解熱鎮痛剤の価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年における解熱鎮痛剤の消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比3.0%増の105.7。3年連続の増加。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の解熱鎮痛剤の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の解熱鎮痛剤の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別の解熱鎮痛剤の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1箱･40錠]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記の解熱鎮痛剤の表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と解熱鎮痛剤の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の解熱鎮痛剤の値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別の解熱鎮痛剤の値段・価格[単位:1箱･40錠]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は698円。標準偏差は70円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は13.3%。解熱鎮痛剤の変動係数をその他の品目と比較した結果、解熱鎮痛剤の地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注4)。

解熱鎮痛剤の前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は57。同様に、下落した都市の数は20、変化のない都市の数は4となりました。
2023年において、81都市の中で解熱鎮痛剤の値段が最も安い都市のランキング第1位は579円[単位:1箱･40錠]の宮崎市、次いで583円の立川市、599円の前橋市の順です。同様に、解熱鎮痛剤の値段が最も高い都市は961円の熊本市、次いで912円の甲府市、825円の鹿児島市の順です。また、最も高い熊本市と最も安い宮崎市との価格差は382円となっています。

解熱鎮痛剤の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1箱･40錠、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	654	680	676	34
函館市	589	614	623	10
旭川市	643	668	653	25
青森市	596	593	624	11
盛岡市	842	637	615	7
仙台市	616	624	624	11
八戸市	780	780	818	78
秋田市	806	809	806	77
山形市	667	639	628	13
福島市	694	707	701	43
郡山市	771	732	744	64
水戸市	611	609	615	7
日立市	653	705	708	45
宇都宮市	627	617	622	9
小山市	631	618	633	16
前橋市	590	586	599	3
さいたま市	648	646	653	25
熊谷市	656	633	665	29
川口市	630	646	648	24
所沢市	592	610	605	5
千葉市	720	740	723	57
佐倉市	622	645	643	19
浦安市	696	716	732	59
東京都区部	678	676	695	41
八王子市	799	782	794	75
立川市	578	580	583	2
府中市	764	730	665	29
横浜市	690	667	745	66
川崎市	758	765	780	72
相模原市	665	654	734	62
横須賀市	600	609	669	32
新潟市	667	689	687	39
長岡市	625	632	662	28
富山市	770	767	781	73
金沢市	656	777	738	63
福井市	668	680	719	51
甲府市	843	854	912	80
長野市	602	608	614	6
松本市	658	666	637	18
岐阜市	653	646	647	22
静岡市	625	634	757	69
浜松市	655	615	653	25
富士市	708	705	708	45
名古屋市	666	674	683	37
岡崎市	688	692	708	45
津市	628	639	647	22
松阪市	642	627	643	19
大津市	675	686	702	44
京都市	634	629	636	17
大阪市	669	646	676	34
堺市	692	708	720	54
枚方市	694	670	694	40
東大阪市	739	681	700	42
神戸市	625	651	720	54
姫路市	642	652	646	21
西宮市	649	655	733	61
伊丹市	623	635	632	15
奈良市	766	805	775	70
和歌山市	820	790	805	76
鳥取市	734	740	723	57
松江市	690	721	749	67
岡山市	628	632	674	33
広島市	722	721	721	56
福山市	792	789	792	74
山口市	686	686	686	38
宇部市	706	741	719	51
徳島市	696	712	776	71
高松市	664	621	676	34
松山市	643	670	715	49
今治市	558	660	665	29
高知市	600	606	602	4
福岡市	660	716	744	64
北九州市	677	708	715	49
佐賀市	632	679	709	48
長崎市	623	702	732	59
佐世保市	874	708	754	68
熊本市	853	874	961	81
大分市	608	617	629	14
宮崎市	549	535	579	1
鹿児島市	825	825	825	79
那覇市	626	721	719	51

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。