緑茶の価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年における緑茶の消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比2.5%増の103.7。3年連続の増加。1990年以降で当年が最大。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の緑茶の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の緑茶の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別の緑茶の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/100g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記の緑茶の表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と緑茶の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の緑茶の値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別の緑茶の値段・価格[単位:100g]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は491円。標準偏差は122円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は25.6%。緑茶の変動係数をその他の品目と比較すると、緑茶は地域差が大きいことがわかります。(表下・注4)。

緑茶の前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は59。同様に、下落した都市の数は19、変化のない都市の数は3となりました。
2023年において、81都市の中で緑茶の値段が最も安い都市のランキング第1位は221円[単位:100g]の奈良市、次いで243円の那覇市、247円の津市の順です。同様に、緑茶の値段が最も高い都市は829円の秋田市、次いで696円の熊本市、689円の松江市の順です。また、最も高い秋田市と最も安い奈良市との価格差は608円となっています。

緑茶の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/100g、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	527	499	521	43
函館市	447	422	437	25
旭川市	415	414	420	22
青森市	524	501	496	39
盛岡市	403	442	478	37
仙台市	575	589	590	67
八戸市	343	343	343	13
秋田市	823	826	829	81
山形市	549	542	533	48
福島市	543	562	544	52
郡山市	537	536	547	54
水戸市	426	426	454	30
日立市	538	537	546	53
宇都宮市	653	653	648	75
小山市	448	460	498	40
前橋市	554	591	643	73
さいたま市	571	573	577	61
熊谷市	572	567	574	59
川口市	657	660	646	74
所沢市	602	595	559	56
千葉市	595	538	536	49
佐倉市	609	606	607	70
浦安市	504	509	562	57
東京都区部	573	579	587	65
八王子市	606	570	577	61
立川市	434	448	464	32
府中市	622	610	619	71
横浜市	557	563	594	69
川崎市	505	512	522	44
相模原市	524	527	539	50
横須賀市	493	502	503	41
新潟市	465	447	450	28
長岡市	577	585	582	63
富山市	371	387	431	23
金沢市	221	305	351	15
福井市	464	424	394	18
甲府市	571	578	583	64
長野市	517	463	440	27
松本市	573	574	587	65
岐阜市	546	554	565	58
静岡市	587	592	592	68
浜松市	535	512	522	44
富士市	645	645	654	76
名古屋市	503	525	520	42
岡崎市	389	380	406	19
津市	244	238	247	3
松阪市	420	448	464	32
大津市	276	277	279	5
京都市	344	351	358	16
大阪市	445	458	487	38
堺市	311	302	324	9
枚方市	410	447	450	28
東大阪市	323	336	384	17
神戸市	476	449	439	26
姫路市	324	319	348	14
西宮市	561	559	557	55
伊丹市	313	337	339	12
奈良市	211	219	221	1
和歌山市	299	288	296	6
鳥取市	611	658	686	78
松江市	591	595	689	79
岡山市	535	454	464	32
広島市	380	348	304	7
福山市	306	307	311	8
山口市	338	338	325	10
宇部市	471	468	476	36
徳島市	540	537	542	51
高松市	443	443	433	24
松山市	268	268	273	4
今治市	331	328	333	11
高知市	441	456	463	31
福岡市	450	467	474	35
北九州市	396	395	411	20
佐賀市	527	527	527	47
長崎市	458	543	523	46
佐世保市	413	405	419	21
熊本市	637	666	696	80
大分市	553	553	574	59
宮崎市	699	698	683	77
鹿児島市	625	630	636	72
那覇市	311	262	243	2

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。