自動車バッテリーの価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年における自動車バッテリーの消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比8.6%増の112.6。2年連続の増加。2005年以降で当年が最大。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の自動車バッテリーの値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の自動車バッテリーの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別の自動車バッテリーの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1個]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記の自動車バッテリーの表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と自動車バッテリーの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の自動車バッテリーの値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別の自動車バッテリーの値段・価格[単位:1個]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は7,867円。標準偏差は1,883円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は24.3%。自動車バッテリーの変動係数をその他の品目と比較すると、自動車バッテリーは地域差が大きいことがわかります。(表下・注4)。

自動車バッテリーの前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は38。同様に、下落した都市の数は8、変化のない都市の数は1となりました。
2023年において、47都市の中で自動車バッテリーの値段が最も安い都市のランキング第1位は4,084円[単位:1個]の金沢市、次いで4,480円の福岡市、4,618円の那覇市の順です。同様に、自動車バッテリーの値段が最も高い都市は17,140円の札幌市、次いで10,119円の新潟市、9,195円の広島市の順です。また、最も高い札幌市と最も安い金沢市との価格差は13,056円となっています。

自動車バッテリーの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1個、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	15,400	16,030	17,140	47
青森市	6,416	6,546	7,269	19
盛岡市	6,599	7,113	8,140	26
仙台市	8,058	8,297	8,526	31
秋田市	6,512	6,623	7,033	14
山形市	8,272	8,677	8,960	41
福島市	8,248	8,063	8,895	38
水戸市	8,275	7,886	8,828	34
宇都宮市	8,277	8,463	8,710	33
前橋市	6,039	6,296	7,059	15
さいたま市	7,287	6,584	7,080	16
千葉市	4,983	5,423	7,282	20
東京都区部	5,956	6,061	6,570	6
横浜市	5,577	6,041	6,658	8
新潟市	9,014	9,319	10,119	46
富山市	6,918	7,698	7,933	25
金沢市	4,526	4,598	4,084	1
福井市	6,432	6,972	7,798	23
甲府市	7,537	7,223	6,812	10
長野市	6,256	6,223	6,858	11
岐阜市	8,800	8,452	8,878	37
静岡市	6,805	7,223	7,229	18
名古屋市	6,737	7,286	8,368	29
津市	7,509	7,509	7,509	22
大津市	7,205	7,230	7,911	24
京都市	6,150	6,635	6,293	5
大阪市	6,038	6,135	6,613	7
神戸市	6,151	6,223	6,698	9
奈良市	7,606	7,698	8,895	38
和歌山市	7,251	7,719	8,835	35
鳥取市	6,598	7,458	8,595	32
松江市	8,304	8,725	8,870	36
岡山市	4,617	4,846	5,478	4
広島市	9,675	9,397	9,195	44
山口市	8,276	8,719	8,978	42
徳島市	6,599	7,113	8,140	26
高松市	6,540	6,540	7,175	17
松山市	7,250	7,719	7,355	21
高知市	9,288	9,309	8,482	30
福岡市	4,399	4,460	4,480	2
佐賀市	7,905	7,980	9,128	43
長崎市	8,247	7,980	9,195	44
熊本市	7,251	7,682	8,895	38
大分市	8,360	7,763	8,294	28
宮崎市	7,149	7,057	6,900	12
鹿児島市	6,992	7,130	6,975	13
那覇市	4,439	4,470	4,618	3

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。