納豆の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年6月における納豆の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より1.4ポイント上昇し106.7。前月との比較では0.6ポイント上昇。上がったのは2ケ月ぶり。

最大値・・・106.7(2024年6月)
最小値・・・95.2(2018年3月)
平均値・・・99.9
標準偏差・・3.15

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の納豆の地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の納豆の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年6月日本地図でみる都道府県別の納豆の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1ﾊﾟｯｸ･50g×3又は45g×3]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記の納豆の表のから2024年6月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と納豆の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の納豆の値段・価格と2024年6月の安値ランキング

2024年6月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別の納豆の値段・価格[単位:1ﾊﾟｯｸ･50g×3又は45g×3]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は104円。標準偏差は13円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は12.5%。納豆の変動係数をその他の品目と比較した結果、納豆の価格の地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注3)。

納豆の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は26。同様に、下落した都市の数は15、変化のない都市の数は40となりました。
81都市の中で納豆の値段が最も安い都市のランキング第1位は84円[単位:1ﾊﾟｯｸ･50g×3又は45g×3]の郡山市、次いで86円の佐倉市、88円の新潟市の順です。同様に、納豆の値段が最も高い都市は165円の那覇市、次いで147円の津市、133円の松阪市の順です。また、最も高い那覇市と最も安い郡山市との価格差は81円となっています。

納豆の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年6月 2024年5月 2024年6月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1ﾊﾟｯｸ･50g×3又は45g×3、順位]

都市名	2023年6月	2024年5月	2024年6月	ランキング (安値順)
札幌市	100	102	105	47
函館市	99	101	101	36
旭川市	87	89	89	4
青森市	103	101	101	36
盛岡市	128	128	128	77
仙台市	100	101	99	31
八戸市	106	106	106	50
秋田市	122	120	120	72
山形市	111	111	97	24
福島市	103	100	100	32
郡山市	92	84	84	1
水戸市	108	90	97	24
日立市	103	108	109	58
宇都宮市	93	93	93	12
小山市	87	87	89	4
前橋市	96	88	91	9
さいたま市	91	95	95	17
熊谷市	98	95	95	17
川口市	98	98	98	27
所沢市	92	93	93	12
千葉市	99	100	100	32
佐倉市	86	86	86	2
浦安市	95	93	90	7
東京都区部	100	101	100	32
八王子市	85	96	90	7
立川市	98	104	101	36
府中市	96	98	98	27
横浜市	95	97	94	15
川崎市	91	97	97	24
相模原市	92	98	98	27
横須賀市	98	98	95	17
新潟市	86	88	88	3
長岡市	84	92	92	11
富山市	122	117	124	76
金沢市	109	109	129	78
福井市	120	120	117	69
甲府市	112	109	109	58
長野市	93	96	94	15
松本市	96	96	107	55
岐阜市	125	111	117	69
静岡市	109	103	105	47
浜松市	108	112	113	67
富士市	89	89	89	4
名古屋市	111	119	123	75
岡崎市	111	114	111	62
津市	123	134	147	80
松阪市	128	128	133	79
大津市	117	120	120	72
京都市	110	108	110	61
大阪市	111	108	117	69
堺市	118	105	115	68
枚方市	111	119	122	74
東大阪市	92	92	105	47
神戸市	98	98	101	36
姫路市	95	107	107	55
西宮市	101	99	101	36
伊丹市	104	112	112	66
奈良市	109	101	101	36
和歌山市	96	101	104	46
鳥取市	108	108	111	62
松江市	106	106	106	50
岡山市	109	109	109	58
広島市	96	95	95	17
福山市	90	91	91	9
山口市	111	111	111	62
宇部市	103	105	100	32
徳島市	109	111	111	62
高松市	100	106	106	50
松山市	108	108	108	57
今治市	108	109	103	44
高知市	104	106	106	50
福岡市	104	104	101	36
北九州市	100	97	98	27
佐賀市	96	93	96	22
長崎市	101	101	101	36
佐世保市	95	95	95	17
熊本市	108	103	103	44
大分市	103	98	96	22
宮崎市	98	93	93	12
鹿児島市	103	106	106	50
那覇市	165	160	165	81

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。