食用油の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2025年8月における食用油の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より3.4ポイント低下し144.7。前月との比較では5.3ポイント低下。下がったのは4ケ月ぶり。

最大値・・・164.3(2023年3月)
最小値・・・98.1(2021年3月)
平均値・・・133.9
標準偏差・・24.18

2025年8月日本地図でみる都道府県別の食用油の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1本･1,000g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記の食用油の表のから2025年8月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と食用油の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の食用油の値段・価格と2025年8月の安値ランキング

2025年8月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別の食用油の値段・価格[単位:1本･1,000g]とランキングを見てみましょう。

79都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は378円。標準偏差は39円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は10.3%。食用油の変動係数をその他の品目と比較した結果、食用油の価格の地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注3)。

食用油の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は17。同様に、下落した都市の数は46、変化のない都市の数は16となりました。
79都市の中で食用油の値段が最も安い都市のランキング第1位は317円[単位:1本･1,000g]の岐阜市。同様に、食用油の値段が最も高い都市は481円の鳥取市、次いで478円の松山市、459円の宮崎市の順です。また、最も高い鳥取市と最も安い岐阜市との価格差は164円となっています。

食用油の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2024年8月 2025年7月 2025年8月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1本･1,000g、順位]

都市名	2024年8月	2025年7月	2025年8月	ランキング (安値順)
札幌市	398	372	356	27
函館市	375	343	349	21
旭川市	468	321	440	72
青森市	398	360	338	13
盛岡市	339	376	382	48
仙台市	431	401	378	42
八戸市	322	317	322	2
秋田市	393	322	322	2
山形市	413	349	394	55
福島市	456	373	373	37
郡山市	416	391	391	52
水戸市	435	421	354	22
日立市	441	430	379	44
宇都宮市	476	395	376	40
小山市	400	381	406	64
前橋市	403	379	338	13
さいたま市	453	381	361	30
熊谷市	357	367	348	20
川口市	411	360	329	9
所沢市	408	411	356	27
千葉市	399	394	373	37
浦安市	433	373	365	32
東京都区部	474	396	375	39
八王子市	433	457	457	75
立川市	419	441	414	66
府中市	495	419	324	7
横浜市	461	372	345	18
川崎市	441	403	422	68
相模原市	479	416	419	67
新潟市	365	408	372	36
長岡市	329	362	338	13
富山市	430	411	344	17
金沢市	455	403	376	40
福井市	414	430	433	71
甲府市	382	450	450	73
長野市	390	377	322	2
松本市	382	350	322	2
岐阜市	436	390	317	1
静岡市	399	381	385	51
浜松市	461	389	381	46
富士市	453	397	354	22
名古屋市	409	358	333	12
豊橋市		449	422	68
津市	423	397	381	46
松阪市	489	351	365	32
大津市	506	355	355	25
京都市	426	424	395	56
大阪市	407	407	398	61
堺市	421	370	383	49
枚方市	482	360	384	50
東大阪市	470	370	343	16
神戸市	455	358	354	22
姫路市	456	292	322	2
西宮市	438	393	393	54
伊丹市	533	405	380	45
奈良市	444	405	397	57
和歌山市	386	414	360	29
鳥取市	532	527	481	79
松江市	425	461	452	74
岡山市	401	397	397	57
広島市	432	375	363	31
福山市	430	365	365	32
山口市	433	425	425	70
宇部市	400	405	392	53
徳島市	403	338	346	19
高松市	511	451	397	57
松山市	464	446	478	78
今治市	443	351	332	11
高知市	427	371	378	42
福岡市	402	398	398	61
北九州市	370	342	331	10
佐賀市	323	398	398	61
長崎市	582	409	409	65
佐世保市	381	397	397	57
熊本市	441	391	355	25
大分市	479	376	328	8
宮崎市	469	459	459	77
鹿児島市	503	370	370	35
那覇市	446	473	457	75

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。