婦人用スラックス(ジーンズ)の価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年における婦人用スラックス（ジーンズ）の消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比3.3%増の96.5。前年より増加となったのは実に7年ぶり。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の婦人用スラックス(ジーンズ)の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の婦人用スラックス(ジーンズ)の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別の婦人用スラックス(ジーンズ)の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1本]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記の婦人用スラックス(ジーンズ)の表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と婦人用スラックス(ジーンズ)の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の婦人用スラックス(ジーンズ)の値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別の婦人用スラックス(ジーンズ)の値段・価格[単位:1本]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は5,749円。標準偏差は2,292円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は42.2%。婦人用スラックス(ジーンズ)の変動係数をその他の品目と比較すると、婦人用スラックス(ジーンズ)は地域差が大きいことがわかります。(表下・注4)。

婦人用スラックス(ジーンズ)の前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は38。同様に、下落した都市の数は8、変化のない都市の数は1となりました。
2023年において、47都市の中で婦人用スラックス(ジーンズ)の値段が最も安い都市のランキング第1位は2,607円[単位:1本]の佐賀市、次いで2,845円の鹿児島市、2,968円の福井市の順です。同様に、婦人用スラックス(ジーンズ)の値段が最も高い都市は11,626円の広島市、次いで10,336円の熊本市、9,571円の松山市の順です。また、最も高い広島市と最も安い佐賀市との価格差は9,019円となっています。

婦人用スラックス(ジーンズ)の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1本、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	10,120	9,831	8,076	39
青森市	7,617	6,938	7,443	34
盛岡市	4,610	4,245	4,662	19
仙台市	4,335	4,493	4,769	21
秋田市	6,539	7,150	7,464	35
山形市	3,497	3,628	4,150	17
福島市	6,770	7,420	7,702	36
水戸市	6,046	4,538	4,646	18
宇都宮市	6,082	6,029	5,808	27
前橋市	5,932	6,218	6,576	31
さいたま市	5,039	4,468	4,940	22
千葉市	3,365	3,496	3,613	9
東京都区部	5,357	5,442	5,424	26
横浜市	7,493	7,084	6,401	30
新潟市	8,562	8,653	9,058	43
富山市	4,686	4,766	5,162	24
金沢市	7,992	8,873	9,115	44
福井市	3,036	2,912	2,968	3
甲府市	2,874	2,834	3,043	5
長野市	7,457	6,200	6,855	33
岐阜市	8,413	7,628	8,067	38
静岡市	4,712	4,607	5,048	23
名古屋市	4,767	4,994	5,380	25
津市	3,474	3,479	3,662	11
大津市	3,982	3,982	4,698	20
京都市	3,731	3,133	3,176	7
大阪市	6,292	6,065	6,618	32
神戸市	9,342	9,896	8,510	40
奈良市	5,761	5,219	5,863	28
和歌山市	4,068	3,721	4,029	16
鳥取市	8,121	8,219	8,750	41
松江市	3,269	3,226	3,629	10
岡山市	2,709	3,165	3,776	12
広島市	12,178	12,230	11,626	47
山口市	7,392	7,417	7,738	37
徳島市	2,916	2,608	3,197	8
高松市	3,175	3,175	3,175	6
松山市	11,033	9,401	9,571	45
高知市	6,149	5,555	6,370	29
福岡市	4,391	3,920	3,937	15
佐賀市	3,365	3,062	2,607	1
長崎市	8,876	8,210	8,930	42
熊本市	8,879	9,213	10,336	46
大分市	3,232	2,926	2,976	4
宮崎市	3,561	3,452	3,893	13
鹿児島市	3,444	2,963	2,845	2
那覇市	3,606	3,407	3,934	14

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。