炭酸飲料の価格の推移

3. 年次指数(全国)

グラフ 炭酸飲料の価格の推移 年次指数(全国)

データ出所

総務省 消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

 ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年における炭酸飲料の消費者物価指数(CPI全国年次)は前年比14.2%増の130.7。3年連続の増加。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の炭酸飲料の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の炭酸飲料の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年 日本地図でみる都道府県別の炭酸飲料の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1本・500mL]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

 ロボット君のつぶやき

この地図は、上記の炭酸飲料の表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と炭酸飲料の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか?

(参考表) 地域別(都市別)の炭酸飲料の値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別の炭酸飲料の値段・価格[単位:1本・500mL]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は230円。標準偏差は18円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は7.6%。炭酸飲料の変動係数をその他の品目と比較したところ、炭酸飲料は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注4)。

炭酸飲料の前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は80。同様に、下落した都市の数は1、変化のない都市の数は0となりました。
2023年において、81都市の中で炭酸飲料の値段が最も安い都市のランキング第1位は194円[単位:1本・500mL]の札幌市。同様に、炭酸飲料の値段が最も高い都市は271円の水戸市、次いで270円の小山市、261円の郡山市の順です。また、最も高い水戸市と最も安い札幌市との価格差は77円となっています。

炭酸飲料の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

[単位 : 円/1本・500mL、順位]

都市名 2021年 2022年 2023年 ランキング
(安値順)
札幌市 141 171 194 1
函館市 142 173 194 1
旭川市 143 174 196 3
青森市 141 176 209 7
盛岡市 147 181 215 15
仙台市 139 172 222 31
八戸市 142 181 212 9
秋田市 142 191 211 8
山形市 164 191 223 32
福島市 176 230 255 73
郡山市 177 228 261 78
水戸市 199 239 271 81
日立市 187 219 234 48
宇都宮市 177 230 257 77
小山市 175 236 270 80
前橋市 189 222 241 57
さいたま市 169 228 251 68
熊谷市 150 190 234 48
川口市 163 214 240 56
所沢市 157 235 243 59
千葉市 149 200 228 40
佐倉市 158 200 235 50
浦安市 140 175 216 17
東京都区部 189 227 254 71
八王子市 188 219 243 59
立川市 169 217 261 78
府中市 175 215 237 53
横浜市 159 196 229 43
川崎市 177 229 255 73
相模原市 164 212 244 65
横須賀市 189 238 237 53
新潟市 196 232 254 71
長岡市 183 217 236 52
富山市 155 189 205 5
金沢市 161 185 214 13
福井市 170 203 227 38
甲府市 161 218 243 59
長野市 142 178 212 9
松本市 143 179 214 13
岐阜市 161 196 229 43
静岡市 151 194 228 40
浜松市 161 183 215 15
富士市 167 212 237 53
名古屋市 157 194 224 33
岡崎市 182 220 245 67
津市 169 231 233 46
松阪市 143 175 216 17
大津市 141 180 216 17
京都市 153 197 226 36
大阪市 165 208 233 46
堺市 153 193 225 35
枚方市 139 175 216 17
東大阪市 140 175 216 17
神戸市 139 173 216 17
姫路市 131 170 216 17
西宮市 193 241 243 59
伊丹市 146 175 216 17
奈良市 137 172 204 4
和歌山市 163 235 251 68
鳥取市 136 174 216 17
松江市 143 170 216 17
岡山市 177 211 227 38
広島市 154 196 228 40
福山市 182 219 243 59
山口市 170 221 244 65
宇部市 171 227 255 73
徳島市 163 227 256 76
高松市 143 176 212 9
松山市 148 181 216 17
今治市 138 175 216 17
高知市 133 174 213 12
福岡市 170 219 253 70
北九州市 143 184 224 33
佐賀市 152 197 231 45
長崎市 187 203 226 36
佐世保市 141 183 216 17
熊本市 156 205 243 59
大分市 144 176 216 17
宮崎市 172 216 242 58
鹿児島市 165 208 235 50
那覇市 158 197 206 6

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。

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更新日

2024-03-22

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