食用油の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2025年7月における食用油の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より3.2ポイント上昇し150.0。前月との比較では0.2ポイント上昇。上がったのは3ケ月連続。

最大値・・・164.3(2023年3月)
最小値・・・98.1(2021年3月)
平均値・・・133.8
標準偏差・・24.32

2025年7月日本地図でみる都道府県別の食用油の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1本･1,000g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記の食用油の表のから2025年7月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と食用油の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の食用油の値段・価格と2025年7月の安値ランキング

2025年7月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別の食用油の値段・価格[単位:1本･1,000g]とランキングを見てみましょう。

79都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は391円。標準偏差は39円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は10%。食用油の変動係数をその他の品目と比較したところ、食用油は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

食用油の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は37。同様に、下落した都市の数は23、変化のない都市の数は19となりました。
79都市の中で食用油の値段が最も安い都市のランキング第1位は292円[単位:1本･1,000g]の姫路市、次いで317円の八戸市、321円の旭川市の順です。同様に、食用油の値段が最も高い都市は527円の鳥取市、次いで473円の那覇市、461円の松江市の順です。また、最も高い鳥取市と最も安い姫路市との価格差は235円となっています。

食用油の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2024年7月 2025年6月 2025年7月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1本･1,000g、順位]

都市名	2024年7月	2025年6月	2025年7月	ランキング (安値順)
札幌市	375	372	372	25
函館市	424	348	343	7
旭川市	444	375	321	3
青森市	398	354	360	15
盛岡市	366	392	376	30
仙台市	424	396	401	51
八戸市	322	322	317	2
秋田市	371	317	322	4
山形市	422	338	349	8
福島市	456	368	373	27
郡山市	416	391	391	39
水戸市	475	403	421	65
日立市	441	394	430	68
宇都宮市	476	403	395	43
小山市	411	370	381	34
前橋市	403	379	379	33
さいたま市	453	423	381	34
熊谷市	376	405	367	20
川口市	411	360	360	15
所沢市	408	376	411	60
千葉市	399	410	394	42
浦安市	433	403	373	27
東京都区部	474	394	396	44
八王子市	417	457	457	75
立川市	419	441	441	70
府中市	365	414	419	64
横浜市	461	366	372	25
川崎市	432	420	403	52
相模原市	479	413	416	63
新潟市	371	385	408	58
長岡市	329	365	362	18
富山市	411	465	411	60
金沢市	436	468	403	52
福井市	400	477	430	68
甲府市	382	450	450	73
長野市	428	371	377	32
松本市	450	342	350	9
岐阜市	449	371	390	38
静岡市	413	377	381	34
浜松市	436	392	389	37
富士市	453	391	397	45
名古屋市	391	352	358	13
豊橋市		449	449	72
津市	369	392	397	45
松阪市	392	351	351	10
大津市	452	355	355	12
京都市	426	424	424	66
大阪市	407	401	407	57
堺市	421	379	370	21
枚方市	531	419	360	15
東大阪市	470	362	370	21
神戸市	412	355	358	13
姫路市	456	343	292	1
西宮市	427	393	393	41
伊丹市	517	395	405	54
奈良市	493	397	405	54
和歌山市	386	414	414	62
鳥取市	532	481	527	79
松江市	425	452	461	77
岡山市	392	349	397	45
広島市	435	362	375	29
福山市	433	370	365	19
山口市	457	425	425	67
宇部市	413	392	405	54
徳島市	403	338	338	5
高松市	511	397	451	74
松山市	437	417	446	71
今治市	443	365	351	10
高知市	419	381	371	24
福岡市	417	398	398	49
北九州市	380	329	342	6
佐賀市	323	398	398	49
長崎市	582	463	409	59
佐世保市	387	397	397	45
熊本市	441	409	391	39
大分市	414	333	376	30
宮崎市	469	459	459	76
鹿児島市	503	319	370	21
那覇市	441	468	473	78

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。