電池の価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年における電池の消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比8.9%増の112.5。5年連続の増加。1990年以降で当年が最大。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の電池の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の電池の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別の電池の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1パック]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記の電池の表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と電池の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の電池の値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別の電池の値段・価格[単位:1パック]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は549円。標準偏差は87円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は14.5%。電池の変動係数をその他の品目と比較した結果、電池の地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注4)。

電池の前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は75。同様に、下落した都市の数は3、変化のない都市の数は3となりました。
2023年において、81都市の中で電池の値段が最も安い都市のランキング第1位は305円[単位:1パック]の新潟市。同様に、電池の値段が最も高い都市は767円の八戸市、次いで724円の甲府市、712円の浦安市の順です。また、最も高い八戸市と最も安い新潟市との価格差は462円となっています。

電池の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1パック、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	373	396	458	9
函館市	547	575	657	73
旭川市	520	528	550	28
青森市	498	500	521	16
盛岡市	501	512	550	28
仙台市	515	493	564	58
八戸市	638	683	767	81
秋田市	490	507	551	42
山形市	447	512	559	49
福島市	450	512	560	51
郡山市	410	520	572	64
水戸市	565	594	636	71
日立市	398	398	428	8
宇都宮市	444	505	557	47
小山市	506	506	579	66
前橋市	440	494	520	15
さいたま市	458	511	530	18
熊谷市	438	438	479	11
川口市	327	332	382	6
所沢市	517	524	549	25
千葉市	563	579	552	43
佐倉市	468	480	515	14
浦安市	558	564	712	79
東京都区部	524	515	558	48
八王子市	492	507	550	28
立川市	391	421	592	67
府中市	391	391	395	7
横浜市	454	458	474	10
川崎市	536	503	509	12
相模原市	632	652	694	75
横須賀市	513	522	547	23
新潟市	305	305	305	1
長岡市	480	498	550	28
富山市	517	529	597	68
金沢市	514	522	564	58
福井市	520	528	550	28
甲府市	593	628	724	80
長野市	525	544	602	69
松本市	503	510	552	43
岐阜市	410	461	527	17
静岡市	507	493	662	74
浜松市	506	517	550	28
富士市	510	520	549	25
名古屋市	473	481	535	19
岡崎市	638	653	699	76
津市	639	655	704	78
松阪市	618	517	550	28
大津市	305	305	317	4
京都市	317	305	305	1
大阪市	504	509	548	24
堺市	506	522	560	51
枚方市	480	498	550	28
東大阪市	480	498	550	28
神戸市	510	505	549	25
姫路市	480	498	550	28
西宮市	520	528	550	28
伊丹市	492	507	550	28
奈良市	591	668	701	77
和歌山市	445	509	561	56
鳥取市	467	512	560	51
松江市	520	528	550	28
岡山市	368	368	360	5
広島市	466	522	553	46
福山市	566	576	624	70
山口市	486	518	560	51
宇部市	520	528	550	28
徳島市	508	546	538	20
高松市	513	530	561	56
松山市	484	510	571	61
今治市	305	305	305	1
高知市	399	406	552	43
福岡市	537	562	576	65
北九州市	573	586	636	71
佐賀市	453	517	571	61
長崎市	456	492	545	22
佐世保市	418	385	539	21
熊本市	530	548	571	61
大分市	490	514	559	49
宮崎市	477	522	560	51
鹿児島市	437	448	509	12
那覇市	491	517	569	60

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。