解熱鎮痛剤の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2025年1月における解熱鎮痛剤の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より1.9ポイント上昇し109.5。前月との比較では0.6ポイント上昇。上がったのは2ケ月連続。

最大値・・・109.5(2025年1月)
最小値・・・96.7(2020年6月)
平均値・・・102.6
標準偏差・・3.41

下表は地域別(都市別)の解熱鎮痛剤の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都市の解熱鎮痛剤の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2025年2月日本地図でみる都道府県別の解熱鎮痛剤の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1箱･40錠]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記の解熱鎮痛剤の表のから2025年2月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と解熱鎮痛剤の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の解熱鎮痛剤の値段・価格と2025年2月の安値ランキング

2025年2月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別の解熱鎮痛剤の値段・価格[単位:1箱･40錠]とランキングを見てみましょう。

79都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は705円。標準偏差は83円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は11.8%。解熱鎮痛剤の変動係数をその他の品目と比較した結果、解熱鎮痛剤の価格の地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注3)。

解熱鎮痛剤の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は15。同様に、下落した都市の数は8、変化のない都市の数は56となりました。
79都市の中で解熱鎮痛剤の値段が最も安い都市のランキング第1位は536円[単位:1箱･40錠]の松山市。同様に、解熱鎮痛剤の値段が最も高い都市は988円の熊本市、次いで894円の八戸市、880円の徳島市の順です。また、最も高い熊本市と最も安い松山市との価格差は452円となっています。

解熱鎮痛剤の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2024年2月 2025年1月 2025年2月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1箱･40錠、順位]

都市名	2024年2月	2025年1月	2025年2月	ランキング (安値順)
札幌市	703	703	703	44
函館市	606	605	657	21
旭川市	653	653	653	20
青森市	639	657	657	21
盛岡市	620	657	657	21
仙台市	630	623	657	21
八戸市	953	894	894	78
秋田市	805	982	805	67
山形市	690	657	657	21
福島市	706	724	724	50
郡山市	752	781	781	65
水戸市	602	631	631	14
日立市	708	652	664	32
宇都宮市	602	624	624	10
小山市	638	624	624	10
前橋市	602	606	606	7
さいたま市	660	660	660	30
熊谷市	859	566	566	2
川口市	657	646	646	18
所沢市	584	566	566	2
千葉市	740	713	740	55
浦安市	747	747	747	58
東京都区部	726	722	712	47
八王子市	796	652	675	35
立川市	635	635	635	15
府中市	638	675	682	36
横浜市	778	752	730	52
川崎市	819	776	776	64
相模原市	862	819	819	73
新潟市	693	693	693	40
長岡市	661	657	657	21
富山市	804	735	735	54
金沢市	701	701	701	43
福井市	610	646	621	9
甲府市	917	755	755	60
長野市	620	657	657	21
松本市	639	628	628	12
岐阜市	657	657	657	21
静岡市	881	595	569	4
浜松市	621	658	658	29
富士市	688	713	688	38
名古屋市	691	691	691	39
豊橋市		734	734	53
津市	665	668	668	33
松阪市	760	760	760	61
大津市	725	725	725	51
京都市	648	648	645	17
大阪市	708	683	685	37
堺市	761	767	767	62
枚方市	759	635	635	15
東大阪市	759	639	671	34
神戸市	731	747	747	58
姫路市	651	651	651	19
西宮市	796	796	796	66
伊丹市	647	603	603	6
奈良市	797	797	834	74
和歌山市	818	767	767	62
鳥取市	731	856	856	76
松江市	749	661	661	31
岡山市	693	693	708	46
広島市	723	740	740	55
福山市	812	812	812	71
山口市	686	620	694	41
宇部市	717	643	717	49
徳島市	880	880	880	77
高松市	694	668	694	41
松山市	864	555	536	1
今治市	680	681	706	45
高知市	602	498	584	5
福岡市	752	815	815	72
北九州市	737	805	805	67
佐賀市	698	715	715	48
長崎市	739	808	808	70
佐世保市	825	849	849	75
熊本市	988	988	988	79
大分市	636	618	618	8
宮崎市	611	628	628	12
鹿児島市	825	807	807	69
那覇市	728	741	741	57

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。