フィットネスクラブ使用料の価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年におけるフィットネスクラブ使用料の消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比2.7%増の105.0。11年連続の増加。2005年以降で当年が最大。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のフィットネスクラブ使用料の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のフィットネスクラブ使用料の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別のフィットネスクラブ使用料の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1か月]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記のフィットネスクラブ使用料の表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とフィットネスクラブ使用料の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のフィットネスクラブ使用料の値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別のフィットネスクラブ使用料の値段・価格[単位:1か月]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は10,391円。標準偏差は1,488円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は15.3%。フィットネスクラブ使用料の変動係数をその他の品目と比較した結果、フィットネスクラブ使用料の地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注4)。

フィットネスクラブ使用料の前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は40。同様に、下落した都市の数は3、変化のない都市の数は4となりました。
2023年において、47都市の中でフィットネスクラブ使用料の値段が最も安い都市のランキング第1位は7,480円[単位:1か月]の山口市、次いで7,865円の札幌市、8,003円の秋田市の順です。同様に、フィットネスクラブ使用料の値段が最も高い都市は13,695円の水戸市、次いで13,145円の神戸市、13,046円の名古屋市の順です。また、最も高い水戸市と最も安い山口市との価格差は6,215円となっています。

フィットネスクラブ使用料の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1か月、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	7,838	7,865	7,865	2
青森市	7,488	9,790	9,790	17
盛岡市	9,547	9,703	10,340	23
仙台市	11,473	11,597	11,817	39
秋田市	6,930	6,971	8,003	3
山形市	9,350	9,350	9,680	15
福島市	9,061	9,474	9,790	17
水戸市	12,801	12,971	13,695	47
宇都宮市	9,837	9,908	10,505	28
前橋市	9,015	8,855	10,400	25
さいたま市	12,593	12,123	12,567	42
千葉市	12,257	12,254	11,490	37
東京都区部	10,981	11,449	12,159	40
横浜市	13,420	13,351	12,691	43
新潟市	9,947	10,339	11,101	33
富山市	10,285	10,780	11,358	36
金沢市	8,105	8,439	8,580	6
福井市	9,790	9,905	10,386	24
甲府市	8,360	8,566	8,635	7
長野市	7,480	7,659	8,300	4
岐阜市	8,721	8,425	8,517	5
静岡市	10,395	10,757	11,193	35
名古屋市	12,375	12,444	13,046	45
津市	10,152	10,175	10,464	27
大津市	9,089	9,240	9,561	13
京都市	10,175	10,313	10,638	30
大阪市	11,690	11,990	12,224	41
神戸市	12,714	13,035	13,145	46
奈良市	10,601	10,725	10,945	32
和歌山市	10,450	10,450	10,450	26
鳥取市	8,933	9,185	9,185	11
松江市	10,560	9,689	10,193	22
岡山市	10,633	10,725	11,138	34
広島市	12,183	12,430	12,870	44
山口市	7,150	7,288	7,480	1
徳島市	11,275	11,344	11,550	38
高松市	8,927	9,458	9,930	19
松山市	6,985	7,980	8,800	8
高知市	9,845	9,845	10,148	21
福岡市	8,658	8,727	8,910	10
佐賀市	8,136	8,993	9,185	11
長崎市	10,120	10,450	10,775	31
熊本市	9,570	9,570	8,883	9
大分市	10,028	9,900	10,120	20
宮崎市	10,271	10,395	10,542	29
鹿児島市	9,360	9,565	9,675	14
那覇市	8,600	8,998	9,680	15

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。