炭酸飲料の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年12月における炭酸飲料の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より12.6ポイント上昇し146.2。前月との比較では1.3ポイント上昇。上がったのは4ケ月連続。

最大値・・・146.2(2024年12月)
最小値・・・96.8(2020年12月)
平均値・・・113.3
標準偏差・・14.21

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の炭酸飲料の地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の炭酸飲料の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年12月日本地図でみる都道府県別の炭酸飲料の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1本･500mL]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記の炭酸飲料の表のから2024年12月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と炭酸飲料の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の炭酸飲料の値段・価格と2024年12月の安値ランキング

2024年12月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別の炭酸飲料の値段・価格[単位:1本･500mL]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は258円。標準偏差は23円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は8.9%。炭酸飲料の変動係数をその他の品目と比較したところ、炭酸飲料は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

炭酸飲料の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は13。同様に、下落した都市の数は13、変化のない都市の数は55となりました。
81都市の中で炭酸飲料の値段が最も安い都市のランキング第1位は197円[単位:1本･500mL]の富士市、次いで211円の東大阪市、212円の富山市の順です。同様に、炭酸飲料の値段が最も高い都市は303円の郡山市。また、最も高い郡山市と最も安い富士市との価格差は106円となっています。

炭酸飲料の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年12月 2024年11月 2024年12月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1本･500mL、順位]

都市名	2023年12月	2024年11月	2024年12月	ランキング (安値順)
札幌市	194	226	226	9
函館市	194	226	216	7
旭川市	194	226	226	9
青森市	221	243	243	20
盛岡市	221	254	254	27
仙台市	232	232	257	36
八戸市	212	234	234	12
秋田市	202	234	234	12
山形市	228	263	263	51
福島市	256	273	257	36
郡山市	274	303	303	79
水戸市	286	286	286	71
日立市	243	271	257	36
宇都宮市	259	273	273	60
小山市	260	300	300	76
前橋市	243	271	257	36
さいたま市	257	226	257	36
熊谷市	243	274	274	62
川口市	240	274	274	62
所沢市	240	240	271	54
千葉市	236	271	271	54
佐倉市	209	300	300	76
浦安市	232	240	240	14
東京都区部	256	280	280	70
八王子市	243	274	274	62
立川市	274	274	274	62
府中市	240	243	271	54
横浜市	237	273	287	73
川崎市	257	227	257	36
相模原市	252	303	287	73
横須賀市	240	274	274	62
新潟市	243	224	224	8
長岡市	214	240	240	14
富山市	212	212	212	3
金沢市	222	245	245	23
福井市	227	268	257	36
甲府市	243	243	243	20
長野市	213	224	212	3
松本市	214	214	214	5
岐阜市	237	289	273	60
静岡市	236	271	256	31
浜松市	232	256	256	31
富士市	237	223	197	1
名古屋市	237	289	303	79
岡崎市	271	300	300	76
津市	252	240	240	14
松阪市	232	240	240	14
大津市	232	256	256	31
京都市	236	259	259	45
大阪市	246	264	270	53
堺市	236	257	257	36
枚方市	232	240	240	14
東大阪市	232	211	211	2
神戸市	232	257	257	36
姫路市	232	260	260	48
西宮市	246	277	277	68
伊丹市	232	243	243	20
奈良市	220	254	254	27
和歌山市	229	260	290	75
鳥取市	232	264	250	24
松江市	232	257	274	62
岡山市	236	271	271	54
広島市	237	259	259	45
福山市	243	271	271	54
山口市	244	260	260	48
宇部市	260	260	260	48
徳島市	256	286	286	71
高松市	232	240	240	14
松山市	232	256	256	31
今治市	232	274	303	79
高知市	232	256	256	31
福岡市	257	257	271	54
北九州市	223	243	227	11
佐賀市	239	250	250	24
長崎市	237	253	253	26
佐世保市	232	254	254	27
熊本市	243	259	259	45
大分市	232	254	254	27
宮崎市	253	278	264	52
鹿児島市	246	249	277	68
那覇市	192	215	215	6

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。