあらわし、グラフの棒が右にあるほど、死亡率が全国平均を上回っていることを意味しています。

日本でいわゆる三大生活習慣病といわれている「悪性腫瘍（がん）」「心疾患」「脳血管疾患」についてみると、悪性腫瘍(計)による死亡率は0.9%だけ全国平均を上回っています。つまり全国平均の1.01倍の死亡率の高さです。

同様に心疾患(計)は17.0%ほど全国平均より高く、全国平均の1.17倍。同じく脳血管疾患(計)も25.0%ほど全国平均より高く、全国平均の1.25倍となっています。

また急性心筋梗塞が全国平均の1.30倍の死亡率の高さです。続いて脳内出血が同様に1.29倍、同じく脳梗塞が1.22倍、胃がんが1.16倍、腎不全が1.11倍、大腸がんが1.09倍、肺炎が1.05倍となっています。

一方、ここに挙げた死因の中で全国平均を最も下まわったのは心不全で2割以上低い死亡率となっています。

(参考表) 栃木県男性の全国と比べた死因別リスク、死亡者数、都道府県リスクランキング

人口動態保健所・市町村別統計(厚生労働省)による2015年～2019年の栃木県の男性の死亡原因別の死亡比全国乖離、死亡者数、高リスクランキング(47都道府県中の順位)のデータです。ここでの死亡比全国乖離は、標準化死亡比から全国平均の100を引き算したものです。例えば、プラスの数値になっていれば、全国平均の死亡率から推定される死亡者よりもその割合だけ多いことを意味します。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

死亡者数[人] 死亡比全国乖離[%] 高リスクランキング[位]

[単位 : 人、%、位(47都道府県中)]

死亡原因	死亡者数[人]	死亡比全国乖離[%]	高リスクランキング[位]
死亡総数	54,217	5.658	6
悪性腫瘍(がん)の合計	17,057	0.877	17
胃がん	2,747	15.708	5
大腸がん	2,248	8.716	6
肝がん・肝内胆管がん	1,421	-2.549	25
気管がん・気管支がん・肺がん	3,963	-2.337	27
その他のがん	6,678	-	-
心疾患の合計	8,339	16.979	5
急性心筋梗塞	2,113	29.531	10
心不全	1,674	-21.083	42
その他の心疾患	4,552	-	-
肺炎	4,965	4.457	18
脳血管疾患の合計	5,177	25.041	4
脳内出血	1,764	28.463	4
脳梗塞	2,805	21.885	7
その他の脳血管疾患	608	-	-
その他の死因の合計	18,679	-	-
肝疾患	781	-4.165	19
腎不全	1,022	11.291	10
老衰	1,886	20.746	11
不慮の事故	1,621	-6.622	39
自殺	1,386	9.243	16
その他	11,983	-	-

データ出所:人口動態保健所・市町村別統計(厚生労働省)
・死亡者数は2015年～2019年の当該都道府県に居住する日本人の合計値。
・標準化死亡比は、当該都道府県の各年齢階層別人口に全国平均の年齢階層別死亡率を乗じて年齢階層ごとの期待死亡数を計算し、その合計人数に対する実際の死亡数を100分率で表したものです。ただし、ここでの標準化死亡比はベイズ推定により計測したもの。
・標準化死亡率の高低は平均寿命とは何の関係もありませんし、その数値が高くてもその死亡原因で早死にすることを意味しません。