入浴料の価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年における入浴料の消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比7.9%増の110.6。10年連続の増加。2005年以降で当年が最大。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の入浴料の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の入浴料の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別の入浴料の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1人]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記の入浴料の表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と入浴料の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の入浴料の値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別の入浴料の値段・価格[単位:1人]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は1,485円。標準偏差は429円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は28.9%。入浴料の変動係数をその他の品目と比較すると、入浴料は地域差が大きいことがわかります。(表下・注4)。

入浴料の前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は42。同様に、下落した都市の数は3、変化のない都市の数は2となりました。
2023年において、47都市の中で入浴料の値段が最も安い都市のランキング第1位は708円[単位:1人]の松江市。同様に、入浴料の値段が最も高い都市は2,763円の横浜市、次いで2,734円の東京都区部、2,203円の神戸市の順です。また、最も高い横浜市と最も安い松江市との価格差は2,055円となっています。

入浴料の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1人、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	1,244	1,354	1,535	29
青森市	964	1,035	1,155	10
盛岡市	1,285	1,285	1,285	14
仙台市	1,212	1,306	1,375	18
秋田市	1,175	1,344	1,433	22
山形市	1,080	1,088	790	2
福島市	1,578	1,640	1,673	33
水戸市	1,319	1,362	1,528	28
宇都宮市	1,625	1,646	1,712	34
前橋市	1,013	1,037	1,142	9
さいたま市	1,225	1,242	1,446	25
千葉市	1,381	1,360	1,545	30
東京都区部	2,475	2,525	2,734	46
横浜市	2,650	2,650	2,763	47
新潟市	813	900	989	7
富山市	1,472	1,607	1,670	32
金沢市	1,092	992	950	5
福井市	1,406	1,422	1,487	26
甲府市	1,826	1,991	1,927	43
長野市	1,719	1,736	1,765	39
岐阜市	1,105	1,174	1,386	19
静岡市	1,580	1,681	1,765	39
名古屋市	1,707	1,757	2,097	44
津市	1,721	1,807	1,875	42
大津市	1,271	1,363	1,411	21
京都市	1,246	1,223	1,281	13
大阪市	1,683	1,705	1,757	38
神戸市	2,094	2,139	2,203	45
奈良市	1,375	1,649	1,803	41
和歌山市	911	944	1,007	8
鳥取市	1,339	1,402	1,493	27
松江市	665	666	708	1
岡山市	1,275	1,296	1,442	24
広島市	1,060	1,078	1,268	12
山口市	1,266	1,306	1,395	20
徳島市	880	920	950	5
高松市	1,664	1,656	1,727	37
松山市	1,183	1,190	1,340	16
高知市	1,240	1,255	1,323	15
福岡市	1,629	1,630	1,713	35
佐賀市	1,280	1,310	1,343	17
長崎市	1,381	1,368	1,435	23
熊本市	1,098	1,090	1,207	11
大分市	1,421	1,537	1,723	36
宮崎市	725	738	850	4
鹿児島市	790	790	790	2
那覇市	1,495	1,521	1,600	31

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。