給湯器の価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年における給湯器の消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比2.8%増の105.5。2年連続の増加。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の給湯機の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の給湯機の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別の給湯機の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1台]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記の給湯機の表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と給湯機の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の給湯機の値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別の給湯機の値段・価格[単位:1台]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は218,328円。標準偏差は54,889円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は26.3%。給湯機の変動係数をその他の品目と比較すると、給湯機は地域差が大きいことがわかります。(表下・注4)。

給湯機の前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は32。同様に、下落した都市の数は9、変化のない都市の数は6となりました。
2023年において、47都市の中で給湯機の値段が最も安い都市のランキング第1位は110,062円[単位:1台]の静岡市、次いで113,390円の秋田市、140,608円の前橋市の順です。同様に、給湯機の値段が最も高い都市は354,304円の山口市、次いで323,613円の盛岡市、311,004円の那覇市の順です。また、最も高い山口市と最も安い静岡市との価格差は244,242円となっています。

給湯機の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1台、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	267,438	270,254	282,480	43
青森市	271,645	274,041	277,150	41
盛岡市	289,493	307,589	323,613	46
仙台市	257,972	257,972	257,972	35
秋田市	128,863	140,040	113,390	2
山形市	236,587	259,439	277,376	42
福島市	246,125	254,289	269,048	40
水戸市	194,200	194,200	194,200	18
宇都宮市	231,303	231,330	231,330	29
前橋市	272,580	176,952	140,608	3
さいたま市	143,042	153,646	167,903	10
千葉市	174,973	142,467	159,358	7
東京都区部	179,364	175,865	170,919	11
横浜市	197,983	210,459	182,366	14
新潟市	140,667	145,792	141,958	4
富山市	303,839	287,710	265,383	37
金沢市	195,782	191,290	191,290	17
福井市	249,997	249,997	251,695	31
甲府市	233,795	224,803	218,705	25
長野市	249,691	252,229	257,306	34
岐阜市	173,431	175,098	180,306	13
静岡市	111,370	112,620	110,062	1
名古屋市	227,425	252,588	265,749	38
津市	168,880	206,505	233,380	30
大津市	156,310	156,310	156,310	5
京都市	179,293	185,389	198,946	19
大阪市	212,805	216,356	217,601	24
神戸市	172,333	182,324	184,428	16
奈良市	176,138	176,825	173,052	12
和歌山市	221,650	221,650	221,650	26
鳥取市	202,950	229,700	261,225	36
松江市	180,881	192,421	202,658	20
岡山市	282,499	290,110	304,071	44
広島市	154,642	142,335	162,274	9
山口市	323,323	339,399	354,304	47
徳島市	203,902	209,828	228,640	28
高松市	247,748	249,246	256,738	33
松山市	156,750	159,076	160,738	8
高知市	160,050	153,967	157,590	6
福岡市	186,047	198,495	202,735	21
佐賀市	205,116	205,882	208,467	23
長崎市	250,081	238,920	252,384	32
熊本市	227,428	233,597	265,902	39
大分市	208,662	204,663	205,558	22
宮崎市	165,825	171,600	183,709	15
鹿児島市	225,239	224,790	227,902	27
那覇市	270,300	281,060	311,004	45

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。