入浴料の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2025年1月における入浴料の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より1.8ポイント上昇し113.9。前月との比較では0.2ポイント上昇。上がったのは4ケ月連続。

最大値・・・116.5(2024年8月)
最小値・・・97.3(2019年1月)
平均値・・・103.4
標準偏差・・5.8

下表は地域別(都市別)の入浴料の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都市の入浴料の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2025年2月日本地図でみる都道府県別の入浴料の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1人]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記の入浴料の表のから2025年2月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と入浴料の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の入浴料の値段・価格と2025年2月の安値ランキング

2025年2月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別の入浴料の値段・価格[単位:1人]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は1,565円。標準偏差は469円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は30%。入浴料の変動係数をその他の品目と比較すると、入浴料は地域差の大きい品目であることがわかります。(表下・注3)。

入浴料の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は2。同様に、下落した都市の数は0、変化のない都市の数は45となりました。
47都市の中で入浴料の値段が最も安い都市のランキング第1位は660円[単位:1人]の山形市、次いで790円の鹿児島市、805円の松江市の順です。同様に、入浴料の値段が最も高い都市は2,950円の東京都区部、次いで2,825円の横浜市、2,715円の神戸市の順です。また、最も高い東京都区部と最も安い山形市との価格差は2,290円となっています。

入浴料の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2024年2月 2025年1月 2025年2月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1人、順位]

都市名	2024年2月	2025年1月	2025年2月	ランキング (安値順)
札幌市	1,550	1,550	1,550	27
青森市	1,210	1,210	1,210	8
盛岡市	1,395	1,395	1,395	17
仙台市	1,400	1,415	1,415	18
秋田市	1,500	1,500	1,500	24
山形市	660	660	660	1
福島市	1,690	1,750	1,750	33
水戸市	1,550	1,600	1,600	29
宇都宮市	1,705	1,760	1,760	34
前橋市	1,150	1,265	1,265	10
さいたま市	1,450	1,500	1,500	24
千葉市	1,575	1,700	1,700	32
東京都区部	2,822	2,906	2,950	47
横浜市	2,800	2,825	2,825	46
新潟市	1,010	1,330	1,330	13
富山市	1,720	1,770	1,770	36
金沢市	950	1,025	1,025	5
福井市	1,515	1,515	1,515	26
甲府市	1,925	2,000	2,000	42
長野市	1,765	1,765	1,765	35
岐阜市	1,430	1,430	1,430	19
静岡市	1,790	1,840	1,840	38
名古屋市	2,179	2,190	2,190	44
津市	1,879	1,875	1,875	39
大津市	1,434	1,464	1,464	21
京都市	1,360	2,025	2,025	43
大阪市	1,657	1,657	1,657	30
神戸市	2,203	2,715	2,715	45
奈良市	1,815	1,815	1,815	37
和歌山市	1,050	1,090	1,090	7
鳥取市	1,540	1,590	1,590	28
松江市	805	805	805	3
岡山市	1,450	1,450	1,450	20
広島市	1,290	1,290	1,315	12
山口市	1,440	1,495	1,495	23
徳島市	950	1,045	1,045	6
高松市	1,950	1,950	1,950	41
松山市	1,390	1,390	1,390	16
高知市	1,360	1,360	1,360	14
福岡市	1,730	1,490	1,490	22
佐賀市	1,360	1,360	1,360	14
長崎市	1,520	1,210	1,210	8
熊本市	1,265	1,265	1,265	10
大分市	1,745	1,885	1,885	40
宮崎市	875	875	875	4
鹿児島市	790	790	790	2
那覇市	1,600	1,675	1,675	31

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。