納豆の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年9月における納豆の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より0.6ポイント上昇し106.5。前月との比較では0.6ポイント上昇。上がったのは3ケ月ぶり。

最大値・・・106.7(2024年6月)
最小値・・・95.2(2018年3月)
平均値・・・100.6
標準偏差・・3.18

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の納豆の地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の納豆の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年9月日本地図でみる都道府県別の納豆の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1ﾊﾟｯｸ･50g×3又は45g×3]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記の納豆の表のから2024年9月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と納豆の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の納豆の値段・価格と2024年9月の安値ランキング

2024年9月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別の納豆の値段・価格[単位:1ﾊﾟｯｸ･50g×3又は45g×3]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は104円。標準偏差は13円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は12.5%。納豆の変動係数をその他の品目と比較した結果、納豆の価格の地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注3)。

納豆の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は25。同様に、下落した都市の数は18、変化のない都市の数は38となりました。
81都市の中で納豆の値段が最も安い都市のランキング第1位は83円[単位:1ﾊﾟｯｸ･50g×3又は45g×3]の佐倉市、次いで84円の旭川市、85円の所沢市の順です。同様に、納豆の値段が最も高い都市は165円の那覇市。また、最も高い那覇市と最も安い佐倉市との価格差は82円となっています。

納豆の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年9月 2024年8月 2024年9月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1ﾊﾟｯｸ･50g×3又は45g×3、順位]

都市名	2023年9月	2024年8月	2024年9月	ランキング (安値順)
札幌市	100	105	105	47
函館市	98	101	101	39
旭川市	89	84	84	2
青森市	95	106	109	58
盛岡市	128	128	133	79
仙台市	100	100	99	31
八戸市	96	106	106	49
秋田市	122	120	112	64
山形市	113	100	100	35
福島市	106	102	102	41
郡山市	92	93	93	11
水戸市	103	104	98	27
日立市	108	106	114	67
宇都宮市	93	93	93	11
小山市	87	89	89	6
前橋市	98	93	93	11
さいたま市	93	95	95	22
熊谷市	98	95	95	22
川口市	98	98	99	31
所沢市	92	85	85	3
千葉市	100	96	100	35
佐倉市	86	86	83	1
浦安市	93	90	90	7
東京都区部	100	98	97	26
八王子市	85	96	96	24
立川市	98	101	101	39
府中市	96	93	93	11
横浜市	95	93	94	18
川崎市	92	95	94	18
相模原市	92	98	98	27
横須賀市	98	95	93	11
新潟市	85	88	88	5
長岡市	84	92	92	9
富山市	114	113	122	75
金沢市	112	112	115	70
福井市	117	117	120	72
甲府市	112	109	109	58
長野市	96	94	94	18
松本市	96	110	110	62
岐阜市	117	125	128	77
静岡市	103	112	103	43
浜松市	108	112	112	64
富士市	89	86	86	4
名古屋市	112	114	113	66
岡崎市	111	114	114	67
津市	123	126	133	79
松阪市	128	133	128	77
大津市	122	120	120	72
京都市	107	112	106	49
大阪市	108	120	121	74
堺市	107	118	118	71
枚方市	106	125	125	76
東大阪市	90	97	92	9
神戸市	103	100	102	41
姫路市	104	104	104	45
西宮市	101	101	98	27
伊丹市	109	112	107	55
奈良市	114	109	104	45
和歌山市	93	106	109	58
鳥取市	111	106	108	56
松江市	115	106	106	49
岡山市	105	95	109	58
広島市	97	95	99	31
福山市	90	80	91	8
山口市	108	111	111	63
宇部市	103	95	100	35
徳島市	108	111	114	67
高松市	95	95	105	47
松山市	108	98	108	56
今治市	108	103	106	49
高知市	106	101	106	49
福岡市	104	100	100	35
北九州市	100	98	98	27
佐賀市	93	96	93	11
長崎市	96	94	94	18
佐世保市	103	103	103	43
熊本市	103	103	99	31
大分市	101	98	96	24
宮崎市	93	93	93	11
鹿児島市	109	103	106	49
那覇市	160	165	165	81

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。