納豆の価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年における納豆の消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比6.6%増の104.4。前年より増加となったのは4年ぶり。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の納豆の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の納豆の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別の納豆の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1ﾊﾟｯｸ･50g×3又は45g×3]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記の納豆の表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と納豆の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の納豆の値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別の納豆の値段・価格[単位:1ﾊﾟｯｸ･50g×3又は45g×3]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は102円。標準偏差は11円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は12.5%。納豆の変動係数をその他の品目と比較した結果、納豆の地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注4)。

納豆の前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は74。同様に、下落した都市の数は4、変化のない都市の数は3となりました。
2023年において、81都市の中で納豆の値段が最も安い都市のランキング第1位は83円[単位:1ﾊﾟｯｸ･50g×3又は45g×3]の長岡市。同様に、納豆の値段が最も高い都市は158円の那覇市、次いで129円の盛岡市、124円の津市の順です。また、最も高い那覇市と最も安い長岡市との価格差は75円となっています。

納豆の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1ﾊﾟｯｸ･50g×3又は45g×3、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	94	95	99	35
函館市	84	90	96	25
旭川市	94	77	86	2
青森市	84	88	98	33
盛岡市	116	122	129	80
仙台市	91	90	99	35
八戸市	84	89	104	48
秋田市	106	106	118	74
山形市	110	109	109	64
福島市	102	102	105	50
郡山市	83	76	87	5
水戸市	106	105	105	50
日立市	102	105	106	52
宇都宮市	91	88	92	12
小山市	95	89	89	7
前橋市	88	86	96	25
さいたま市	88	86	91	11
熊谷市	88	88	96	25
川口市	93	91	96	25
所沢市	84	79	90	8
千葉市	95	97	100	41
佐倉市	86	84	86	2
浦安市	87	90	94	18
東京都区部	94	93	99	35
八王子市	94	95	90	8
立川市	85	86	96	25
府中市	91	87	95	20
横浜市	88	90	95	20
川崎市	90	89	93	14
相模原市	95	97	93	14
横須賀市	87	88	97	31
新潟市	81	82	86	2
長岡市	73	73	83	1
富山市	104	105	119	76
金沢市	105	104	108	60
福井市	108	111	118	74
甲府市	100	100	110	65
長野市	84	86	93	14
松本市	91	92	97	31
岐阜市	110	109	120	77
静岡市	101	103	102	46
浜松市	98	96	106	52
富士市	79	80	87	5
名古屋市	108	109	111	67
岡崎市	95	101	112	71
津市	114	116	124	79
松阪市	109	120	122	78
大津市	105	106	117	73
京都市	98	98	107	57
大阪市	105	104	111	67
堺市	107	105	108	60
枚方市	98	96	111	67
東大阪市	98	87	92	12
神戸市	92	89	99	35
姫路市	97	96	100	41
西宮市	107	97	100	41
伊丹市	104	101	106	52
奈良市	102	107	112	71
和歌山市	104	99	95	20
鳥取市	101	102	108	60
松江市	103	97	110	65
岡山市	96	100	107	57
広島市	88	86	96	25
福山市	77	81	90	8
山口市	95	98	108	60
宇部市	98	97	100	41
徳島市	107	106	111	67
高松市	96	89	99	35
松山市	102	101	107	57
今治市	98	98	106	52
高知市	99	95	103	47
福岡市	90	90	101	45
北九州市	87	86	95	20
佐賀市	83	82	93	14
長崎市	92	81	98	33
佐世保市	80	77	95	20
熊本市	97	99	104	48
大分市	97	90	99	35
宮崎市	84	82	94	18
鹿児島市	93	95	106	52
那覇市	137	144	158	81

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。