チューハイの価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年におけるチューハイの消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比7.1%増の109.0。2年連続の増加。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のチューハイの値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のチューハイの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別のチューハイの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1缶･350mL]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記のチューハイの表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とチューハイの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のチューハイの値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別のチューハイの値段・価格[単位:1缶･350mL]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は123円。標準偏差は4円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は4.1%。チューハイの変動係数をその他の品目と比較したところ、チューハイは地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注4)。

チューハイの前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は81。同様に、下落した都市の数は0、変化のない都市の数は0となりました。
2023年において、81都市の中でチューハイの値段が最も安い都市のランキング第1位は115円[単位:1缶･350mL]の宇都宮市。同様に、チューハイの値段が最も高い都市は133円の那覇市。また、最も高い那覇市と最も安い宇都宮市との価格差は18円となっています。

チューハイの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1缶･350mL、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	120	123	132	79
函館市	107	109	117	6
旭川市	115	117	126	64
青森市	107	110	116	3
盛岡市	114	115	125	58
仙台市	108	111	120	18
八戸市	112	113	121	27
秋田市	113	114	126	64
山形市	113	114	123	42
福島市	121	116	119	14
郡山市	111	114	122	33
水戸市	108	114	121	27
日立市	113	115	125	58
宇都宮市	106	109	115	1
小山市	117	119	126	64
前橋市	119	118	122	33
さいたま市	113	113	125	58
熊谷市	112	117	128	72
川口市	111	111	120	18
所沢市	110	113	126	64
千葉市	113	113	119	14
佐倉市	107	108	116	3
浦安市	109	112	124	51
東京都区部	113	115	124	51
八王子市	113	114	119	14
立川市	114	117	128	72
府中市	114	117	124	51
横浜市	112	115	124	51
川崎市	112	116	124	51
相模原市	109	110	115	1
横須賀市	118	120	130	76
新潟市	109	110	118	9
長岡市	108	110	117	6
富山市	110	112	123	42
金沢市	122	125	132	79
福井市	113	116	123	42
甲府市	117	120	127	71
長野市	110	112	119	14
松本市	111	112	118	9
岐阜市	109	112	122	33
静岡市	113	116	124	51
浜松市	108	110	121	27
富士市	110	112	122	33
名古屋市	108	110	118	9
岡崎市	112	114	122	33
津市	121	123	131	78
松阪市	112	115	123	42
大津市	111	113	121	27
京都市	111	114	123	42
大阪市	116	118	126	64
堺市	114	112	120	18
枚方市	112	115	124	51
東大阪市	112	113	122	33
神戸市	114	116	123	42
姫路市	110	111	121	27
西宮市	115	117	125	58
伊丹市	110	112	120	18
奈良市	111	113	122	33
和歌山市	119	118	126	64
鳥取市	113	120	129	74
松江市	111	113	122	33
岡山市	116	117	125	58
広島市	111	113	123	42
福山市	116	117	123	42
山口市	116	120	126	64
宇部市	120	123	129	74
徳島市	116	116	130	76
高松市	111	113	120	18
松山市	110	112	116	3
今治市	111	113	121	27
高知市	110	112	118	9
福岡市	106	110	120	18
北九州市	113	114	120	18
佐賀市	103	105	120	18
長崎市	105	108	118	9
佐世保市	113	114	123	42
熊本市	110	116	125	58
大分市	109	111	117	6
宮崎市	109	112	122	33
鹿児島市	119	112	120	18
那覇市	122	124	133	81

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。