ミネラルウォーターの価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年におけるミネラルウォーターの消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比10.4%増の108.6。2年連続の増加。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のミネラルウォーターの値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のミネラルウォーターの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別のミネラルウォーターの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1本･2,000mL]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記のミネラルウォーターの表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とミネラルウォーターの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のミネラルウォーターの値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別のミネラルウォーターの値段・価格[単位:1本･2,000mL]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は114円。標準偏差は8円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は6.7%。ミネラルウォーターの変動係数をその他の品目と比較したところ、ミネラルウォーターは地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注4)。

ミネラルウォーターの前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は47。同様に、下落した都市の数は0、変化のない都市の数は0となりました。
2023年において、47都市の中でミネラルウォーターの値段が最も安い都市のランキング第1位は102円[単位:1本･2,000mL]の松山市。同様に、ミネラルウォーターの値段が最も高い都市は138円の松江市、次いで129円の甲府市、127円の岐阜市の順です。また、最も高い松江市と最も安い松山市との価格差は36円となっています。

ミネラルウォーターの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1本･2,000mL、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	101	102	108	11
青森市	95	97	106	6
盛岡市	107	109	117	32
仙台市	92	93	104	4
秋田市	105	104	113	23
山形市	99	95	106	6
福島市	92	94	106	6
水戸市	111	111	116	30
宇都宮市	96	101	113	23
前橋市	95	94	104	4
さいたま市	95	96	110	15
千葉市	89	92	103	3
東京都区部	101	101	111	17
横浜市	102	102	114	26
新潟市	101	100	107	9
富山市	104	108	125	42
金沢市	99	105	115	28
福井市	111	114	122	40
甲府市	117	121	129	46
長野市	94	96	108	11
岐阜市	106	110	127	44
静岡市	108	103	112	20
名古屋市	98	102	116	30
津市	114	112	120	36
大津市	97	98	108	11
京都市	104	107	117	32
大阪市	108	112	121	38
神戸市	104	102	111	17
奈良市	91	98	112	20
和歌山市	105	109	120	36
鳥取市	106	108	113	23
松江市	129	132	138	47
岡山市	106	102	111	17
広島市	106	108	119	35
山口市	114	114	127	44
徳島市	111	106	124	41
高松市	107	105	114	26
松山市	96	94	102	1
高知市	96	97	107	9
福岡市	92	92	102	1
佐賀市	107	106	110	15
長崎市	104	104	115	28
熊本市	97	98	108	11
大分市	113	116	125	42
宮崎市	105	107	112	20
鹿児島市	102	105	121	38
那覇市	107	106	118	34

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。