自動車整備費(定期点検)の価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年における自動車整備費（定期点検）の消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比1.6%増の102.5。10年連続の増加。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の自動車整備費(定期点検)の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の自動車整備費(定期点検)の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別の自動車整備費(定期点検)の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1回]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記の自動車整備費(定期点検)の表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と自動車整備費(定期点検)の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の自動車整備費(定期点検)の値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別の自動車整備費(定期点検)の値段・価格[単位:1回]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は10,314円。標準偏差は1,670円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は16.6%。自動車整備費(定期点検)の変動係数をその他の品目と比較すると、自動車整備費(定期点検)は地域差が大きいことがわかります。(表下・注4)。

自動車整備費(定期点検)の前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は20。同様に、下落した都市の数は10、変化のない都市の数は17となりました。
2023年において、47都市の中で自動車整備費(定期点検)の値段が最も安い都市のランキング第1位は5,907円[単位:1回]の高松市、次いで6,600円の福岡市、8,140円の富山市の順です。同様に、自動車整備費(定期点検)の値段が最も高い都市は13,929円の東京都区部、次いで13,740円の山形市、12,856円のさいたま市の順です。また、最も高い東京都区部と最も安い高松市との価格差は8,022円となっています。

自動車整備費(定期点検)の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1回、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	11,550	11,550	12,045	38
青森市	12,600	12,600	12,683	44
盛岡市	9,350	9,350	10,083	26
仙台市	9,240	9,240	9,378	16
秋田市	10,175	10,250	10,400	28
山形市	13,890	13,478	13,740	46
福島市	10,725	10,931	11,000	31
水戸市	10,760	10,490	10,490	30
宇都宮市	8,220	8,250	8,910	8
前橋市	10,010	10,010	9,343	13
さいたま市	12,925	12,398	12,856	45
千葉市	8,800	8,800	8,800	6
東京都区部	13,456	13,741	13,929	47
横浜市	12,467	12,467	12,467	42
新潟市	9,900	9,900	9,900	20
富山市	8,140	8,140	8,140	3
金沢市	9,240	9,240	9,607	18
福井市	11,000	10,083	9,900	20
甲府市	8,800	8,956	8,690	4
長野市	10,450	10,817	12,604	43
岐阜市	11,000	10,771	11,275	34
静岡市	11,000	11,000	11,550	35
名古屋市	9,350	9,350	9,350	14
津市	9,350	9,350	9,350	14
大津市	11,000	11,000	11,733	36
京都市	11,000	11,275	11,000	31
大阪市	12,048	12,329	12,278	40
神戸市	9,342	8,800	8,738	5
奈良市	12,568	11,880	11,788	37
和歌山市	11,000	11,000	11,000	31
鳥取市	8,954	8,954	9,581	17
松江市	9,790	9,790	9,790	19
岡山市	9,075	9,075	9,075	11
広島市	10,340	10,340	10,340	27
山口市	10,400	10,400	10,400	28
徳島市	8,470	8,470	9,057	10
高松市	5,890	5,890	5,907	1
松山市	9,100	9,100	9,100	12
高知市	11,990	12,373	12,325	41
福岡市	6,600	6,600	6,600	2
佐賀市	7,700	8,433	8,800	6
長崎市	12,100	12,100	12,100	39
熊本市	9,900	9,900	9,900	20
大分市	11,550	11,220	8,938	9
宮崎市	9,992	10,542	9,900	20
鹿児島市	9,825	9,869	10,021	25
那覇市	9,900	9,900	9,900	20

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。