補聴器の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年2月における補聴器の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より1.0ポイント上昇し104.1。前月との比較では0.3ポイント低下。下がったのは3ケ月連続。

最大値・・・105.2(2023年11月)
最小値・・・98.6(2016年5月)
平均値・・・100.1
標準偏差・・1.55

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の補聴器の地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の補聴器の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年2月日本地図でみる都道府県別の補聴器の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1台]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記の補聴器の表のから2024年2月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と補聴器の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の補聴器の値段・価格と2024年2月の安値ランキング

2024年2月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別の補聴器の値段・価格[単位:1台]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は437,223円。標準偏差は15,723円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は3.6%。補聴器の変動係数をその他の品目と比較したところ、補聴器は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

補聴器の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は1。同様に、下落した都市の数は5、変化のない都市の数は41となりました。
47都市の中で補聴器の値段が最も安い都市のランキング第1位は403,000円[単位:1台]の奈良市。同様に、補聴器の値段が最も高い都市は454,000円の盛岡市。また、最も高い盛岡市と最も安い奈良市との価格差は51,000円となっています。

補聴器の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年2月 2024年1月 2024年2月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1台、順位]

都市名	2023年2月	2024年1月	2024年2月	ランキング (安値順)
札幌市	160,000	450,000	450,000	26
青森市	160,000	430,000	430,000	17
盛岡市	180,000	454,000	454,000	42
仙台市	160,000	450,000	450,000	26
秋田市	170,000	452,000	452,000	37
山形市	165,000	442,000	421,500	12
福島市	165,000	433,500	433,500	20
水戸市	162,000	409,000	409,000	2
宇都宮市	161,000	429,500	429,500	15
前橋市	152,000	419,500	419,500	7
さいたま市	158,750	450,000	450,000	26
千葉市	155,000	450,000	450,000	26
東京都区部	170,167	439,000	440,667	23
横浜市	170,000	432,000	432,000	19
新潟市	170,000	452,000	452,000	37
富山市	170,000	420,000	420,000	8
金沢市	161,000	420,000	420,000	8
福井市	170,000	454,000	454,000	42
甲府市	160,000	450,000	450,000	26
長野市	162,000	409,000	409,000	2
岐阜市	170,000	454,000	454,000	42
静岡市	156,000	420,000	420,000	8
名古屋市	180,000	454,000	454,000	42
津市	180,000	444,000	413,500	5
大津市	156,000	429,500	429,500	15
京都市	170,000	452,000	452,000	37
大阪市	163,167	424,333	424,333	13
神戸市	171,000	433,500	424,500	14
奈良市	171,000	403,000	403,000	1
和歌山市	155,000	450,000	450,000	26
鳥取市	180,000	454,000	454,000	42
松江市	165,000	431,500	431,500	18
岡山市	161,000	429,500	420,000	8
広島市	170,000	442,000	438,000	22
山口市	160,000	450,000	450,000	26
徳島市	171,000	414,500	414,500	6
高松市	162,000	409,000	409,000	2
松山市	161,000	454,000	454,000	42
高知市	160,000	450,000	450,000	26
福岡市	171,000	450,000	450,000	26
佐賀市	160,000	450,000	450,000	26
長崎市	170,000	442,000	442,000	24
熊本市	165,500	437,000	437,000	21
大分市	170,000	452,000	452,000	37
宮崎市	160,000	450,000	450,000	26
鹿児島市	170,000	444,000	444,000	25
那覇市	170,000	452,000	452,000	37

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。