放送受信料(ケーブル)の価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年における放送受信料（ケーブル）の消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比0.5%増の100.7。5年連続の増加。2005年以降で当年が最大。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の放送受信料(ケーブル)の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の放送受信料(ケーブル)の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別の放送受信料(ケーブル)の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1か月]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記の放送受信料(ケーブル)の表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。色のない都道府県については値段が公表されていないことを意味します。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と放送受信料(ケーブル)の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の放送受信料(ケーブル)の値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別の放送受信料(ケーブル)の値段・価格[単位:1か月]とランキングを見てみましょう。

45都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は4,875円。標準偏差は895円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は18.8%。放送受信料(ケーブル)の変動係数をその他の品目と比較すると、放送受信料(ケーブル)は地域差が大きいことがわかります。(表下・注4)。

放送受信料(ケーブル)の前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は8。同様に、下落した都市の数は1、変化のない都市の数は36となりました。
2023年において、45都市の中で放送受信料(ケーブル)の値段が最も安い都市のランキング第1位は2,750円[単位:1か月]の山口市、次いで3,520円の富山市、3,850円の鳥取市の順です。同様に、放送受信料(ケーブル)の値段が最も高い都市は6,074円の札幌市。また、最も高い札幌市と最も安い山口市との価格差は3,324円となっています。

放送受信料(ケーブル)の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1か月、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	6,074	6,074	6,074	36
青森市	3,960	3,960	4,015	9
盛岡市	3,740	4,070	4,648	23
仙台市	4,932	4,840	4,840	25
秋田市	4,583	5,170	5,170	28
山形市	5,500	5,500	5,913	35
宇都宮市	3,960	3,960	3,960	6
前橋市	6,074	6,074	6,074	36
さいたま市	6,074	6,074	6,074	36
千葉市	6,074	6,074	6,074	36
東京都区部	5,728	5,728	5,765	33
横浜市	4,620	4,620	4,620	20
新潟市	4,180	4,180	4,180	12
富山市	4,400	3,813	3,520	2
金沢市	5,060	5,060	5,243	29
福井市	3,960	3,960	3,960	6
甲府市	5,500	5,500	5,500	30
長野市	4,657	4,657	4,657	24
岐阜市	4,180	4,180	4,180	12
静岡市	4,928	4,928	4,928	26
名古屋市	3,850	3,850	4,070	10
津市	5,500	5,500	5,610	32
大津市	5,500	5,500	5,500	30
京都市	6,074	6,074	6,074	36
大阪市	6,074	6,074	6,074	36
神戸市	6,074	6,074	6,074	36
奈良市	4,620	4,620	4,620	20
和歌山市	6,074	6,074	6,074	36
鳥取市	3,850	3,850	3,850	3
松江市	3,960	3,960	3,960	6
岡山市	4,510	4,510	4,510	18
広島市	4,400	4,400	4,400	17
山口市	2,750	2,750	2,750	1
徳島市	4,950	4,950	4,950	27
高松市	4,180	4,180	4,180	12
松山市	4,290	4,373	4,620	20
高知市	4,180	4,180	4,180	12
福岡市	6,074	6,074	6,074	36
佐賀市	4,086	4,086	4,086	11
長崎市	3,768	3,850	3,850	3
熊本市	6,074	6,074	6,074	36
大分市	5,876	5,876	5,876	34
宮崎市	4,180	4,180	4,180	12
鹿児島市	3,850	3,850	3,850	3
那覇市	4,510	4,510	4,510	18

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。