文化施設入場料の価格の推移

1. 月次指数(全国)と都市別安値ランキング

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2025年1月における文化施設入場料の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より1.9ポイント上昇し109.7。前月と同水準。

最大値・・・111.1(2024年8月)
最小値・・・98.4(2020年3月)
平均値・・・103.1
標準偏差・・3.85

下表は地域別(都市別)の文化施設入場料(動物園又は水族館)の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都市の文化施設入場料(動物園又は水族館)の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2025年2月日本地図でみる都道府県別の文化施設入場料(動物園又は水族館)の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1人]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記の文化施設入場料(動物園又は水族館)の表のから2025年2月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。色のない都道府県については値段が公表されていないことを意味します。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と文化施設入場料(動物園又は水族館)の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の文化施設入場料(動物園又は水族館)の値段・価格と2025年2月の安値ランキング

2025年2月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別の文化施設入場料(動物園又は水族館)の値段・価格[単位:1人]とランキングを見てみましょう。

46都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は1,168円。標準偏差は550円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は47.1%。文化施設入場料(動物園又は水族館)の変動係数をその他の品目と比較すると、文化施設入場料(動物園又は水族館)は地域差の大きい品目であることがわかります。(表下・注3)。

文化施設入場料(動物園又は水族館)の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は0。同様に、下落した都市の数は1、変化のない都市の数は45となりました。
46都市の中で文化施設入場料(動物園又は水族館)の値段が最も安い都市のランキング第1位は400円[単位:1人]の長野市、次いで420円の甲府市、425円の神戸市の順です。同様に、文化施設入場料(動物園又は水族館)の値段が最も高い都市は2,600円の大分市、次いで2,450円の津市、2,050円の宇都宮市の順です。また、最も高い大分市と最も安い長野市との価格差は2,200円となっています。

文化施設入場料(動物園又は水族館)の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2024年2月 2025年1月 2025年2月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1人、順位]

都市名	2024年2月	2025年1月	2025年2月	ランキング (安値順)
札幌市	900	900	900	16
青森市	665	665	665	11
盛岡市	505	505	505	7
仙台市	1,440	1,440	1,440	31
秋田市	1,300	1,300	1,300	29
山形市	500	750	750	12
福島市	1,275	1,275	1,275	28
水戸市	1,410	1,410	1,410	30
宇都宮市	1,775	2,050	2,050	43
前橋市	1,775	1,775	1,775	40
さいたま市	550	550	550	9
千葉市	2,000	2,050	2,050	43
東京都区部	1,195	1,205	1,205	25
横浜市	1,650	1,800	1,800	41
新潟市	1,650	1,650	1,650	39
富山市	750	750	500	6
金沢市	840	920	920	18
福井市	1,100	1,100	1,100	24
甲府市	420	420	420	2
長野市	400	400	400	1
岐阜市	1,440	1,440	1,440	31
静岡市	1,910	1,910	1,910	42
名古屋市	1,265	1,265	1,265	27
津市	2,450	2,450	2,450	45
大津市	450	450	450	4
京都市	1,575	1,575	1,575	35
大阪市	1,600	1,600	1,600	37
神戸市	405	425	425	3
奈良市	800	850	850	15
和歌山市	1,040	1,040	1,040	23
松江市	1,025	1,025	1,025	22
岡山市	900	900	900	16
広島市	965	965	965	20
山口市	1,600	1,600	1,600	37
徳島市	605	450	450	4
高松市	1,500	1,500	1,500	33
松山市	700	800	800	13
高知市	535	535	535	8
福岡市	1,550	1,550	1,550	34
佐賀市	810	810	810	14
長崎市	1,210	1,210	1,210	26
熊本市	950	950	950	19
大分市	2,600	2,600	2,600	46
宮崎市	570	570	570	10
鹿児島市	1,000	1,000	1,000	21
那覇市	1,340	1,590	1,590	36

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。