生理用ナプキンの価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年における生理用ナプキンの消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比15.8%増の113.4。前年より増加となったのは3年ぶり。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の生理用ナプキンの値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の生理用ナプキンの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別の生理用ナプキンの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/10個]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記の生理用ナプキンの表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と生理用ナプキンの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の生理用ナプキンの値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別の生理用ナプキンの値段・価格[単位:10個]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は198円。標準偏差は12円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は6.8%。生理用ナプキンの変動係数をその他の品目と比較したところ、生理用ナプキンは地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注4)。

生理用ナプキンの前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は81。同様に、下落した都市の数は0、変化のない都市の数は0となりました。
2023年において、81都市の中で生理用ナプキンの値段が最も安い都市のランキング第1位は164円[単位:10個]の宇都宮市、次いで169円の岡崎市、171円の盛岡市の順です。同様に、生理用ナプキンの値段が最も高い都市は234円の松江市、次いで227円の川口市、224円の甲府市の順です。また、最も高い松江市と最も安い宇都宮市との価格差は70円となっています。

生理用ナプキンの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/10個、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	172	170	203	57
函館市	183	185	208	67
旭川市	179	178	210	71
青森市	171	171	191	16
盛岡市	167	168	171	3
仙台市	168	164	192	18
八戸市	163	174	209	69
秋田市	175	177	207	65
山形市	167	170	201	49
福島市	164	162	193	23
郡山市	172	165	194	28
水戸市	180	186	213	74
日立市	168	171	196	34
宇都宮市	167	157	164	1
小山市	177	176	220	76
前橋市	167	163	188	12
さいたま市	175	172	204	62
熊谷市	162	164	194	28
川口市	183	183	227	80
所沢市	174	177	203	57
千葉市	172	172	187	8
佐倉市	169	168	196	34
浦安市	168	169	191	16
東京都区部	179	176	200	45
八王子市	173	171	210	71
立川市	180	178	200	45
府中市	165	174	198	43
横浜市	179	171	196	34
川崎市	176	174	192	18
相模原市	182	173	197	39
横須賀市	166	170	197	39
新潟市	170	169	187	8
長岡市	162	166	192	18
富山市	170	172	203	57
金沢市	161	163	182	6
福井市	167	168	199	44
甲府市	186	189	224	78
長野市	187	191	223	77
松本市	176	176	193	23
岐阜市	171	172	204	62
静岡市	183	171	197	39
浜松市	168	162	196	34
富士市	174	176	200	45
名古屋市	166	168	195	31
岡崎市	159	158	169	2
津市	166	169	192	18
松阪市	175	169	197	39
大津市	165	165	193	23
京都市	169	168	189	13
大阪市	163	168	194	28
堺市	166	163	187	8
枚方市	172	174	203	57
東大阪市	175	174	202	53
神戸市	167	166	193	23
姫路市	167	164	203	57
西宮市	184	178	213	74
伊丹市	172	171	200	45
奈良市	180	178	202	53
和歌山市	168	166	192	18
鳥取市	175	175	208	67
松江市	183	184	234	81
岡山市	177	172	210	71
広島市	169	171	193	23
福山市	169	165	202	53
山口市	165	169	195	31
宇部市	180	183	201	49
徳島市	181	178	224	78
高松市	164	169	206	64
松山市	176	183	209	69
今治市	160	171	207	65
高知市	175	175	196	34
福岡市	162	161	181	5
北九州市	154	157	187	8
佐賀市	177	166	202	53
長崎市	164	165	189	13
佐世保市	175	168	201	49
熊本市	164	164	172	4
大分市	169	166	201	49
宮崎市	168	164	183	7
鹿児島市	156	159	189	13
那覇市	194	190	195	31

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。