漢方薬の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2025年11月における漢方薬の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より0.4ポイント低下し100.2。前月との比較では0.1ポイント上昇。上がったのは3ケ月ぶり。

最大値・・・101.3(2020年9月)
最小値・・・98.5(2021年10月)
平均値・・・100.1
標準偏差・・0.65

2025年11月日本地図でみる都道府県別の漢方薬の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1箱･315錠]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記の漢方薬の表のから2025年11月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と漢方薬の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の漢方薬の値段・価格と2025年11月の安値ランキング

2025年11月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別の漢方薬の値段・価格[単位:1箱･315錠]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は6,468円。標準偏差は173円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は2.7%。漢方薬の変動係数をその他の品目と比較したところ、漢方薬は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

漢方薬の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は4。同様に、下落した都市の数は2、変化のない都市の数は41となりました。
47都市の中で漢方薬の値段が最も安い都市のランキング第1位は5,989円[単位:1箱･315錠]のさいたま市、次いで6,109円の和歌山市、6,116円の熊本市の順です。同様に、漢方薬の値段が最も高い都市は6,671円の新潟市。また、最も高い新潟市と最も安いさいたま市との価格差は682円となっています。

漢方薬の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2024年11月 2025年10月 2025年11月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1箱･315錠、順位]

都市名	2024年11月	2025年10月	2025年11月	ランキング (安値順)
札幌市	6,390	6,445	6,445	18
青森市	6,578	6,578	6,578	21
盛岡市	6,578	6,578	6,578	21
仙台市	6,584	6,578	6,578	21
秋田市	6,211	6,211	6,211	6
山形市	6,578	6,578	6,578	21
福島市	6,585	6,585	6,585	34
水戸市	6,578	6,578	6,578	21
宇都宮市	6,621	6,621	6,621	45
前橋市	6,379	6,379	6,379	13
さいたま市	6,208	5,989	5,989	1
千葉市	6,583	6,583	6,583	33
東京都区部	6,374	6,370	6,354	11
横浜市	6,582	6,582	6,582	32
新潟市	6,671	6,671	6,671	46
富山市	6,585	6,585	6,585	34
金沢市	6,585	6,585	6,585	34
福井市	6,142	6,585	6,585	34
甲府市	6,578	6,578	6,578	21
長野市	6,621	6,621	6,511	19
岐阜市	6,578	6,578	6,578	21
静岡市	6,578	6,578	6,578	21
名古屋市	6,395	6,395	6,395	14
津市	6,585	6,585	6,585	34
大津市	6,395	6,395	6,395	14
京都市	6,588	6,588	6,588	41
大阪市	6,528	6,222	6,356	12
神戸市	6,398	6,581	6,581	31
奈良市	6,574	6,574	6,574	20
和歌山市	6,365	6,109	6,109	2
鳥取市	6,585	6,585	6,585	34
松江市	6,379	6,578	6,578	21
岡山市	6,671	6,671	6,671	46
広島市	6,578	6,578	6,578	21
山口市	6,593	6,593	6,593	43
徳島市	6,193	6,092	6,193	5
高松市	6,409	6,218	6,218	7
松山市	6,593	6,593	6,593	43
高知市	6,585	6,585	6,585	34
福岡市	6,440	6,440	6,440	17
佐賀市	6,307	6,398	6,398	16
長崎市	6,407	6,253	6,254	8
熊本市	6,499	6,116	6,116	3
大分市	6,256	6,107	6,298	9
宮崎市	6,298	6,298	6,298	9
鹿児島市	6,118	6,118	6,118	4
那覇市	6,592	6,592	6,592	42

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。