炭酸飲料の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2025年1月における炭酸飲料の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より10.9ポイント上昇し145.1。前月との比較では1.1ポイント低下。下がったのは5ケ月ぶり。

最大値・・・146.2(2024年12月)
最小値・・・96.8(2020年12月)
平均値・・・113.7
標準偏差・・14.54

下表は地域別(都市別)の炭酸飲料の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都市の炭酸飲料の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2025年2月日本地図でみる都道府県別の炭酸飲料の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1本･500mL]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記の炭酸飲料の表のから2025年2月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と炭酸飲料の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の炭酸飲料の値段・価格と2025年2月の安値ランキング

2025年2月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別の炭酸飲料の値段・価格[単位:1本･500mL]とランキングを見てみましょう。

79都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は257円。標準偏差は23円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は8.9%。炭酸飲料の変動係数をその他の品目と比較したところ、炭酸飲料は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

炭酸飲料の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は11。同様に、下落した都市の数は6、変化のない都市の数は62となりました。
79都市の中で炭酸飲料の値段が最も安い都市のランキング第1位は211円[単位:1本･500mL]の東大阪市、次いで214円の松本市、215円の那覇市の順です。同様に、炭酸飲料の値段が最も高い都市は306円の和歌山市。また、最も高い和歌山市と最も安い東大阪市との価格差は95円となっています。

炭酸飲料の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2024年2月 2025年1月 2025年2月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1本･500mL、順位]

都市名	2024年2月	2025年1月	2025年2月	ランキング (安値順)
札幌市	194	218	226	6
函館市	194	226	226	6
旭川市	194	226	226	6
青森市	221	243	243	23
盛岡市	232	254	243	23
仙台市	243	273	273	57
八戸市	212	234	234	12
秋田市	212	234	234	12
山形市	227	263	263	47
福島市	256	273	273	57
郡山市	274	303	303	76
水戸市	286	286	286	70
日立市	243	257	257	39
宇都宮市	259	273	273	57
小山市	271	300	300	75
前橋市	243	257	257	39
さいたま市	241	243	243	23
熊谷市	243	274	274	61
川口市	243	211	274	61
所沢市	240	271	271	50
千葉市	236	271	271	50
浦安市	232	240	240	15
東京都区部	262	285	290	74
八王子市	211	274	303	76
立川市	274	274	274	61
府中市	240	214	271	50
横浜市	237	287	287	72
川崎市	257	243	243	23
相模原市	252	303	287	72
新潟市	251	240	240	15
長岡市	231	209	240	15
富山市	212	216	216	4
金沢市	222	245	245	29
福井市	227	257	268	49
甲府市	243	259	259	41
長野市	213	224	224	5
松本市	214	214	214	2
岐阜市	237	289	273	57
静岡市	236	256	271	50
浜松市	232	241	241	22
富士市	237	251	251	32
名古屋市	237	303	303	76
豊橋市		240	240	15
津市	252	240	231	11
松阪市	210	240	240	15
大津市	222	256	256	36
京都市	236	259	259	41
大阪市	227	229	234	12
堺市	222	226	226	6
枚方市	232	240	240	15
東大阪市	232	211	211	1
神戸市	232	226	226	6
姫路市	232	260	260	44
西宮市	246	277	277	67
伊丹市	232	243	243	23
奈良市	220	254	254	33
和歌山市	244	290	306	79
鳥取市	232	250	250	30
松江市	232	274	274	61
岡山市	236	271	271	50
広島市	237	259	259	41
福山市	243	271	271	50
山口市	244	260	260	44
宇部市	260	260	260	44
徳島市	256	286	286	70
高松市	232	240	240	15
松山市	232	256	256	36
今治市	232	303	274	61
高知市	232	241	256	36
福岡市	257	271	271	50
北九州市	223	257	243	23
佐賀市	239	250	250	30
長崎市	237	264	264	48
佐世保市	232	254	254	33
熊本市	243	274	274	61
大分市	232	254	254	33
宮崎市	253	278	278	69
鹿児島市	246	277	277	67
那覇市	192	215	215	3

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。