炭酸飲料の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年9月における炭酸飲料の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より4.0ポイント上昇し134.3。前月との比較では0.8ポイント上昇。上がったのは3ケ月ぶり。

最大値・・・135.6(2024年4月)
最小値・・・96.8(2020年12月)
平均値・・・112.2
標準偏差・・13.13

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の炭酸飲料の地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の炭酸飲料の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年9月日本地図でみる都道府県別の炭酸飲料の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1本･500mL]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記の炭酸飲料の表のから2024年9月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と炭酸飲料の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の炭酸飲料の値段・価格と2024年9月の安値ランキング

2024年9月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別の炭酸飲料の値段・価格[単位:1本･500mL]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は237円。標準偏差は17円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は7.2%。炭酸飲料の変動係数をその他の品目と比較したところ、炭酸飲料は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

炭酸飲料の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は14。同様に、下落した都市の数は6、変化のない都市の数は61となりました。
81都市の中で炭酸飲料の値段が最も安い都市のランキング第1位は192円[単位:1本･500mL]の那覇市、次いで194円の松本市、204円の札幌市の順です。同様に、炭酸飲料の値段が最も高い都市は274円の郡山市。また、最も高い郡山市と最も安い那覇市との価格差は82円となっています。

炭酸飲料の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年9月 2024年8月 2024年9月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1本･500mL、順位]

都市名	2023年9月	2024年8月	2024年9月	ランキング (安値順)
札幌市	194	194	204	3
函館市	194	204	204	3
旭川市	194	204	204	3
青森市	210	221	221	13
盛岡市	210	232	232	26
仙台市	221	243	243	47
八戸市	212	212	212	8
秋田市	212	212	212	8
山形市	216	239	239	35
福島市	256	241	241	45
郡山市	274	274	274	81
水戸市	256	270	271	77
日立市	243	243	243	47
宇都宮市	256	241	241	45
小山市	271	271	271	77
前橋市	240	226	226	17
さいたま市	241	227	243	47
熊谷市	243	243	243	47
川口市	240	243	243	47
所沢市	240	240	240	37
千葉市	225	240	240	37
佐倉市	240	271	271	77
浦安市	210	240	240	37
東京都区部	263	255	265	76
八王子市	243	243	243	47
立川市	274	209	209	6
府中市	240	240	240	37
横浜市	226	241	257	72
川崎市	259	229	244	63
相模原市	241	256	256	68
横須賀市	240	243	243	47
新潟市	256	251	251	66
長岡市	240	231	231	25
富山市	202	212	212	8
金沢市	211	223	223	14
福井市	227	227	227	23
甲府市	243	243	243	47
長野市	213	203	213	11
松本市	214	214	194	2
岐阜市	226	257	257	72
静岡市	225	240	240	37
浜松市	210	241	256	68
富士市	237	223	223	14
名古屋市	226	243	243	47
岡崎市	246	271	271	77
津市	225	225	258	74
松阪市	210	232	232	26
大津市	210	234	234	31
京都市	225	243	243	47
大阪市	217	241	218	12
堺市	211	240	226	17
枚方市	210	240	240	37
東大阪市	210	211	240	37
神戸市	210	240	226	17
姫路市	210	243	243	47
西宮市	246	246	246	65
伊丹市	210	243	243	47
奈良市	198	223	223	14
和歌山市	244	260	244	63
鳥取市	210	234	234	31
松江市	210	253	243	47
岡山市	225	226	226	17
広島市	226	217	226	17
福山市	243	243	243	47
山口市	244	229	229	24
宇部市	260	260	260	75
徳島市	256	256	256	68
高松市	210	240	240	37
松山市	210	232	236	33
今治市	210	243	243	47
高知市	210	233	233	30
福岡市	257	226	226	17
北九州市	228	227	243	47
佐賀市	228	239	239	35
長崎市	226	222	237	34
佐世保市	210	232	232	26
熊本市	243	211	211	7
大分市	210	232	232	26
宮崎市	226	253	253	67
鹿児島市	235	256	256	68
那覇市	210	192	192	1

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。