鶏卵の価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年における鶏卵の消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比28.6%増の135.4。4年連続の増加。1990年以降で当年が最大。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の鶏卵の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の鶏卵の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別の鶏卵の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1パック･10個]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記の鶏卵の表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と鶏卵の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の鶏卵の値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別の鶏卵の値段・価格[単位:1パック･10個]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は294円。標準偏差は20円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は10.4%。鶏卵の変動係数をその他の品目と比較した結果、鶏卵の地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注4)。

鶏卵の前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は81。同様に、下落した都市の数は0、変化のない都市の数は0となりました。
2023年において、81都市の中で鶏卵の値段が最も安い都市のランキング第1位は205円[単位:1パック･10個]の八戸市、次いで217円の長岡市、231円の新潟市の順です。同様に、鶏卵の値段が最も高い都市は332円の那覇市、次いで329円の高知市、321円の松山市の順です。また、最も高い那覇市と最も安い八戸市との価格差は127円となっています。

鶏卵の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1パック･10個、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	192	201	277	6
函館市	194	203	289	22
旭川市	230	239	293	28
青森市	188	193	254	5
盛岡市	224	232	317	77
仙台市	239	240	294	33
八戸市	138	156	205	1
秋田市	208	234	287	17
山形市	231	235	289	22
福島市	222	223	288	21
郡山市	204	205	279	9
水戸市	206	213	296	38
日立市	215	225	299	47
宇都宮市	214	217	280	10
小山市	225	223	283	13
前橋市	230	226	293	28
さいたま市	222	232	293	28
熊谷市	230	214	237	4
川口市	232	239	281	12
所沢市	224	239	307	64
千葉市	216	225	287	17
佐倉市	234	242	295	35
浦安市	278	267	304	56
東京都区部	228	239	297	42
八王子市	255	263	297	42
立川市	248	258	307	64
府中市	214	224	290	24
横浜市	234	244	300	48
川崎市	229	230	296	38
相模原市	217	227	287	17
横須賀市	231	238	294	33
新潟市	183	167	231	3
長岡市	149	158	217	2
富山市	257	264	309	70
金沢市	230	240	305	60
福井市	223	221	310	74
甲府市	229	243	304	56
長野市	244	249	314	75
松本市	204	209	305	60
岐阜市	223	227	278	7
静岡市	257	266	309	70
浜松市	235	242	284	14
富士市	223	231	301	52
名古屋市	229	244	306	62
岡崎市	252	278	318	78
津市	220	227	304	56
松阪市	214	217	280	10
大津市	256	257	302	55
京都市	236	232	300	48
大阪市	244	246	296	38
堺市	235	234	297	42
枚方市	227	242	314	75
東大阪市	213	215	287	17
神戸市	214	216	301	52
姫路市	213	214	285	15
西宮市	227	214	293	28
伊丹市	221	219	286	16
奈良市	233	240	292	26
和歌山市	227	249	304	56
鳥取市	239	236	297	42
松江市	232	229	292	26
岡山市	239	211	298	46
広島市	230	233	309	70
福山市	218	222	295	35
山口市	212	231	308	66
宇部市	225	234	308	66
徳島市	236	234	295	35
高松市	223	227	301	52
松山市	234	242	321	79
今治市	224	226	300	48
高知市	244	248	329	80
福岡市	216	228	308	66
北九州市	226	234	308	66
佐賀市	209	211	309	70
長崎市	216	226	306	62
佐世保市	194	206	278	7
熊本市	206	214	293	28
大分市	213	219	300	48
宮崎市	210	215	296	38
鹿児島市	209	208	290	24
那覇市	225	233	332	81

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。