台所用洗剤の価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年における台所用洗剤の消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比11.5%増の113.3。5年連続の増加。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の台所用洗剤の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の台所用洗剤の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別の台所用洗剤の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1本･385mL]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記の台所用洗剤の表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と台所用洗剤の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の台所用洗剤の値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別の台所用洗剤の値段・価格[単位:1本･385mL]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は224円。標準偏差は11円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は5.6%。台所用洗剤の変動係数をその他の品目と比較したところ、台所用洗剤は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注4)。

台所用洗剤の前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は79。同様に、下落した都市の数は2、変化のない都市の数は0となりました。
2023年において、81都市の中で台所用洗剤の値段が最も安い都市のランキング第1位は201円[単位:1本･385mL]の東大阪市、次いで204円の盛岡市、206円の札幌市の順です。同様に、台所用洗剤の値段が最も高い都市は259円の松江市、次いで256円の八戸市、248円の松山市の順です。また、最も高い松江市と最も安い東大阪市との価格差は58円となっています。

台所用洗剤の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1本･385mL、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	192	191	206	3
函館市	209	213	227	54
旭川市	196	201	221	31
青森市	202	202	221	31
盛岡市	190	187	204	2
仙台市	183	186	216	19
八戸市	242	242	256	80
秋田市	193	192	222	37
山形市	214	213	229	58
福島市	183	189	213	14
郡山市	185	184	210	7
水戸市	207	200	217	21
日立市	219	211	230	61
宇都宮市	196	199	224	49
小山市	198	200	227	54
前橋市	203	197	210	7
さいたま市	205	207	221	31
熊谷市	217	218	234	68
川口市	215	218	243	76
所沢市	216	199	220	27
千葉市	210	211	221	31
佐倉市	191	189	208	5
浦安市	239	230	223	44
東京都区部	204	204	227	54
八王子市	204	206	223	44
立川市	197	196	210	7
府中市	206	201	223	44
横浜市	199	198	218	24
川崎市	210	211	226	53
相模原市	199	201	217	21
横須賀市	217	215	236	71
新潟市	200	201	223	44
長岡市	191	192	210	7
富山市	220	210	234	68
金沢市	199	197	218	24
福井市	206	205	229	58
甲府市	209	205	215	15
長野市	204	205	230	61
松本市	203	199	215	15
岐阜市	191	197	228	57
静岡市	202	206	225	51
浜松市	201	199	223	44
富士市	195	196	215	15
名古屋市	196	201	231	64
岡崎市	198	196	222	37
津市	198	203	209	6
松阪市	197	199	222	37
大津市	185	184	211	11
京都市	199	199	219	26
大阪市	197	198	220	27
堺市	205	206	220	27
枚方市	191	196	217	21
東大阪市	197	192	201	1
神戸市	204	202	222	37
姫路市	193	194	229	58
西宮市	198	199	224	49
伊丹市	205	214	245	77
奈良市	194	194	216	19
和歌山市	196	197	207	4
鳥取市	192	190	211	11
松江市	217	222	259	81
岡山市	196	204	225	51
広島市	199	198	233	67
福山市	199	201	222	37
山口市	201	203	234	68
宇部市	222	224	236	71
徳島市	218	222	240	74
高松市	207	219	247	78
松山市	229	231	248	79
今治市	193	196	242	75
高知市	218	218	238	73
福岡市	193	189	215	15
北九州市	194	196	221	31
佐賀市	194	195	221	31
長崎市	200	205	231	64
佐世保市	223	226	222	37
熊本市	191	196	222	37
大分市	196	203	231	64
宮崎市	220	216	230	61
鹿児島市	188	195	211	11
那覇市	185	185	220	27

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。