ガソリンの価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2025年1月におけるガソリンの消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より5.0ポイント上昇し133.7。前月との比較では4.6ポイント上昇。上がったのは2ケ月連続。

最大値・・・134.8(2023年9月)
最小値・・・91.9(2020年5月)
平均値・・・115.6
標準偏差・・11.09

下表は地域別(都市別)のガソリンの値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都市のガソリンの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2025年2月日本地図でみる都道府県別のガソリンの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1L]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のガソリンの表のから2025年2月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とガソリンの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のガソリンの値段・価格と2025年2月の安値ランキング

2025年2月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のガソリンの値段・価格[単位:1L]とランキングを見てみましょう。

79都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は186円。標準偏差は5円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は2.7%。ガソリンの変動係数をその他の品目と比較したところ、ガソリンは地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

ガソリンの前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は64。同様に、下落した都市の数は8、変化のない都市の数は7となりました。
79都市の中でガソリンの値段が最も安い都市のランキング第1位は175円[単位:1L]の盛岡市、次いで176円の札幌市、177円の函館市の順です。同様に、ガソリンの値段が最も高い都市は203円の鹿児島市。また、最も高い鹿児島市と最も安い盛岡市との価格差は28円となっています。

ガソリンの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2024年2月 2025年1月 2025年2月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1L、順位]

都市名	2024年2月	2025年1月	2025年2月	ランキング (安値順)
札幌市	177	183	176	2
函館市	174	181	177	3
旭川市	176	184	186	42
青森市	167	178	184	26
盛岡市	165	172	175	1
仙台市	171	180	185	31
八戸市	169	178	178	4
秋田市	170	180	183	19
山形市	186	190	190	63
福島市	182	186	191	68
郡山市	176	183	188	56
水戸市	166	175	178	4
日立市	174	179	184	26
宇都宮市	175	180	185	31
小山市	169	175	179	8
前橋市	174	188	189	59
さいたま市	171	177	180	9
熊谷市	170	181	182	15
川口市	173	181	185	31
所沢市	174	186	185	31
千葉市	169	180	181	10
浦安市	170	177	178	4
東京都区部	174	183	184	26
八王子市	165	177	178	4
立川市	176	188	191	68
府中市	174	184	185	31
横浜市	171	182	183	19
川崎市	170	179	181	10
相模原市	171	178	181	10
新潟市	170	181	183	19
長岡市	173	180	184	26
富山市	178	187	187	49
金沢市	181	182	187	49
福井市	177	183	183	19
甲府市	174	179	182	15
長野市	186	195	193	75
松本市	183	190	191	68
岐阜市	179	182	186	42
静岡市	178	190	190	63
浜松市	175	185	187	49
富士市	178	182	186	42
名古屋市	174	180	182	15
豊橋市		179	181	10
津市	174	182	186	42
松阪市	173	183	186	42
大津市	171	180	185	31
京都市	180	186	189	59
大阪市	178	188	189	59
堺市	173	184	185	31
枚方市	172	180	185	31
東大阪市	172	183	186	42
神戸市	176	186	188	56
姫路市	179	190	189	59
西宮市	169	183	186	42
伊丹市	174	185	187	49
奈良市	177	184	183	19
和歌山市	175	181	185	31
鳥取市	175	185	191	68
松江市	182	192	192	73
岡山市	175	188	187	49
広島市	181	190	192	73
福山市	177	182	185	31
山口市	175	187	187	49
宇部市	174	182	185	31
徳島市	166	178	183	19
高松市	177	186	190	63
松山市	178	178	183	19
今治市	170	177	181	10
高知市	178	188	193	75
福岡市	174	181	184	26
北九州市	168	180	182	15
佐賀市	185	189	191	68
長崎市	185	192	193	75
佐世保市	180	188	187	49
熊本市	180	185	190	63
大分市	191	190	193	75
宮崎市	180	187	188	56
鹿児島市	190	201	203	79
那覇市	179	187	190	63

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。