ガソリンの価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年9月におけるガソリンの消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より6.5ポイント低下し128.3。前月との比較では0.2ポイント上昇。上がったのは2ケ月ぶり。

最大値・・・134.8(2023年9月)
最小値・・・91.9(2020年5月)
平均値・・・114.9
標準偏差・・10.87

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のガソリンの地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のガソリンの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年9月日本地図でみる都道府県別のガソリンの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1L]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のガソリンの表のから2024年9月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とガソリンの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のガソリンの値段・価格と2024年9月の安値ランキング

2024年9月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のガソリンの値段・価格[単位:1L]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は176円。標準偏差は5円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は2.8%。ガソリンの変動係数をその他の品目と比較したところ、ガソリンは地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

ガソリンの前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は21。同様に、下落した都市の数は24、変化のない都市の数は36となりました。
81都市の中でガソリンの値段が最も安い都市のランキング第1位は164円[単位:1L]の盛岡市。同様に、ガソリンの値段が最も高い都市は192円の鹿児島市、次いで191円の大分市、186円の長野市の順です。また、最も高い鹿児島市と最も安い盛岡市との価格差は28円となっています。

ガソリンの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年9月 2024年8月 2024年9月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1L、順位]

都市名	2023年9月	2024年8月	2024年9月	ランキング (安値順)
札幌市	180	175	178	56
函館市	181	172	170	8
旭川市	179	174	176	49
青森市	183	168	170	8
盛岡市	175	162	164	1
仙台市	183	169	170	8
八戸市	177	168	167	2
秋田市	182	171	170	8
山形市	189	185	185	77
福島市	192	182	182	72
郡山市	185	177	176	49
水戸市	182	170	169	5
日立市	184	175	174	24
宇都宮市	184	174	174	24
小山市	180	170	169	5
前橋市	186	174	175	38
さいたま市	182	168	171	12
熊谷市	182	175	172	16
川口市	183	174	175	38
所沢市	185	177	177	55
千葉市	179	172	171	12
佐倉市	181	173	173	20
浦安市	178	170	169	5
東京都区部	184	174	174	24
八王子市	178	167	168	4
立川市	188	179	179	60
府中市	184	175	175	38
横浜市	188	172	174	24
川崎市	184	173	173	20
相模原市	184	171	171	12
横須賀市	193	178	178	56
新潟市	182	168	172	16
長岡市	181	173	173	20
富山市	187	180	178	56
金沢市	186	174	172	16
福井市	184	173	173	20
甲府市	183	175	175	38
長野市	191	184	186	78
松本市	189	182	182	72
岐阜市	185	175	175	38
静岡市	184	179	180	66
浜松市	182	176	176	49
富士市	184	175	174	24
名古屋市	185	173	175	38
岡崎市	176	163	167	2
津市	188	176	174	24
松阪市	182	176	176	49
大津市	182	175	175	38
京都市	189	181	179	60
大阪市	189	180	179	60
堺市	183	174	174	24
枚方市	184	174	176	49
東大阪市	184	174	175	38
神戸市	187	180	179	60
姫路市	188	177	178	56
西宮市	185	175	174	24
伊丹市	187	177	176	49
奈良市	186	179	179	60
和歌山市	184	175	175	38
鳥取市	186	181	181	69
松江市	192	183	184	75
岡山市	184	174	174	24
広島市	190	181	181	69
福山市	184	174	174	24
山口市	182	177	175	38
宇部市	180	176	174	24
徳島市	180	174	172	16
高松市	191	180	175	38
松山市	184	174	174	24
今治市	185	171	171	12
高知市	188	181	181	69
福岡市	185	173	174	24
北九州市	181	174	174	24
佐賀市	192	186	186	78
長崎市	195	185	184	75
佐世保市	187	179	180	66
熊本市	185	179	179	60
大分市	198	191	191	80
宮崎市	183	180	180	66
鹿児島市	195	192	192	81
那覇市	190	182	182	72

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。