ガソリンの価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2025年7月におけるガソリンの消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より1.6ポイント低下し127.6。前月との比較では1.7ポイント上昇。上がったのは3ケ月ぶり。

最大値・・・136.9(2025年4月)
最小値・・・91.9(2020年5月)
平均値・・・119.9
標準偏差・・11.83

2025年7月日本地図でみる都道府県別のガソリンの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1L]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のガソリンの表のから2025年7月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とガソリンの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のガソリンの値段・価格と2025年7月の安値ランキング

2025年7月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のガソリンの値段・価格[単位:1L]とランキングを見てみましょう。

79都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は175円。標準偏差は5円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は2.9%。ガソリンの変動係数をその他の品目と比較したところ、ガソリンは地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

ガソリンの前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は61。同様に、下落した都市の数は9、変化のない都市の数は9となりました。
79都市の中でガソリンの値段が最も安い都市のランキング第1位は166円[単位:1L]の旭川市。同様に、ガソリンの値段が最も高い都市は188円の大分市、次いで186円の長崎市、185円の広島市の順です。また、最も高い大分市と最も安い旭川市との価格差は22円となっています。

ガソリンの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2024年7月 2025年6月 2025年7月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1L、順位]

都市名	2024年7月	2025年6月	2025年7月	ランキング (安値順)
札幌市	180	164	169	4
函館市	175	166	170	9
旭川市	180	160	166	1
青森市	172	169	173	24
盛岡市	166	165	167	3
仙台市	176	168	170	9
八戸市	169	167	169	4
秋田市	172	168	169	4
山形市	189	176	178	58
福島市	182	177	181	72
郡山市	177	175	177	53
水戸市	172	168	169	4
日立市	175	173	176	47
宇都宮市	176	174	178	58
小山市	172	166	169	4
前橋市	176	176	179	60
さいたま市	175	166	170	9
熊谷市	174	174	174	32
川口市	178	170	175	39
所沢市	177	171	176	47
千葉市	172	169	172	22
浦安市	170	167	166	1
東京都区部	176	173	175	39
八王子市	168	170	175	39
立川市	180	172	179	60
府中市	175	173	173	24
横浜市	174	172	176	47
川崎市	173	172	174	32
相模原市	172	169	170	9
新潟市	174	168	171	15
長岡市	176	171	175	39
富山市	183	174	176	47
金沢市	181	171	174	32
福井市	178	171	170	9
甲府市	178	170	173	24
長野市	187	178	179	60
松本市	187	178	182	74
岐阜市	177	175	175	39
静岡市	179	176	180	64
浜松市	178	175	176	47
富士市	176	173	177	53
名古屋市	176	171	173	24
豊橋市		170	170	9
津市	177	171	173	24
松阪市	176	172	175	39
大津市	175	169	171	15
京都市	181	178	181	72
大阪市	180	178	180	64
堺市	176	168	173	24
枚方市	176	170	174	32
東大阪市	176	172	175	39
神戸市	180	177	177	53
姫路市	180	173	176	47
西宮市	176	170	171	15
伊丹市	178	172	171	15
奈良市	177	177	177	53
和歌山市	175	175	174	32
鳥取市	181	176	180	64
松江市	188	177	180	64
岡山市	173	177	175	39
広島市	182	182	185	76
福山市	176	177	179	60
山口市	179	169	174	32
宇部市	178	168	173	24
徳島市	175	171	172	22
高松市	184	176	177	53
松山市	175	171	171	15
今治市	171	169	171	15
高知市	178	172	173	24
福岡市	174	172	174	32
北九州市	174	172	171	15
佐賀市	186	187	185	76
長崎市	184	183	186	78
佐世保市	180	181	180	64
熊本市	181	177	180	64
大分市	191	188	188	79
宮崎市	180	176	180	64
鹿児島市	193	190	182	74
那覇市	183	180	180	64

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。