補聴器の価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年における補聴器の消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比3.2%増の103.6。7年連続の増加。2015年以降で当年が最大。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の補聴器の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の補聴器の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別の補聴器の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1台]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記の補聴器の表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と補聴器の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の補聴器の値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別の補聴器の値段・価格[単位:1台]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は233,805円。標準偏差は7,147円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は4.6%。補聴器の変動係数をその他の品目と比較したところ、補聴器は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注4)。

補聴器の前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は47。同様に、下落した都市の数は0、変化のない都市の数は0となりました。
2023年において、47都市の中で補聴器の値段が最も安い都市のランキング第1位は218,875円[単位:1台]の前橋市。同様に、補聴器の値段が最も高い都市は248,500円の盛岡市。また、最も高い盛岡市と最も安い前橋市との価格差は29,625円となっています。

補聴器の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1台、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	150,000	150,000	230,833	18
青森市	150,000	150,000	227,500	10
盛岡市	180,000	180,000	248,500	44
仙台市	150,000	150,000	230,833	18
秋田市	165,000	165,000	239,667	35
山形市	160,000	160,000	235,500	29
福島市	160,000	160,000	232,125	23
水戸市	162,000	162,000	223,750	2
宇都宮市	156,000	156,000	227,292	8
前橋市	152,000	152,000	218,875	1
さいたま市	150,000	150,000	230,313	15
千葉市	150,000	150,000	227,917	12
東京都区部	164,604	166,375	240,153	39
横浜市	165,000	165,000	237,167	31
新潟市	165,000	165,000	239,667	35
富山市	165,000	165,000	234,875	27
金沢市	156,000	156,000	224,625	5
福井市	163,750	165,000	241,000	42
甲府市	150,000	150,000	230,833	18
長野市	162,000	162,000	223,750	2
岐阜市	165,000	165,000	241,000	42
静岡市	156,000	156,000	225,667	7
名古屋市	180,000	180,000	248,500	44
津市	171,000	174,000	248,500	44
大津市	156,000	156,000	224,792	6
京都市	158,000	165,000	238,667	33
大阪市	169,133	167,500	230,181	14
神戸市	171,000	171,000	236,625	30
奈良市	171,000	171,000	230,667	17
和歌山市	150,000	150,000	227,500	10
鳥取市	180,000	180,000	248,500	44
松江市	165,000	164,583	233,292	26
岡山市	156,000	156,750	227,292	8
広島市	166,250	165,000	239,667	35
山口市	152,500	150,000	230,417	16
徳島市	171,000	171,000	235,042	28
高松市	162,000	162,000	223,750	2
松山市	156,000	156,000	228,625	13
高知市	150,000	150,000	231,667	22
福岡市	162,000	162,750	239,083	34
佐賀市	150,000	150,000	230,833	18
長崎市	165,000	165,000	238,000	32
熊本市	160,500	160,500	232,542	25
大分市	165,000	165,000	239,667	35
宮崎市	150,000	150,000	232,500	24
鹿児島市	165,000	165,000	240,167	40
那覇市	165,000	165,000	240,500	41

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。