コンタクトレンズ用剤の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年9月におけるコンタクトレンズ用剤の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より0.3ポイント上昇し102.0。前月との比較では0.7ポイント低下。下がったのは2ケ月ぶり。

最大値・・・102.7(2024年8月)
最小値・・・93.2(2018年7月)
平均値・・・98.8
標準偏差・・2.63

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のコンタクトレンズ用剤の地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のコンタクトレンズ用剤の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年9月日本地図でみる都道府県別のコンタクトレンズ用剤の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1,000mL]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のコンタクトレンズ用剤の表のから2024年9月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とコンタクトレンズ用剤の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のコンタクトレンズ用剤の値段・価格と2024年9月の安値ランキング

2024年9月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のコンタクトレンズ用剤の値段・価格[単位:1,000mL]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は1,890円。標準偏差は396円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は21%。コンタクトレンズ用剤の変動係数をその他の品目と比較すると、コンタクトレンズ用剤は地域差の大きい品目であることがわかります。(表下・注3)。

コンタクトレンズ用剤の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は9。同様に、下落した都市の数は12、変化のない都市の数は26となりました。
47都市の中でコンタクトレンズ用剤の値段が最も安い都市のランキング第1位は1,348円[単位:1,000mL]の長野市、次いで1,402円の熊本市、1,442円の前橋市の順です。同様に、コンタクトレンズ用剤の値段が最も高い都市は2,873円の山形市、次いで2,704円の静岡市、2,565円の福井市の順です。また、最も高い山形市と最も安い長野市との価格差は1,525円となっています。

コンタクトレンズ用剤の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年9月 2024年8月 2024年9月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1,000mL、順位]

都市名	2023年9月	2024年8月	2024年9月	ランキング (安値順)
札幌市	2,475	2,131	2,246	35
青森市	1,603	1,603	1,603	11
盛岡市	1,534	1,589	1,534	6
仙台市	2,007	1,677	2,007	32
秋田市	1,534	1,644	1,534	6
山形市	2,495	2,704	2,873	47
福島市	2,360	2,268	2,382	40
水戸市	1,658	1,658	1,658	18
宇都宮市	1,559	1,713	1,713	25
前橋市	1,534	1,542	1,442	3
さいたま市	2,360	2,360	2,475	42
千葉市	1,603	1,658	1,603	11
東京都区部	1,698	1,760	1,633	17
横浜市	2,005	1,945	2,005	31
新潟市	1,672	1,672	1,672	21
富山市	1,564	1,564	1,564	10
金沢市	1,663	1,680	1,680	23
福井市	2,381	2,565	2,565	45
甲府市	2,475	2,475	2,475	42
長野市	1,315	1,405	1,348	1
岐阜市	1,603	1,666	1,611	15
静岡市	2,475	2,704	2,704	46
名古屋市	1,672	1,688	1,688	24
津市	1,603	1,658	1,603	11
大津市	1,536	1,538	1,538	9
京都市	2,115	2,115	2,115	33
大阪市	1,652	1,686	1,668	20
神戸市	1,473	1,451	1,451	4
奈良市	2,349	2,234	2,349	37
和歌山市	1,679	1,679	1,679	22
鳥取市	1,885	1,885	1,885	29
松江市	2,246	2,131	2,246	35
岡山市	1,603	1,658	1,603	11
広島市	1,534	1,590	1,535	8
山口市	1,608	1,713	1,713	25
徳島市	1,945	2,475	2,475	42
高松市	1,732	1,732	1,732	27
松山市	1,890	2,174	2,119	34
高知市	2,360	2,246	2,360	38
福岡市	2,380	2,380	2,380	39
佐賀市	2,067	1,665	1,665	19
長崎市	2,415	2,415	2,415	41
熊本市	1,402	1,402	1,402	2
大分市	2,205	1,997	1,997	30
宮崎市	1,705	1,514	1,514	5
鹿児島市	1,534	1,624	1,624	16
那覇市	1,690	1,735	1,735	28

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。