炭酸飲料の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年6月における炭酸飲料の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より5.3ポイント上昇し135.1。前月との比較では1.4ポイント上昇。上がったのは2ケ月ぶり。

最大値・・・135.6(2024年4月)
最小値・・・96.8(2020年12月)
平均値・・・110.2
標準偏差・・12.13

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の炭酸飲料の地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の炭酸飲料の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年6月日本地図でみる都道府県別の炭酸飲料の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1本･500mL]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記の炭酸飲料の表のから2024年6月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と炭酸飲料の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の炭酸飲料の値段・価格と2024年6月の安値ランキング

2024年6月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別の炭酸飲料の値段・価格[単位:1本･500mL]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は239円。標準偏差は18円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は7.5%。炭酸飲料の変動係数をその他の品目と比較したところ、炭酸飲料は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

炭酸飲料の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は14。同様に、下落した都市の数は10、変化のない都市の数は57となりました。
81都市の中で炭酸飲料の値段が最も安い都市のランキング第1位は190円[単位:1本･500mL]の旭川市、次いで192円の那覇市、204円の札幌市の順です。同様に、炭酸飲料の値段が最も高い都市は274円の郡山市。また、最も高い郡山市と最も安い旭川市との価格差は84円となっています。

炭酸飲料の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年6月 2024年5月 2024年6月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1本･500mL、順位]

都市名	2023年6月	2024年5月	2024年6月	ランキング (安値順)
札幌市	194	199	204	3
函館市	194	204	204	3
旭川市	204	194	190	1
青森市	189	221	221	12
盛岡市	210	232	232	23
仙台市	221	243	243	46
八戸市	212	212	212	6
秋田市	212	212	212	6
山形市	216	239	239	31
福島市	256	241	241	43
郡山市	254	237	274	80
水戸市	286	270	270	76
日立市	226	226	243	46
宇都宮市	256	259	259	72
小山市	271	271	271	77
前橋市	240	243	243	46
さいたま市	259	241	257	69
熊谷市	236	243	243	46
川口市	240	243	243	46
所沢市	240	240	240	34
千葉市	225	240	240	34
佐倉市	240	271	271	77
浦安市	210	232	240	34
東京都区部	257	256	255	65
八王子市	243	240	240	34
立川市	254	237	274	80
府中市	240	240	214	10
横浜市	226	241	241	43
川崎市	244	227	257	69
相模原市	241	256	256	66
横須賀市	240	243	243	46
新潟市	256	251	251	62
長岡市	240	231	231	22
富山市	192	212	212	6
金沢市	211	223	223	14
福井市	227	227	227	19
甲府市	243	243	243	46
長野市	212	213	213	9
松本市	214	194	214	10
岐阜市	226	257	257	69
静岡市	225	240	240	34
浜松市	210	241	226	16
富士市	237	223	223	14
名古屋市	226	237	248	60
岡崎市	246	271	271	77
津市	225	252	264	75
松阪市	210	210	210	5
大津市	210	233	234	27
京都市	225	237	243	46
大阪市	236	227	222	13
堺市	225	226	226	16
枚方市	210	240	240	34
東大阪市	210	232	232	23
神戸市	210	226	226	16
姫路市	210	232	240	34
西宮市	246	246	246	59
伊丹市	210	243	243	46
奈良市	198	239	239	31
和歌山市	260	244	260	73
鳥取市	210	234	234	27
松江市	210	253	253	63
岡山市	225	240	240	34
広島市	226	243	227	19
福山市	243	243	243	46
山口市	244	244	244	58
宇部市	260	260	260	73
徳島市	256	256	256	66
高松市	210	240	240	34
松山市	221	236	236	29
今治市	210	243	243	46
高知市	210	253	249	61
福岡市	241	257	241	43
北九州市	212	259	227	19
佐賀市	228	239	239	31
長崎市	226	237	237	30
佐世保市	210	232	232	23
熊本市	243	243	243	46
大分市	210	232	232	23
宮崎市	242	253	253	63
鹿児島市	235	281	256	66
那覇市	210	192	192	2

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。