腕時計の価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年における腕時計の消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比4.6%増の106.2。前年より増加となったのは2年ぶり。1990年以降で当年が最大。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の腕時計の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の腕時計の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別の腕時計の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1本]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記の腕時計の表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と腕時計の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の腕時計の値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別の腕時計の値段・価格[単位:1本]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は58,686円。標準偏差は8,774円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は16.5%。腕時計の変動係数をその他の品目と比較した結果、腕時計の地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注4)。

腕時計の前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は31。同様に、下落した都市の数は13、変化のない都市の数は3となりました。
2023年において、47都市の中で腕時計の値段が最も安い都市のランキング第1位は40,677円[単位:1本]の京都市、次いで41,708円の新潟市、43,408円の千葉市の順です。同様に、腕時計の値段が最も高い都市は81,583円の奈良市。また、最も高い奈良市と最も安い京都市との価格差は40,906円となっています。

腕時計の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1本、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	60,500	57,750	66,458	37
青森市	53,625	53,923	53,625	13
盛岡市	63,250	55,000	60,500	33
仙台市	53,374	54,528	57,988	26
秋田市	77,000	74,250	70,125	40
山形市	71,500	71,500	71,500	44
福島市	43,859	44,329	51,192	10
水戸市	54,330	54,448	58,070	27
宇都宮市	55,000	59,125	61,618	34
前橋市	49,050	49,050	63,946	35
さいたま市	65,450	64,350	66,733	38
千葉市	42,166	42,542	43,408	3
東京都区部	51,497	52,255	55,722	20
横浜市	49,078	47,903	53,258	11
新潟市	44,183	40,103	41,708	2
富山市	53,917	56,000	58,983	29
金沢市	58,850	67,008	73,792	45
福井市	59,583	62,167	65,542	36
甲府市	55,000	55,000	49,042	4
長野市	55,440	55,440	51,086	9
岐阜市	65,129	67,375	73,792	45
静岡市	55,000	55,000	59,583	30
名古屋市	50,215	47,740	53,625	13
津市	61,798	66,055	71,360	43
大津市	61,417	55,000	59,583	30
京都市	58,575	44,115	40,677	1
大阪市	50,620	52,418	56,754	21
神戸市	55,000	59,583	59,583	30
奈良市	73,492	77,000	81,583	47
和歌山市	59,171	55,596	50,417	7
鳥取市	55,000	57,750	58,667	28
松江市	63,250	63,250	70,583	41
岡山市	69,300	59,240	57,750	25
広島市	54,610	54,313	55,206	18
山口市	56,971	60,958	54,633	16
徳島市	62,290	71,500	71,188	42
高松市	55,000	55,000	55,000	17
松山市	52,525	59,400	55,390	19
高知市	49,500	49,500	53,625	13
福岡市	55,206	52,525	53,442	12
佐賀市	56,604	55,000	57,292	24
長崎市	52,021	60,729	57,063	22
熊本市	54,543	52,250	49,317	5
大分市	54,548	51,425	50,142	6
宮崎市	52,456	54,546	57,150	23
鹿児島市	49,500	46,750	50,921	8
那覇市	66,204	66,204	69,599	39

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。