コンタクトレンズ用剤の価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年におけるコンタクトレンズ用剤の消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比0.9%増の100.6。2年連続の増加。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のコンタクトレンズ用剤の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のコンタクトレンズ用剤の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別のコンタクトレンズ用剤の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1,000mL]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記のコンタクトレンズ用剤の表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とコンタクトレンズ用剤の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のコンタクトレンズ用剤の値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別のコンタクトレンズ用剤の値段・価格[単位:1,000mL]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は1,858円。標準偏差は353円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は20.8%。コンタクトレンズ用剤の変動係数をその他の品目と比較すると、コンタクトレンズ用剤は地域差が大きいことがわかります。(表下・注4)。

コンタクトレンズ用剤の前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は28。同様に、下落した都市の数は14、変化のない都市の数は5となりました。
2023年において、47都市の中でコンタクトレンズ用剤の値段が最も安い都市のランキング第1位は1,385円[単位:1,000mL]の長野市、次いで1,402円の熊本市、1,468円の神戸市の順です。同様に、コンタクトレンズ用剤の値段が最も高い都市は2,542円の甲府市、次いで2,525円の山形市、2,475円の静岡市の順です。また、最も高い甲府市と最も安い長野市との価格差は1,157円となっています。

コンタクトレンズ用剤の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1,000mL、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	2,011	2,290	2,412	42
青森市	1,534	1,534	1,580	13
盛岡市	1,545	1,492	1,525	7
仙台市	2,007	2,007	2,007	32
秋田市	1,756	1,495	1,511	6
山形市	2,418	2,400	2,525	46
福島市	2,242	2,280	2,314	38
水戸市	1,635	1,658	1,653	20
宇都宮市	1,559	1,543	1,531	9
前橋市	1,621	1,853	1,615	17
さいたま市	2,293	2,270	2,333	40
千葉市	1,915	1,786	1,585	14
東京都区部	1,768	1,662	1,666	22
横浜市	1,781	1,861	1,950	29
新潟市	1,908	1,661	1,655	21
富山市	1,564	1,564	1,564	11
金沢市	1,854	1,713	1,638	19
福井市	2,486	2,440	2,458	44
甲府市	2,590	2,574	2,542	47
長野市	1,384	1,371	1,385	1
岐阜市	1,557	1,557	1,585	14
静岡市	2,704	2,590	2,475	45
名古屋市	1,672	1,672	1,672	23
津市	1,538	1,551	1,570	12
大津市	1,637	1,635	1,527	8
京都市	1,954	2,000	2,010	33
大阪市	1,579	1,590	1,635	18
神戸市	1,457	1,460	1,468	3
奈良市	1,831	1,965	2,201	36
和歌山市	1,666	1,679	1,679	24
鳥取市	1,944	1,933	1,953	30
松江市	2,174	2,193	2,286	37
岡山市	1,544	1,561	1,540	10
広島市	1,609	1,580	1,507	5
山口市	1,608	1,608	1,608	16
徳島市	2,003	1,983	2,021	34
高松市	1,756	1,837	1,723	26
松山市	1,713	1,848	1,948	28
高知市	2,479	2,395	2,314	38
福岡市	2,229	2,241	2,334	41
佐賀市	2,032	2,029	1,964	31
長崎市	2,395	2,407	2,415	43
熊本市	1,359	1,365	1,402	2
大分市	2,040	2,085	2,104	35
宮崎市	1,650	1,695	1,763	27
鹿児島市	2,110	1,456	1,491	4
那覇市	1,653	1,690	1,692	25

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。